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女性モデルそっくりのロボット開発、人間のような感情表現

2010-04-04 18:00:06 | 日記
 大阪大学の石黒宏教授と国際電気通信基礎技術研究所(京都府精華町)は3日、実在の女性そっくりの姿で、表情を遠隔操作できるヒト型ロボット「ジェミノイドF」を大阪市内で発表した。ジェミノイドFはサンリオ子会社のロボットメーカー「ココロ」(東京都羽村市)が製造し、約1000万円で5月に販売される。

 ロボットは、20代の女性の容姿を再現し、座った状態の高さが140センチメートル、重さが30キログラム。ロボットは12個の駆動装置を空気圧で動かして表情を作っている。手足は動かないが、目、口、まゆ、首など9カ所が動く。パソコン上の操作で、笑う、怒る、悲しむなどの表情を作れ、操作する人の音声を再現して対話もできる。

 開発者らは「これまでの実験データから、患者が医者に問診を受けるとき、ロボットがうなずいたり、微笑みかけたりすることで、患者の精神安定につながることが分かっている」とし、病院や博物館など実生活での活用に期待していると述べた。

 海外でも複数のメディアが報じている。米紙によると、同じ衣服を着たロボットのモデルとなった女性は、「まるで双子の姉妹ができたようだと思ったが、操作してみると自分自身のように感じた」と親近感を持った様子で話したと伝えている。

 また石黒教授は、米紙に「新しい技術は心配や反感を持たれることが多いが、研究者としては、ロボットが人間のような感情を表現できるようにしたい」と抱負を述べた。石黒教授は、これまでにも自分そっくりのロボットを製作した実績をもつ。(編集担当:桐山真帆子・山口幸治)


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