【Gartner調査】2010年第1四半期のノートPC出荷台数、43％の増加

　米国の調査会社Gartnerによると、2010年第1四半期（1-3月）の世界ノートPC出荷台数は4940万台に達した。前年同期比では43.4％の増加と、8年ぶりの高成長を記録した。売上高は約360億ドルだった。

　出荷台数増加の大部分を占めたのはネットブックで、71％増と急増した。Gartnerは、iPadをはじめとするタブレット・デバイスの登場がネットブックの売上に影響することはないと予想している。

　Gartnerの主席アナリスト、ランジット・アトワル（Ranjit Atwal）氏によると、ノートPC出荷台数に占めるネットブックの割合は約20％で、2009年第1四半期の約13％から増加している。

　Gartnerでは、ノートPCの売上統計に、iPadのようなタブレット・デバイスは含めていない。タブレット・デバイスを従来のノートPCやネットブックの代替品とは見ていないからだ。

　アトワル氏は、ネットブックとタブレットには価格を含め、まだ多くの相違点があると指摘する。一方で同氏は、タブレットの価格が低下すれば状況が変わっていくとも語る。Gartnerは、タブレットに最も多くダウンロードされるアプリケーションを見れば、タブレットが将来的に一部のノートPCに取って代わり得ることがよくわかると説明している。

(Mikael Ricknas／IDG News Serviceストックホルム支局)


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