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野口さん5Gに耐え6月2日に帰還へ

2010-05-30 12:00:08 | 日記
 野口聡一宇宙飛行士(45)が、国際宇宙ステーション(ISS)での半年間の滞在を終え、6月2日にロシアの宇宙船ソユーズで帰還する。

 日本人がソユーズで宇宙から戻るのは、TBS社員だった秋山豊寛さん(67)が1990年末に飛行して以来、19年半ぶりとなる。

 ソユーズは、野口さんら3人を乗せて、日本時間午前9時ごろISSを離れる。地上へ向かう噴射の後、主エンジンなどを分離し、帰還船だけで大気圏へ突入。カザフスタンへ同午後0時27分に着陸の予定だ。

 突入から着陸までの約23分間に、最大で4~5G(重力の4~5倍)という強い加速度が飛行士にかかる。ヘリコプターで迎えに来てもらえるよう、位置を示す信号を出しながら降下し、パラシュートと小型エンジンで減速して着陸する。

 安全性には定評のあるソユーズだが、最近では2007、08年に2度、帰還船の分離などで異常が発生し、通常より急角度で降下する事態となった。加速度が8~10Gにもなり、08年には飛行士1人が負傷した。

 野口さんは、23日に行われたISSからの記者会見で「(安全策が)何重にも用意されており、不安はない。私もソユーズの操縦にかかわることができ、飛行士冥利(みょうり)(に尽きる)」と語った。


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