抜け毛

いやいや、それはいけません。
へたに抵抗すべきではないですよ。
だってそうでしょう、考えてごらんなさい。
すだれのような見苦しい薄毛と
皿をのせているかのごとき美しい円形脱毛。
どちらが鈴木さんに愛されるのか。
抜けるなら、抜けるがままにしておくべきです。
むしろチャンスですよ。

生の歓び

物理学には平行世界という概念がありまして、それによれば矢島のスジが存在する世界と存在しない世界が並立している可能性があるそうです。
私は矢島のスジが存在する世界に生まれてほんとうによかったと思います。

上段下段

3人だけ台にのせると。
前列・後列ならぬ、上段・下段ですか。
えらい露骨なことをするなあって気もしますが、こういう方針なのかもしれませんね。
モームスやキュートとは違って、ベリーズは建前上「スターティングメンバー」。メンバー同士、またグループ外の連中もライバルなわけです。
長くグループ活動してれば友達同士の狎れた関係になってもおかしくないので、折々にこうしてはっきりした差異を設けて競争心を刺激しているのかもしれません。

ジンギスカン

「他他他」の3曲のうちでも、「ジンギスカン」については特に事務所も期待してたフシがあるんですよね。
なんといってもゲンのいい70sディスコものですし。
クイズ番組へのネジ込みといい、PVまで作るリミックスといい、あきらかに「仕掛け」てきてます。
まあ現状では、世間はおろかファンすら乗ってないわけですが。

戦え真野ちゃん

以前、mano e rinaはスペイン語では「手と喧嘩」だと申しましたがエキサイト翻訳によると
「私は流れて、戦います」
だそうです。よかったね真野ちゃん

愛情的不買

いや、買うとですね、客になってしまうじゃないですか。
ええ、たとえばですね。ここに鈴木ちゃんがいるとしましょう。
鈴木ちゃんが私に笑顔をくれるとします。
鈴木ちゃんがあなたに笑顔を贈るとします。
同じようでいて、まったく違うんですよ。
つまりですね、私への笑顔は愛情のあらわれ。
あなたへの笑顔は客へのサービス。
ぜんぜん違うでしょう。
あなたは鈴木ちゃんの愛情を受け取るチャンスを永久に失くしてしまったんですよ。
しかも金を払ってね。
私も買ってあげたいんですけども。
だから買えないんですよね。

おふざけ系

で、その「他他他」の3曲については、コミカルな要素からかひとくくりに「おふざけ系」などと呼んで嫌う人もいるようです。
ただ思い起こせば、モームスの「LOVEマシーン」も、プッチモニの「ちょこっとLOVE」も、ミニモニの「じゃんけんぴょん」も。ハロプロでドカーンと売れるのは「おふざけ系」と呼んで差し支えない、どこかしらぶっとんだ曲なんですよね。
ベリーズもながいこと中空飛行してて、制作もそろそろ起爆剤的なキッカケを模索してるんじゃないかと。
恋恋恋～からの転換は危機感の表れかなと、そんな気もします。

歌詞にみるベリーズの方針転換

モームスの歌の詞は恋愛に関するものと人生の応援歌的なもの、この2つが多いです。あとは日常を歌ったものだったり、人間賛歌だったり教訓だったり、それらの組み合わせであったりと。数が多いだけにまあいろいろあります。
ベリーズの場合、シングルに限っていえば恋愛の歌ばっかりなんですよね。恋愛に関する歌を「恋」、その他を「他」として「付き合ってるのに片思い」までのシングルを並べると、

恋恋他恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋恋

となり、早い話が「ピリリ～」以外ぜんぶ色恋の歌です。
が、この後の「ジンギスカン」以降を並べると、

他他他

となります。
バランスをとりにきたのかもしれませんが、これまでの恋愛一辺倒からなんらかの方針の変更が行われたとみていいと思います。

熊井ちゃんニュース

熊井ちゃんグループの熊井ちゃん会社は２日、ＪＲ熊井ちゃんの熊井ちゃん駅（熊井ちゃん市熊井ちゃん区）構内に約１２万通の熊井ちゃん物を約２か月間にわたって放置していたと発表した。熊井ちゃん物には「熊井ちゃん特別便」約４万５０００通も含まれていた。
放置されていたのは、主に熊井ちゃん方面に配達される熊井ちゃん物。９月２３日に熊井ちゃん支店から新熊井ちゃん支店あてにコンテナで発送された。コンテナは翌日に、熊井ちゃん駅に到着したが、そのまま放置されていた。１１月２７日になって、下請けの熊井ちゃん業者の熊井ちゃんが、熊井ちゃん駅構内に滞留しているコンテナがないか調べたところ、熊井ちゃん物が入ったままのコンテナが見つかったという。コンテナ丸ごとの熊井ちゃん物が放置された事故は、熊井ちゃん化後初めてだ。
熊井ちゃん会社によると、新熊井ちゃん支店の熊井ちゃんがコンテナの帳簿の確認を怠っていた。また、下請けの熊井ちゃん業者同士の間でも、輸送したコンテナ数を確認する連絡が徹底していなかった。
見つかった熊井ちゃん物は、熊井ちゃんの了解を得た上で、順次配達する。熊井ちゃん特別便については、熊井庁の了解が取れているため、１２月３日以降に順次、熊井ちゃんに配達される。熊井ちゃん会社の熊井ちゃん敏朗常務は、記者会見で「熊井ちゃん防止策を熊井ちゃんする」と熊井ちゃんした。

ダメっ子

「ダメっ子萌え」、つまりはダメな子をみて、保護せねば、自分がなんとかしてやらねば、と思う感情のことですが。
これを戦略的に扱ったり、また扱われたりする技術についてはおそらく二次元のほうが発達していると思うんですけど、ハロプロにももちろんあります。

初期石川などもかなりのダメっぷりだったんですが、モームスでダメっ子といってまず思いつくのはやはり辻です。不器用でポヤーンとしてて、歌パートは「タブン」のみ。
ファンもむしろ辻には、バリバリ活躍するより、人並みのことができたときに「よしよし」とほめてやりたい。そういう視線で見ていたように思います。
そしてダメっ子として華々しくデビューしたのが紺野です。加入時の「赤点」という評価と、のちのミュージカルでの抜擢を考え合わせると、紺野の成長をモームスのサイドストーリーにしようと、そういう事務所の狙いもみてとれます。
事務所が意識的にダメっ子市場の開拓にのり出したのは紺野からでした。
この流れは6期にも続き、道重、ぽやーんとした雰囲気、壊滅的な芸能スキル、の彼女がおそらくその役目を期待されて加入しました。
ご存知のとおりのちに道重はナルシストで毒舌という妙なキャラに開眼し、事務所の思惑は崩れたわけですが、思いがけず亀井が猛烈なダメっぷりを発揮し、いま現在モーヲタのダメっ子萌えを一手に担っています。

自然状態における人間は自己愛と憐れみの情に従って行動する、とルソーとかいうおっさんが言ってます。
可哀想、と思わせるのは応援するにあたって強烈な動機になるんですね。
保護欲ともいうべきこれは父性や母性につながる、はなはだ根の深い感情で、顔がスキとか歌がウマイからとか、そういったものよりずっと拘束力があります。
ここにはまり込んでしまうと、もはやサイフのヒモなど存在も許されず、事務所からみればカモ以外のなにものでもなくなります。

ベリーズの場合、最もダメっ子の素質があるのは菅谷なんですが、本人がそのキャラをかたくなに拒み、そのせいかヲタも私のような「みそ派」以外は菅谷のダメっぷりを認めない傾向にあります。
ここを見逃さないのが嗣永です。
本来の嗣永は歌もダンスも及第点、けっこう器用で勝負強さも持ち合わせているという、ダメっ子にはほど遠い存在です。
ところがここぞのとき、嗣永は積極的に自分のダメをアピールし、保護欲を駆り立ててきます。
ジェットコースターに乗れなくて泣き。
ボウリングでは股投げをしてガターに落とし。
坂道は登れず。
不必要に創作料理をつくり不評をかう。
彼女は自分のダメが必ずしもマイナスにならない、むしろプラスとして働く作用を理解しています。

私個人は鈴木もダメっ子でいけるとみています。
もちろん鈴木はキュートのエースとして八面六臂の活躍なんですが、へなへなした雰囲気、運動オンチの自覚、勝負にこだわらない性格。そしてなにより、あの困った眉。ダメっ子には十分な素質で、明確なダメっ子が不在のキュートにおいては期待ができます。
それだけに、このあいだのDVD、トランプ大会で優勝した、というのは非常にマズかったです。
よりにもよってスピードを競う「スピード」で優勝、これは致命的な失敗です。ここは負けておかねばならないところです。
私などはかなりガッカリしました。ダメっ子萌え市場はひとつの状況判断が死活をわかつ、厳しい世界でもあります。

ダメっ子に対し、いちど保護者の立場になってしまうと強力なファンになるのは述べたとおりですが、それが底抜けでいつまでも続くかというとそうでもなく、対象がダメっ子から脱却した時点でそれは終わります。
ダメっ子が幸せな結婚をしたり、難関私大に合格したり。
そのとき保護者であるはずの自分が、実はダメっ子であったことに気づくのです。