未来のいいオトコ…

この３日間、甥っ子ハルト王子が帰ってきている。
御年、１歳４ヶ月。
こやつの行動が、観察してみるとすこぶるおもしろい。

たかだか１ヶ月半ほど前に歩き始めた彼は、
よちよち歩きなのに妙に足が速い。
一時期ほど、人見知りはしなくなったものの、
人の好き嫌いは激しい。

基本的に子どもは大好きだ。
ジャ○コのおもちゃ売り場にて、
見かけた子ども（男女問わず）に
「あそんでぇ～」とばかりに突進するので、
そのたびに、止めに入る方が大変だ。
おもちゃを欲しがってだだをこねる方が、
まだかわいい…こともないか（笑）

そして、無類のお姉さん好き
○ャスコでも、目の前をお姉さんが通り過ぎると、
ナンパオトコのような視線を送る。←マジで

飲食店に入れば、ウェイトレスさんにとろけるような笑顔を見せる。
←赤ちゃんおむつのＣＭにでれるよ。
それなのに、ウェイターさんがくると、完全無視。
うーむ。我が甥ながら先恐ろしい。

カメラも好き。
いじるのが、ではなく、写るのが、だ（笑）
なんせ、生後３日からカメラ目線をしたオトコだ。
カメラを向けると、これもまた、
モデルさんのような笑顔を見せて下さる。

嘘泣き、コケまねもとくいだ。
もうすでに、すねる姿もいっちょまえ。

これで、しゃべりはじめたら、どうなっていくのかな。
いい男になる素質は結構あると思うけどなぁ。
←おば馬鹿ですとも。それがなにか？

ホンモノの光源氏計画を進める野望がはじまった！
おおきくなったら、さんふぃの二枚目役者になるのだぞ


んー。稽古日記でなくて、育児日記みたいになったか。
ま、いいや。

一週間か…

昨日は、更新さぼってすまんです(>_<)

うちの甥っ子のハルト王子が里帰りして来まして、
接待に夢中でした。
お祭りの花火が綺麗かった

思えば、公演が終わって、
やっと一週間が過ぎたところなんだね。
なんだか、はるか昔のことのような気がしていて、
祭りで、久々に副長の顔を見たら、
なんだかものすごく懐かしかった（笑）

いつもなら、この時期は役が抜けきれなくて、
メンタル的につらいんだけど、
光源氏計画にて、外から創ったため、
もはや「美しい想ひ出」と化しつつあります


でも、そろそろ、本腰入れて、次回作にかからねば。
うーん。
も少し、余韻を楽しみたいんだけどなぁ…フクザツ。

小道具…

さて、そろそろ楽屋話でもばらそうか（笑）

いつもの事ながら、さんふぃの芝居は小道具が多い。
数えたことはないけど、今回は一番多いのではなかろうか？

ざっと数えてみると…。

★各自に剣や槍。（王子は、２本使いました）
　←局長の力作たち。軽くて、細工もこまかいとここだわってます。
　　実は、一番派手な細工の王家の剣が、一番軽くて扱いやすい

★王子の剣の鞘
　←これには泣かされました。過去の稽古日記参照（笑）
　　ちなみに、最初から下げている鞘は、王家の剣になっても使ってました。
　　半チャンが王家の剣を捧げ持ってくるときには、別の鞘を特注。
　　このシーンだけなんだよな。贅沢だな。

★ハーティス
　←これ、正式名称はなんていうのかな。
　　幹部３人が、偶然同じものを持っていたのよね。

★闇の風音。
　←局長の力作その２。ワイヤー細工。
　
★毒薬の瓶
　←１本は、Kylie以来の使い回し。SAMRAIの空き瓶。
　　もう１本は、通称おじん臭（笑）でも、B'Z稲葉氏愛用の香水らしい

★王子に毒を盛るときのグラス。←副長、これ、１００均だっけ？

★パンドラ様のどくろの杯。←こだわりですね、局長。
　　　　　　　　　　　　　　扱いに困ってたね、大ちゃん。
　　　　　　　　　　　　　　
★タルタルソースの犬耳。
　←これは、衣装では（笑）
　　ちなみに、でみさんは、耳つけなくても完璧な犬役者だ
　　　　　　　　　　
★ナーガの森の古文書　
　←　Kylieの契約書のリニューアル
　　　ちなみに、「ナーガの森」とは、「刹那の空」の舞台。

★鼻血止めのティッシュ　
　←　ハルトの胸の谷間にしまわれた後は、終演後までそのままらしい

★沙羅ちゃんのバンダナ
　←実はこれにも泣かされてました。
　　舞台上でつけたりほどいたりするため、汗止めが必要。

　　実は、王子の腕はベビーパウダーまみれだった
　　
　　そして、なぜか、沙羅ちゃん本人より、バンダナに愛があるという噂が…。
　　そんなことないのよ、沙羅ちゃん。
　　
そのくらい、だっけ？
局長、副長フォロープリーズです。

とにかく。
これらのものを、いかにして持って出るのか、いかにして衣装に仕込むのか。
そこに、それぞれにドラマがあったわけで…。

そして本番は、持ってでなかっただの、いらないのに持って出ただの、
落として処理に困っただの…。
すばらしい、ハプニングが次々と

今日は長くなっちゃったので、
そのあたりを、明日はじっくりと。ふふふ。

あ、もちろん、私の責任において、
ばらしてもよかろうというあたりだけにするので。
←キャストのみなさん、ご安心を
　　　　　　　　　　　　　

評判 その２…

でも、そりゃ、やっぱり褒められる方が嬉しいですよ（笑）


今回の、はやと王子に関して、一番多い感想。
それは、

　　「宝塚みたいだった～」


そうでしょ。そんな風に作ったんだもの
そう思っていただければ、こだわった甲斐があるというもの
宝塚ファンの私にとっても、王子にとっても嬉しい感想です。
　
　　←ま、世の中には、「宝塚みたい」というのを
　　　けなす意味で使う人も多いですが。
　　　それは、それとして。

ところで。私。
さんふぃ７年、１５本（だっけ）の芝居の中で、
３本しか、女役をやっておりません
あとは、ずっと、男前担当（笑）


男役って、役者としては特殊技能です。

　←ま、うち在住でもう一人、「女形」という特殊技能をもっておる
　　人がおりますがね。

宝塚は、みんなが女性ですからいいんですが。
うちは、ホンモノの男性の横で演じる。
それだけで、かなり分が悪いです。

恋愛がからんできたりした日にゃ、
「不自然さに、お話に入り込めず…」という、
アンケートを幾度となくいただいたものです（泣）

で。今回。
局長演じるハルト君は、
女性の身体に、男性の心が乗り移ったという設定。
ところが、私の演じるハヤト王子は、
私という女性が演じる、れっきとした男性。

「女の身体って、つかえねぇ～」

とぼやく、女の身体のハルトの横で、
同じく、本当は女の身体の私は、
男性に見えないとおかしいのだよ。
ハルトの台詞が、そのまま自分に返ってくるぅ…。



ただ、幸いにも、今回はそのあたりをつっこまれることはなく。
うん。あたしの男役ぶりも、板に付いてきたのかな…にやり
とほくそ笑んでいましたら、

　「あきらめられたんちゃうん？」

常連サマのありがた～い一言。

そ、そうね。そのとおりかも。
でも、いいの。
それならそれで、極めるからっ

評判…

日に日に、自分の疲れを実感する（泣）
衣裳小道具、メイク道具一式も、
楽屋から持って帰ったまま、片付かず。
寝ても寝ても眠い日々


そんな中、評判だけは、続々と耳に入る。

特に、目の肥えた常連さまは、
結構キビシイことも云ってくださる。
それはとてもありがたいことだ。

自分達が気持ちいいだけではダメ。
次に、もっといいものを創るためには、
耳の痛いダメだしにこそ耳を傾けねば、ね



昔、初めて脚本＊演出をした時に、
ある人に、こっぴどい批評を頂いて、
キレそうになった。
でも、その悔しさがあるから、
今もがんばれているのかなと、今、ふと思う。

ん。あたしも、大人になったもんだ

お稽古…

火曜日だけど、お稽古がない。

やっとのことで仕事を終えて、
体引きずって帰ってきたくせに、
それでもお稽古がしたい私は、
よほどの芝居ジャンキーだ（笑）


本番前は、家族より長い時間を仲間と過ごす。
それゆえ、急に逢わなくなると、妙なさみしさに襲われる。
この空白は、きらいだ


ああ、でも、今年はブログが出来たから、少しは、孤独じゃないかも。
局長も、副長も同じなのかぁ…と妙に連帯感がふかまったりして
ダイレクトメールでも話すけど。
おもしろいものだ。


体力が回復したら、おもしろい楽屋話を紹介したいと思いつつ。
とりあえず、おやすみすみ←これも、さんふぃ語録だな

き、筋肉痛…

燃えつき中です。

昨日は、ゆっくり眠れるかもなどと書きましたが、
大ウソになりました（泣）
緊張感から、解放されずに、
きっかけがどうのこうのという悪夢ばかりみてしまいました…。
うまくいかんもんです。

出来には満足しても、4ヵ月ばかり育ててきた
「光の君」との別れは辛い、らしい
まぁ、いつものことなんだけど。
それまで毎日逢ってたのに、
突然、ふっといなくなるからね…。
さみしいんだな。

で、だ。
そのあとに来たのが、
足回りを中心とした筋肉痛…。
ゲネの後から、日を追ってひどくなり、
今日は動くたびに、よっこらしょの掛け声が必要。

ああ、昨日までは、エレガントな貴公子だったのにねぇ。
←遠い目（笑）

ま、それだけ、熱演だった、ということで？

終わった…

という台詞を、劇中でハヤト王子が云います。
魂をこめて、すべてをやり終えたあとに。



今が、まさにその心境です。


細かなミスはありましたけど（笑）、
満足して終われたことに、感謝します。


結局、光源氏計画は、大成功だった
…と言っておこう。
王子と離れるのは、さみしいけど（泣）

今夜は、久しぶりによく眠れるかもしれません。
おやすみなさい。おつかれさま

一日目…

本番、一回目終了。かなり、かんだ（笑）

ただ、メイクがうまくいったのと、
有能な舞台監督が落ち着かせてくれたおかげと、
みんなのテンションに助けられ、
なんとか合格点の出来、かな。


こだわってきた、身のこなし、
目線の芝居を誉めてくださる方もあり、
素直にうれしかったです

でも、有終の美をかざるには、
あとひとふんばり集中力が必要。
気を抜かず、笑って終わろう。

おおっ！

昨日のお休みは、ゆっくりすごそう！！
と思ってたんだけど…。
思いつく、こまごまとした雑事が（笑）
この期に及んでも、結構まだやることはあるのだ

そして、最後の仕事が、自分のメイクプラン
平日夜のゲネプロは、非常に忙しい。
他人のメイクをするまえに、自分のに時間はかけられないので。

で。今回の光源氏計画。
いつもは、けっこうきつめの顔に仕上げているもので、
貴公子のような優男の顔にはどうやったらなるのだ？
よって、うち在住のメイクアドバイザー、
まーくん（弟）にアドバイスをお願いする。

弟がメイクアドバイスって、おどろくなかれ。
彼は、専用舞台化粧道具一式そろえておられる。
宝塚ばりの付けまつげ付き化粧もこなす。
あ、ちなみに、日常生活では化粧はしてません（笑）

彼のアドバイス。アンド、裏技にて、
今までとは、まったく違う顔に仕上がった。
自分で言うのもなんだが、
結構な男前に仕上がった
いや、まじで。

メイクの力もすごいもんだ。
いつも、化粧をしているくせに、
妙に実感する


さてさて、今日のゲネプロ。
昨日のメイクは？再現できるのか？
時間ないからなぁ…（笑）

ま、本番は、必ず！！