さんふぃ【稽古日記】~おきた編~

お居くらぶさんふぃーるどは鳥取県,日野町を中心に活動するアマチュア劇団なのよさ!

観劇報告 マジシャンの憂欝2

2007年08月15日 | 稽古日記
そこで思い出すのは、「NEU」でsegakiさんが言われていたこと。無難に格好いいオトコというのは、女は欲しがらない…。そう、そうなの。ちょっと格好わるい部分とか、隙が垣間見える方が魅力的だ。それを、見るからにセクシーで格好いい男役が演じるから余計にいい!わけで。ここに、一見宝塚らしくない人間ドラマが宝塚でこそ成立する由縁があるのだよ。うん。
ちなみに、あたくしも男役を演じる時には、隙をチラ見せするとこに命かけたりしますよぉ。欲しがってもらえるように(笑)
ん?これって、観劇報告じゃないか?ま、いいよね(;^_^A

観劇報告 マジシャンの憂欝1

2007年08月15日 | 稽古日記
正塚晴彦さんの作、演出。話自体は、透視能力を持つという触れ込みのマジシャンが、王家の事件に巻き込まれ、解決するという単純なモノ。
でも、正塚作品は、人間ドラマがおもしろい。キャラクターの描き方が宝塚らしくないのが特徴(笑)。まず、主演の女性は、必ず一本立ちした強い人物像。(今回も、王家のボディーガード)宝塚の娘役らしからぬ地声で台詞を言う。その女性に、主演男役は振り回されるのが定番。「え?」「は?」「ち、ちょっと!」といった台詞をしょっちゅう言っている。完璧な二枚目ではない、格好わるいところも曝け出す。そこが魅力となる。