恩返し…

昨日、母が手術をした。一週間ほどで退院できる簡単なものとはいえ、体に刃物を入れるとあっては、やはり心配。それでなくても、本番前の一番ナーバスな時期にぶつかってしまい、動揺し、落ち込んだ。でも、考える。これは多分試されてるんだ。あたしが、今まで好きな芝居にこれほど打ち込めるのは、母をはじめ、家族の支えがあってこそ。今こそが恩返しのチャンス。今が乗り越えられなければ、芝居をする資格も価値もなくなるような気がする。
幸い手術は無事成功。本番の山を今度は乗り越える番。自分の力でなんとか出来る分にはたやすいよね

時空警察官 姿ななみの事件簿 2077 年7月5 日

椎名からクロノスの鎌について定期報告。お互い、モニター越しに苦笑い。直の上司と部下になるなんて…やりにくいったら(*_*)

「で、警部殿。今後の指示は？」

帰還命令よ。10日後までに、後任に引き継いで欲しいの。

「…理由は？」

ドクターストップよ。過重ストレスにつき、休養が必要だって。

「了解しました…。」

時空警察官 姿ななみの事件簿 2077 年7月4 日

課長のおつかいと、昇格のあいさつも兼ねて科捜研の榛名さんに逢う。

「ななみさんも、いよいよ警部かぁ。なんだか、貫禄がでてきたね。」

てへっ。新人の頃から知られてるから、なんだか照れ臭いです(*_*)

「…なんだか、益々彼女に似てきたなあ…。」

は？？

「いや。こっちのこと。なんでもないよ。」