真如堂から黒谷へ。
この道を通るのは何度めだろう?
何度歩いてもいい雰囲気。
夏に訪れた時は、くちなしの花の香りでむせ返っていた。
山一帯が墓所ということもあってか、静かで木々の傷みも少ないような気がする。
栄摂院(えいしょういん)という、普段は公開されていない寺がある。
木戸を潜り抜けて、入口に拝観料ではなく、お志ということで木箱が掛かっている。
相方と二人分を入れた。
硬貨が落ちる音が境内に響き、しまったお札を入れるべきだった!
いえいえ、この音がなんとも言えない胸の内に響き、思わず手を合わせたくなる。
狭い境内だが、抜群の紅葉と雰囲気。
ずらりと並んで紅葉を眺めている皆さんの前を通るのも気が引けるほどだった。
奥の方の紅葉が素晴らしかったが、墓所の中のようだった。
数えきれないほど京都へは来ているが、久しぶりにいい紅葉に出会えた。
陽射しがあれば、もっと感激したかも・・・?
いや、これでヨシ!
撮影地 京都 黒谷 「栄摂院」