睡蓮の千夜一夜

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馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

気になる事件の備忘録:大阪北区ビル4階の火事(12/17)

2021-12-19 14:25:00 | 時事・世相・昭和~令和


心肺停止で救出された27人のうち24人が死亡、
場所は心療内科クリニック、放火犯は患者の中のひとり。

ぼくは関心を持ってこの事件を注視している。
現時点で、ぼくの知りたいこと、記事として残しておきたいことが
過不足なく掲載されている毎日新聞の記事を下記に要約転載。


〇12/19深夜に配信された毎日新聞の記事
大阪市北区曽根崎新地1の雑居ビルにある心療内科クリニックで24人が死亡した
放火殺人事件で大阪府警は19日未明、クリニックの患者だった谷本盛雄容疑者61歳
が事件に関与した疑いがあると特定。逮捕前に容疑者名を公表するのは極めて異例。

火災は17日午前、ビル4階の「西梅田こころとからだのクリニック」で発生。
容疑者が持参した液体入りの紙袋を蹴り倒し漏れた液体に引火して燃え広がった。
府警捜査1課によると、谷本容疑者の運転免許証が入った財布をビル内で発見。
クリニックに設置されていた防犯カメラにも出火当時の様子が記録されており、
谷本容疑者の関与を特定したという。

谷本容疑者は事件後、心肺停止状態で救急搬送された。
集中治療で蘇生したが、重度の気道熱傷や一酸化炭素中毒などの影響で重篤な状態が
続いている。府警幹部は氏名公表に踏み切った理由について「容疑者の健康状態から
逮捕状を請求できないが、事案の重大性を考えた」と説明。
被害者遺族の感情などにも配慮したことを明らかにした。
以上


ぼくが気になること
・犯行場所が容疑者が通院する心療内科クリニック
・大量殺人は道連れ?
・容疑者の責任能力と精神病との因果関係
・容疑者の生活環境と家族との関係

警察とメディアは精神疾患者が関わる事件は及び腰で
詳細なドキュメントを公表しないことが多い。
今回は逮捕前に容疑者の氏名等を公表した大阪府警の
おかげで暗黙の中に対処されることはないだろう。

きょうび心療内科に通うことがアブノーマルとは云えない
ご時世にこんな事件が起きては、軽い鬱ぐらいで心療内科
受診に怖れを抱くかもしれない。
専門の医師なれど心療内科もしくは精神科の境にいる危険な
患者を見抜くのは困難だったのか...それも疑問に思う。

現代に生きる人は多少なりとも心に不安分子を抱えながら
けなげに働き、普通の生活を送っている。
ぼくもあなたも。




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