睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

雨の朝の三度寝と珈琲・今日は万年筆の手入れをして遊ぼ

2019-06-24 08:11:11 | ひびつれづれ



電車の通過音、
ゴォォォォォーを消すほど強い雨が降っていた。

朝起きて洗面所へ行くふりしてキッチンへ行く。
棚に並んでいる珈琲の瓶からサントスを選び、
ネルドリップと一緒にリビングのテーブルの上に置いた。

せっかちな自分がソファーに座り珈琲を淹れる。
鶴の首みたいなドリップ用ポットから湯をそそぎ、
最後の一滴が落ちるまでこころして待つ。

お気に入りのマグカップの八分目に収まった。
今日はなにもかもうまくいきそうな一日になる、
そう確信しながらブラックで飲む。

いつもなら丸いシュガーとミルクを入れるのだが、
今日は雨の朝だから気取ってみた。




バルコニーを打つ雨を眺めながらM6で撮る。
カラーがモノクロになる気分は眠気を誘い、
そのままうとうとして、
目が覚めたらもうこんな時間になっていた。

5時半に目が覚めてから三度寝して、
こんなぐーたらでいいのかい?
いいんだよww

自分が自分を肯定してやらなくて、
誰がするんだよ。

持ってきた万年筆は12本あった。
まずは書けるor書けないに分けた。
左の5本はOK、
右の7本はしばらく水に漬けておく。

固着したインクをよーく水になじませ、
コンバーターをしゅこしゅこして最後の一滴まで
古いインクを絞り出す。

珈琲の逆パターンみたいで面白いな。
今日はそれで遊ぼ。






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