睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

けだるい朝に思うこと

2018-10-10 08:08:15 | ひびつれづれ




ブログを書くテーマは決めないしなんの用意もしない。

毎朝ねぼけマナコで机に向かう。

夢も見ずに熟睡した朝は昨日の引っ掛かりがないから
ブログを書くテーマに困る。
たいていは風呂につかると単語やセンテンスが湧いてくる。

泉のようにこんこんと湧き出るときもあれば、
間欠泉のようにとぎれとぎれにぼわーっとくることもある。
昨夜は疲れて眠くて風呂も入らずに寝た。

ほんとに眠いときのあの感じはいいよね、
両腕から力が抜けていく、目をあけていられない、
どこでもいいから横になりたいせっぱ詰まった感覚。

先日の八ヶ岳ドライブが効いたのか、
忘れてしまいたいことが山ほどあったのか、
よく分からないが歓迎する。

目覚めのアイドリング状態でオンライン誌を斜め読む。
これだけたくさんの記事がダダ洩れ状態で流れていく、
いや流されてゆく。

ネットの膨大な記憶倉庫の中に圧縮されて押し込まれ、
読者の目にも触れずに朽ちていく。
末はフォルダーごとDeleteされて、はいさようなら。

表紙の角が擦り切れるほど読んだ本がある。
過去形なのは全頁すでに記憶として残っているから、
今は撫でさすって慈しむだけの本になっている。

それでも捨てられない。
書籍だけではなくぼろぼろになっても捨てられないモノが
いくつかある...50年前にもらったyslの時計もそうだ。

ツレには棺おけに入るだけにしてと言われている、
ごもっとも。
愛しいモノは業火の炎に包まれて共に消えればいい。

なんてね、
気だるい朝に思う。





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