散文：海の岩屋に坐りたい

昨日夕方の西の空、

落日直後の夕焼は

空を焦がすように燃えていた。

いつもと同じ光景だが昨日とは違う

寄せ植えビオラの花が6つ開花していた

遅々とした歩みを見るのが愉しみになり

ぼくも遅々とした歩みでじーさんになる。

暁天に坐る朝は真正面から直射日光を受ける
眩しさに半眼の目を閉じれば
橙色の瞼のなかに雑念が浮かび
目玉をぎょろぎょろさせて安定を探す。

そのうちおでこが熱くなる
陽よけのために前髪を落とすと痒くなる
独座大雄法の老師たち
海の岩屋に坐る空海さんは
おでこをかきかき坐ったのだろうか
いやいや剃髪しているから問題はなく
ぴかぴかと後光を放つおでこになるのだろう。

僧侶の剃髪は煩悩を断つ意味を持ち
禅・蜜の修行僧に有髪は見かけないが
浄土真宗は有髪のまま帰敬式を迎える
これは親鸞さんの教えのままにあるがまま。

夜の工事現場は若芽色のシースルー

濃い灰色の天幕シートが夜になり

ライトを浴びると若芽色になる

それが不思議で目をこらす。

妄想のなかにいい夢をみた
朝風呂でつづきしよ

たましひのたとへば秋のほたるかな

(飯田蛇笏『山廬集』所収)

ふらふらと

Have a nice day!

カギもサクもない檻と釘師・Xmasケーキのクリームうまし・今朝の空

7時20分晴れか曇りか微妙な空。この画像のはるか右側に羽田空港がある。南風がない時はC滑走路から北向きにテイクオフ。飛行機の離発着に追い風はダメ、向かい風はよし。向かい風に負けない......

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日没

雲の色は古代紫

西の夕焼けに染まる雨雲と月

月齢10.4の月

夜明け前の金星