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私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

苦しみは悟りへの最高のチケットです

2014年08月29日 14時55分24秒 | 自覚ワーク等の紹介
◇苦しみは悟りへの最高のチケットです◇

悟りを起こさせる、あるいは悟りに向かわせるものとして、様々な経験や出来事等がありますが、その中でも、苦しみが悟りへの最高のチケットなのです。
味わう苦しみが大きければ大きいほど、深い悟りに到達し得るチケットなのです。

ですから、苦しみを感じられたとき、どうか、その苦しい感覚や、苦しみを引き起こしている状況と真っ直ぐに向き合って頂きたいと思います。
そしてできれば、苦しみやその状況に対し、徹底的に受けて立つんだという意気込みを持って頂きたいと思います。

そのとき、自覚(自分を見つめること)をご存知の方は、苦しさを感じている自分、苦しい状況に置かれている自分から目を逸らさず、じっと見つめて頂きたいと思います。

多くの方は、苦しさから逃れよう、何とかしようともがくのだと思います。
それが普通です(私もそうでした)。
しかしそのとき、ただ衝動的に思考を巡らしたり、行動を起こすのではなく、逃れようとしてもがいている自分の姿をしっかりと見つめて自覚して頂きたいのです。
自分が苦しみから逃れるために、どこに行こうとしているのか、何を目指しているのかを冷静に観て頂きたいのです。
そして、それで本当に苦しみから逃れられるのかを冷静にもう一度検証して頂きたいのです。


どのような出来事や状況にも、苦しみの側面は必ず備わっています。

仮に楽な感覚や幸福感を得ていたとしても、それはあなたがその出来事や状況の楽な側面にフォーカスしているだけで、その出来事等の他の側面から目を背けているだけです。
それに、人は幸福感を感じると、その状況等を握りしめてしまいます。
その幸福感を維持しようとして、あるいはさらなる幸福感を得ようとして、その状況を握りしめるのです。
そこには、その状況を握りしめることによる不自由さや、その状況を失うことに対する強い恐れがあります。
その不自由さや恐れは、得ている幸福感が大きいほど大きくなります。
つまり、幸福感等と苦しみ等は、光と影のように常に同じ大きさで備わっています。

しかし、多くの方は幸福感(光)の方にのみ目が行ってしまい、その対となる苦しみ(陰)の方には余り目を向けようとしません。
そして、いざ自分が苦しみ(陰)を感じると、今度は光を求めてもがき始めます。
その繰り返しです。
それが迷いを生みます。

この点について深く追求された方は、自分にはどこにも逃げ場がないことを悟られるかも知れません。


苦しみは、その迷いに気づける最高のチャンスであり、チケットなのです。

どうか、その貴重な貴重なチケットを有効に活かして頂きたいと思います。


コメント大歓迎です。気軽にお書きください。
読んで頂いてありがとうございました。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (よしあき0938)
2014-08-30 03:56:06
初めて、コメントさせて頂いていますが、ちょこちょこブログ読まさせて、頂いています。私も、仏道を求めるものですが、毎日苦行と思える日々を、数年送っています。この記事で、何となく再確認するところがあって、苦しいですが、なるべく仏様の顔で、取り組もうと思います。
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Re: (慧空)
2014-08-30 14:26:06
>よしあき0938さんへ
コメントありがとうございます。
苦しみと向き合っておられるのですね。
ご苦労さまです。
応援しております。
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