昨年9月、時津風部屋でリンチのような状況で死亡させられた、序の口力士時太山こと斉藤俊さんの事件は、角界を揺るがす大事件となった。
この事件について、理事長の北の海親方は「今まで例のないことで、誠に遺憾である」との趣旨の発言をしていた。
この発言について、私は、それこそ遺憾な気持ちを抱いた。本来なら「遺憾である」のみでなく、再発防止策を至急検討する。との趣旨を述べて欲しかった。それを「遺憾である」で何もしないのは、無策も甚だしい。
こんな指導者が理事長をしているようでは、日本相撲界の発展は望めそうもない。