亮のブログ

もと電電公社退職退職の老人です。スポーツ、社会問題など気のむいた記事を自由に載せます。

橋下知事に関すること

2008-02-13 11:28:58 | Weblog
   
 橋下知事の発言
                                                                       
 大阪府の知事になった橋下氏は、テレビで次のような趣旨を職員に話していた。「大阪府は財政赤字で大変である。故に諸君達の給料も減額される場合もあり得る」と、この発言の内容は、全く民主主義を否定したものである。 また、このニュースを報じていた「みのもんた」は他人のことと思っていたのだろう。同調する姿勢を見せていた。
  
  誰にしても現在得ている収入で生計を営んでいる。それが、ある日突然減額されたら忽ち生計が狂ってくる。例えば、みのもんた氏の月収が何億円あると仮定して、ある日、その収入が突然100万円に減らされたとしよう。月収100万円は一般のサラリーマンに比較すれば高額であるから、普通の国民にしては有り難い話である。
 
  しかし、みの氏は、有名なスポーツマンに焼肉を振舞ったりしているので、100万円ではそうした生活を改める必要が生じる。こうなると、みの氏は、こんな現象は容認できないと、異議を唱える だろう。「役人は国民の税金で生活しているから、減額されても仕方が無い」という理論は民主主義の否定である。
 
  役人は役人で、現在の収入で、それなりの生活を営んでいるのである。年金生活者にしても、現在の国民年金は低額であるが、80才代の方は昔の計算で受給しているので、かなり高額の年金を貰っている。それが、「昔の計算は高額だから、現在の計算で弾き直して減額する」となったら、異議を述べるに相違ない。
 
 つまり、過去に得た権利は守られるというシステムが民主主義の根幹の思想である。このことを勘違いして、他人のことと思い傍観しているのは大きな間違いである。  
                             以 上