sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

生き残るための術

2009年01月12日 | flora

この3連休は大荒れのお天気となった三宅島

昨日の上り便は三宅島を目の前にしてそのまま通り過ぎてしまった為、欠航
今日は上りも下りも無事に就航しました。

そして、何より寒すぎる・・・
地元では雪が降っていたようで、山の方では50cmほど積もっているそうな。

昨日は西のテッパツが激しい中、少しお散歩してみました
ものすごい風の中で野に咲く植物たちを観察してみました

葉っぱの先が真ん丸いのが特徴の「マルバシャリンバイ」。葉がうっすら紅葉していました。

三宅島は一年を通して気温差が少ないので、寒暖の差がないから目立つ紅葉も
ないのかな??植物のプロフェッショナルのNちゃんに聞いて見なければ

そして、こちらは「トベラ」の実。

トベラは漢字で「扉」と書く。2月の節分にこの木の枝を扉にはさんで邪鬼を払うという
風習から「扉の木」と呼ばれていたのが由来。それがなまって「トベラ」になったそうです。


秋になると実をつけるのだが、この実が弾けると中から赤い粘性のある種が顔を出します。
島っ子たちはトベラの実の事を「なっとうの実」と呼んでいます。
(トベラの実を見つけて手で触ると、ネバネバしていることからそう呼んでいます

 

島では都道沿いや海岸でよく見かける常緑樹なんですが、只今葉っぱがこのように
より反り返っています。
春や秋には葉はここまで反ってはいないんですが、この季節を乗り越えるための術。

海岸植物とはいえ、この季節は激しく風が吹くと同時に潮が降ってきます。
このように葉を硬くして光沢をつけ葉を反らせる事によってこれらから身を守っている
んですねどの葉っぱも細っそりしています。

冬でも植物たちの生き様をみていると、必死に耐え忍んでいるように見えました。

suggerもこの寒い冬をいかに耐え忍ぶかを植物からちょっぴり学んだような気がします

 

 

 

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コメント (2)
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