日曜日はsugger's blogでも周知していた「ウミガメセミナー」がアカコッコ館で行われました。
自然ガイド「キュルル」のメンバーは強制参加だったので、suggerも行って来ました。
個人的にとても楽しみにしていたので、ワクワク♪♪
エバーラスティングネイチャーの田中氏をお招きし、国内外でウミガメの保全活動を行っている
活動報告や調査からわかったウミガメの現状などをお聞きしました。
後半は三宅島でのウミガメの調査報告をアカコッコ館のレンジャーが行いました
三宅島では13か所の砂浜でウミガメの上陸が報告されていますが、去年の6月には錆ケ浜で
アカウミガメが明るい朝に上陸し、観光協会スタッフが目撃し記録に残しました。
夜中に産卵するアカウミガメが明るい朝に上陸するなんて、非常に稀なお話!!!
もともとウミガメを専門でやっていたわけではなく、いきもの好きが高じて5年前から調査に
携わらせて頂いているので、まだまだ知らないことばかり。。。
関東で見られるアオウミガメの80%以上が小笠原産であることが分かったり、リビングタグを
用いた調査方法を紹介していたりと興味津々・・・津々・・・(笑)もっと知りたーい!!!!
そんなこんなで、もっと掘り下げて勉強したくなりました。そして、もっと勉強しなきゃとしみじみ・・・
でも、老若男女問わず、小学生から大人まで島で暮らす人々がウミガメに興味を持つというのは
保全活動を行っていく上で非常に重要なこと
レンジャーや自然ガイドが浜をパトロールするには限界があるけど、こうやって少しでも知識を
身に着けた方々が足跡を見つけてアカコッコ館に連絡したり、海で遭遇したアオウミガメの写真を
記録に収めてくれたり・・・
それだけでも、三宅島周辺で暮らすウミガメのことを知るには大きな情報になると思いました。
今年の調査は、たくさんの目によって監視され、より充実したデーターを得ることができたらいいな。
そして、それを三宅島周辺で暮らすウミガメたちに何らかの形で還元することができればいいなー。
エバーラスティングネイチャー
http://www.elna.or.jp/
今日は三宅小学校のマラソン大会が行われたので、応援に行って来ました^^
寒波の影響で、昨夜発の定期船は欠航・・・西のてっぱつが激しく吹き荒れています。
そんな中、高学年からスタート!!
てっぱつ強し、途中で雪までちらつくようなコンディションの中、顔を赤らめながら
島っ子たちは一生懸命走りました!
保護者の方以外にも、島民こぞって応援に駆けつけました!!
頑張れ~!!って大人たちに励まされると、ラストスパートをかける子も。
やっぱり声援があると、ちょっぴりパワーでちゃいますよね!!!
諦めずに最後までやり抜くと、その先には達成感や満足感が待ってる・・・
順位が上がって嬉しかった子、追い抜かされて悔しかった子、それぞれに色んな思いが
あったことでしょうね!
悔しかった子はそれをまた来年のマラソン大会で達成感に変えてくれることでしょう!
週明け、子供たちに会ったらよく頑張ったね!とたくさんほめてあげようと思います!!
先週末ごろ、クジラのストランディング(漂着)があったのでレンジャーとガイドで
見に行って来ました。
ちょっとグロテスクな画像なので、苦手な方はご注意くださいませm(_ _)m
釣友の情報では、18日ごろにはこのあたりに漂流していたそうです。
下あごの歯や尾びれの形状からマッコウクジラであることがわかりました。
体調は10m弱ぐらいで性別は不明。
かなり腐敗していて、脂肪層がぶよぶよの状態。
ストランディングの原因は諸説ありますが、悪天候での死亡や外敵に襲われた、
内耳の寄生虫感染などなど・・・真相はわかりません。
サンプルを採集して鯨類研究所に報告できればよいが、ごろたの海苔がつるつるでとても
危険な状態だったのでサンプル採集もできず・・・
あたりは異臭が漂っていて、海鳥やカラスたちが肉片のおこぼれを頂戴しに訪れていました。
マッコウクジラは1999年と2006年にも三宅島で見たことがありますが、こうやって巨体の上に
鳥たちが乗かって肉片をついばんでいる姿を見ると、食物連鎖の営みを感じますね~。
グロテスクな画像で失礼しました^^;
今回は残念な形での遭遇でしたが、海洋は世界中でつながっているので、時々こんな
珍客が訪れてくれる島暮らしってワクワクがいっぱいです♪♪