sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

新コース開拓!!

2009年01月28日 | ネイチャーガイド

今日は午後から自然ガイドのスキルUP&新しいコースのプログラム作りの為
2時間半ほどみんなでトレッキングに行って来ました

風がナライに変り、体感気温はかなり低め・・・。今日も完全防備で(挑)


まずは「物見処遺跡」。これなんて読むんですか???

はい、「物見処」で「もれんど」と読みます

玉石(激しい潮流や波で角が削られた石のこと)を積み上げた独特の形状のものが
いくつも見られます。

この石塚は不受布施派僧の墓、航海安全の碑と言われています。

石塚の上には立派な椿の木があり、落ちた椿の花が石塚をより彩っていました。
以前までは雑木林と化していたようですが、噴火後再び「国学院大学考古学研究室の
みなさんが定期的に演習にこられているお陰でとてもいい状態で維持されています。

この下は大船渡湾を望めるのだが、当時はここから何度も海へと足を運んで
数多くの玉石を持って上がってはこのように積み上げて作ったと考えられています
宝暦7年と書かれた石碑があったのですが、遺跡自体は1610年~1700年代の
ものだとの事。 

この空間に立っているだけで、とってもロマンを感じる事ができました

そして、小道を歩きながらガイディングに使えるようなネタを探しながらトレッキング。

7000年前から8000年前の地層から800年前の地層までを観察してみたり・・・
植物を観察してみたり・・・

 

そして、最後は「小金井小次郎の井戸」へ。

三宅島に島流しの刑にあった「小金井小次郎氏」が水不足に悩むこの場所で
島民のため流人の子分を従えて総出で掘った井戸。

当時は土を固め海岸から石を運んで積み上げ、江戸から送らせた漆喰で目地止め
して作ったそうですが、今はコンクリートでふちを保護され、柵で囲って整備されています。

想像以上に大きくてびっくりしました!!

 

想像の中で時空を超えて当時はこんなだったのかな~?こんな感じだったのかな~?と
イメージするだけでもおもしろい!!

 

三宅島の歴史は深いです!!

 

 

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コメント (6)
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