ご指摘はごもっともです。まず、このユーラシア経済圏構想と言うのは、近い将来の話ではなくて、数十年をかけた将来のビジョンである事、従って必ずしもルーブル基軸通貨、と言う従来型の焼き直しであるとは限らない点など、今までの枠組み内での発想ではないでしょうね @makinoyainSPb
また軍事防衛上での共同と言うのは、要するに経済利害防衛ですから経済協力関係と直結するのも自然なことです。経済利害に関係の無い紛争や戦争など一つもないですから。@makinoyainSPb
冷戦時代を終えて、中国もロシアも既にイデオロギー対立の時代は終わった事を膨大な犠牲の辛酸の上に嫌と言うほど体感、理解した、と言う歴史体験が大きな背景モチベとしてある、と言うことを認識する必要があると思います。@makinoyainSPb
西側の情報・諜報戦略に載せられ、対立している間に西側は大きく発展、追いつけない程のギャップを作られてしまった訳で、この両大国が学んだレッスンは西側が想像する以上の深みと広さ、信念をもった新時代への再出発モチベになっていると思います。@makinoyainSPb
元より、当方はSCOとCISを同一視などしている訳ではないんです。西洋が金融デジタル化を基に、莫大な発展と躍進をしてしまった現実と、自国地域の極端な開発の遅れを逆に、地勢的共通点を利用したオポチュニティーとして見るプラグマティズムを学んだのでしょう @makinoyainSPb
ルーブル基軸通貨を目指す、とは必ずしも限らないですし、いきなりそおへ飛び込むわけでもないと思いますが、先ずは経済共同体化、関税撤廃、移動の緩和などの準備を始めている事実からも、方向性の意向が伺われます。イラン制裁影響で痛い目を見た経験も大きいですし。@makinoyainSPb
SCOとCIS諸国に相互の接近と協働の必要を強く意識させたのは、欧米経済鈍化、ユーロ危機を背景に、米英仏中心にGCCマネーを使った、アフガン・イラクに続きアラブ春、中東アフリカの再編成政策の現実があった事は間違いないと思います。特にもリビア・シリアで @makinoyainSPb
中央アジアへのイスラムの浸透は新しい事ではなくて、大昔からイスラム圏であった所へ、イラン革命・対イラン革命、新原理主義の感染が始まった、と言う事だと思います。この点も露中は元より、全アジア・ユーラシア圏諸国に共通懸念がある点も見逃せないでしょう。@makinoyainSPb
リビア解体の後のシリア落しが今回の様な形、米英仏のシリア空爆決意が頓挫した背景には、CIS/SCOの確固とした軍事的結束がものすごく強く影響したのだとワタシは確信しています。その意味でシリア問題は画期的エなターニングポイントになるのではないかと思います@makinoyainSPb
この点は、日本が知っておいた方が良い、とても大切なリアリティーだと思うんですよね。RT @hitononaka ソ連時代「日本は米国の属国だから可哀想」という調子の教育のため親日傾向がありましたが、新生ロシアはその様な教育は無く、寧ろ「兄弟国中国」の意識が @mikionz
冷戦時代に対立し合い、イデオロギー薀蓄していた間、プラグマティックな西洋はデジタルマネーシステムで世界制覇する方法を構築していた…と言う現実への目覚めは両国に共同共通意識を抱かせたと思います。RT @mikionz ロシア人が中国(人)に対し好感反応と @hitononaka
ロシアは異思想大人口隣国を脅威として見るのではなく、未開大市場=開発発展オポチュニティーとして観る事を学んだのだと思います。中国然り。RT @mikionz ロシア極東地域の「国境の向こうの大量の中国人」という恐れは解消の方向ですか。@hitononaka
@Mydxb 東南アジアでは70年代からパキスタン流のイスラム化が始まりましたが、東南アジアの本来の文化や価値観に消化されて、イスラムが地域独特のものに変わってきていることを感じます。マレーシアでは初代首相トゥンク・アブドゥル・ラーマンの頃の大らかさに戻りつつあるような感じです。
ソ連・アフガン戦争前のアジアのイスラム圏はもっと緩かったと思いますが、原理主義化とA貝田登場後、近年の政府主導のイスラム保守化は、GCC投資マネー、同地域からの観光客増加の影響があると思います。@mikionz
@Mydxb SCO諸国では反テロ、反宗教過激派、反分離派政策が相当高度に制度化されてます。これらが中国式の経済発展と相まって地域に強靭性(resilience)を与えています。これら諸国が外部からの揺さぶりにどの程度持ちこたえるのか興味深く見守っています。
@Mydxb 4つの凍結された戦争のうち、南オセチア、アブハジア、トランスニストリアにジハード傭兵を入れることは考えにくいのですが。「カラー革命」の第二の波を起こすほうがありそうに思います。ナゴルノ・カラバフは相手が回教国なので可能性がありそうですが、シーア派が大部分なので…。
アラブ春を観て判る様に、「傭兵」と言うのは「地元民衆」と言う形をとって導入されますから、「あり得ない地域」と言うのは在り得ないと思います。またこれはイスラムの問題ではなくて、市場管理の戦略と夫々の地域特性に合った戦術の問題な訳で。@mikionz
従いまして、スンニかシーアかは問題ではなく、イスラムか否かも問題ではないです。ただイスラム16億人地域は、そのまま世界最大の天然資源地であり、同時に未開発の最大市場であるので、イスラム絡みになる事が多いだけの事だと思います。@mikionz
西洋文明権力圏としては、その世界最大資源・人口地域=旧世界東洋圏での利権確保、市場確保、影響力確保に全力を挙げる事は確かな事で、戦後、特に60年代以降の西洋の中東アフリカ戦略を観察すると、その方向性や意向、心理が見えてくると思います。@mikionz
イラク、リビア、シリアだって同じ様に考えていたと思いますよ。シリアほどの秘密警察網と強権管理社会で、部族宗派意識より国民意識が確固としてあり、外国依存無い自給独立国として発展し始めていたあのシリアが壊された現実に深刻になった諸国は多いと思いますよ。 @mikionz
中国の様な隣国を敵に回すほど大莫迦な政策はない、とロシアも気付いたから共同することにしたんでしょ。RT @hitononaka どの国でも積極的共生とは言えないと思います。どの政府内でも脅威論を持っており、単に歴史的関係等から噛み付けないだけです。@mikionz
欧州におけるドイツ・ロシアと同じで、決して敵に回し闘ってはならない国とは共同・同盟するしかないのです。RT @hitononaka 単に歴史的関係等から噛み付けないだけです。そんなに単純かつポジティブではありません。状況次第では中国外しがいつ起こっても @mikionz
愛し合う必要はないけれど、敵対しない、占領されない、闘わない、ための知恵が同盟・経済協力関係構築と言うものであるのは、世界のあちこちに事例が見られますよね。嫌いなお隣だからと、国は引っ越す訳にはいかないのですから。@hitononaka @mikionz
なるほど。両国は共通する利害の方が大きいので、西側に苦労させられた分の成長後に向かう将来は、今後も上手な距離とバランス感覚をもった協働を続けると思います。RT @hitononaka 勿論仰る通りで、戦火は最優先で避けつつ経済面での依存を下げるという意での @mikionz
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