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地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

難読駅名 いくつ読めますか 米内沢,勝木,油木,大元,大歳,三田,湯尾,上有住,雑色,上戸

2016年01月15日 11時17分07秒 | Weblog
①米内沢  秋田内陸縦貫鉄道。秋田県北秋田市米内沢。 
②勝木  (JR東日本)羽越本線。新潟県村上市勝木。
③油木  (JR西日本)木次線。広島県庄原市西城町油木。
④大元  (JR西日本)宇野線(瀬戸大橋線)。岡山市北区大元駅前。
⑤大歳  (JR西日本)山口線。山口市朝田。
⑥三田  (JR西日本)福知山線・神戸電鉄。兵庫県三田市駅前町。  
⑦湯尾  (JR西日本)北陸本線。福井県南条郡南越前町(ちょう)湯尾。
⑧上有住 (JR東日本)釜石線。岩手県気仙郡住田町(すみたちょう)上有住。
⑨雑色   京浜急行電鉄(京急)本線。東京都大田区仲六郷二丁目。
⑩上戸 (JR東日本)磐越西線。福島県耶麻郡猪苗代町山潟字大橋道西。

読みと由来等

①よないざわ アイヌ語「イオナイ,i-o-nay」で「蛇の多い沢」の意の旧北秋田郡米内沢村名から。イ・オ(あるいはオッ)・ナイ(それ・ごちゃごちゃいる・沢)とみられる。イ(それ)は恐ろしいもの,この場合は蛇とみられる。アイヌでは蛇が特に恐ろしいものとされていた。イを熊とみる説もある。
②がつぎ 勝木川の両岸に「マコモ」の異名「ガッボ」が生い茂っていたことから,これが転訛したのではないかという。
③ゆき 「ユキ(弓木)」の意で,弓を作る木の産地・製造所説や「ユキ(柚木)」の意で,柚(ゆず)の木説などがあるという。
④おおもと 駅開設当時の明治43年,駅近くにあった黒住(くろずみ)教本庁の所在地を一般に大元と呼んでいたことに由来。
⑤おおとし 地内にあった小さな祠(ほこら)を「大歳さま」と呼んでいたことに因む旧吉(よ)敷(しき)郡大歳村名(明治31~昭和19)から。
⑥さんだ 金(こん)心(しん)寺の恩田・悲田・敬田の三田に由来,三輪神社の神田に由来,荘園集落の散田に由来するなどの説がある。
⑦ゆのお 柚尾とも書くが由来等不明。
⑧かみありす 有住は古くは鳴石と称していたものが有石となり,転訛したものとも伝えられる。
⑨ぞうしき 律令制度の下で,雑用を担当していた人やそれらの居住地と関係があるのではないかといわれている。
⑩じょうこ 猪苗代湖の上方にある戸(集落)に因むともいう(『JR・第三セ』)。  

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