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地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

山口県の難読小学校名 いくつ読めますか ②

2019年03月19日 15時52分26秒 | Weblog
①下関市立角倉小学校 彦島角倉町3丁目
②下関市立蓋井小学校 蓋井島田町        
③下関市立吉母小学校 吉母 
④宇部市立厚東小学校 棚井
⑤宇部市立見初小学校 松山町2丁目
⑥宇部市立吉部小学校 東吉部    
⑦萩市立明木小学校  明木
⑧萩市立三見小学校 三見
⑨萩市立椿西小学校 椿 
⑩防府市立華城小学校 華城中央2丁目    

 読みなど

① すまくら 「角」を「スマ」と読む地名は他にないようである。
② ふたおい 響灘に浮かぶ蓋井島(面積: 2.35 km²=235ヘクタール)にある小学校。蓋井の由来は不詳。
③ よしも 「応神天皇の誕生の時,この村の者が芦(あし)の根などを敷いたりしたことなどを神功皇后が喜ばれ,この村をヨシモ村と改めた」と記した由来書があるという。母(モ)は呉音。
④ ことう 明治22年4月,棚井・広瀬など4村が合併し厚東村成立(~昭和29)。村名は厚狭(あさ)郡の東部の意から。かつては中世の豪族厚東氏の本拠地。
⑤ みぞめ 校名は旧小字名か。動詞の使用は「みそめる」。
⑥ きべ  明治22年4月,厚狭郡東吉部村と西吉部村が合併し吉部村成立(~昭和30)。慶長期(1596~1615)から見える地名。「山」あるいは「木」に関係がある地名であろうという。校名も読みも2字。
⑦ あきらぎ 明治6年創立。22年4月,阿武郡明木村が単独村制施行(~昭和30)。村名は,かつて領主が安芸在城の時分に再検地を行った際,当村が坪付帳を第一番に出し,安芸埒(あきらち)との地名をうけ,地下人(じげにん,位階・官職など公的な地位をもたぬ者)がこれを唱えるのが難しく,自然と「あきらき」といったことによるという。
⑧ さんみ 『和名抄』にみえる美祢郡作美郷に由来するという。また,安徳天皇(1178~85)を守護していた三位中将重平が海岸からこの地に入ったことに因み,三位と呼んでいたが,いつしか三見と書かれるようになったともいう。
⑨ ちんぜい 延暦(えんりゃく)年間(782~806)創設の大椿山歓喜寺に,椿の大木ありて夜な夜な光明を放す。かかる奇異の大木なるを以て郷名に名づくという(『防長地名淵鑑』)。この椿木郷には今の椿東,椿西のほか萩町(現萩市)などを含んでいたという(『山口県風土誌』)。
⑩ はなぎ ハナギは三田尻のことを古く雅称して華浦(カホ)といってことから,「華」をとり,これに佳字の
「城」を付けて訓読したものであろうという。また,この華浦は三田尻沖の海岸を花浦(はらのうら)といっていたものに,華浦の佳字を当てたもので,この花は「端,崎」の意からでたものであろうという(『山口県地名考』)。





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