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クラシックの日々~“第5幕”物語

クラシック音楽専門ビデオ撮影会社≪スタジオACT5≫で繰り広げられる日々のお話。

日本トップクラスの子供たちの力。

2006年08月21日 22時28分25秒 | Weblog
夏の甲子園。
早実が勝った。。
甲子園に響く『紺碧』がちょっとうれしかった・・・。

昨日の延長15回の試合はじっくり家で観ることができたが、
ものすごい集中力とハイレベルな内容に、
えっ、もう終わりなの?
と、ちょっとガックリきた。

なんでも高野連が発育途中の高校生に体力的に無理をさせるわけにはいかない、
と延長は15回までになったらしいのだが・・・。

本当に力が拮抗していたら15回くらいあっという間にきちゃうよ。
それで次の日に1試合あらためてやるほうがキツイんじゃないのか?
箕島-星陵は延長18回。
横浜-PLは延長17回。
永遠に語り継がれる名勝負は15回以降にドラマが待っているものだ。
  (松山商-三沢は実際に観た覚えがないのでなんとも言えません・・・)

超高校級、日本のトップの高校生の体力・知力は、普通の大人が考えるものを
遥かに超えていると思う。
15回にみせた早実・斎藤投手のあのピッチングがすべてを物語っている。


どんな分野でも、大人の都合でその実力をいかんなく発揮させてあげられない状況
に子供たちを陥らせてはならない。
人生は勝負である。




感動において『高校生がプロを超える』例は野球だけではない。

学生時代、オケの友人と一緒に彼の母校である都立F高校の
オーケストラの演奏会に行ったことがあるのだが、これがもう
泣けた。。
演奏会の始めから、泣けて泣けて仕方なかった。
本当に純粋に一生懸命演奏している姿。
経験が少ない生徒さんたちが、○ズキバイオリンで懸命に弾いている姿。
1年間必死に練習したであろう音が、ビシビシ肌に響いた。


平均するとだらけた10代が多くなったのかもしれないけれど、
トップクラスの高校生たちは、どんどん成長し続けているのだ。

あらゆる分野で、目標を持ち走り続けている若者たちよ。
そのまま突っ走れ!
出口が見つからず、もがいている若者たちよ。
いつか必ず遥かかなたに光は見える。そこに向かって迷わず走れ!


僕もグズグズしてはいられない。。



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    ありがとうございました。



なつかしの味を求めて。

2006年08月15日 23時39分21秒 | Weblog
帰省先から新幹線に乗り、午後4時ころには帰れると妻に連絡すると
出かけたいところがあるという。

なんでも、昔食べにいっていたお店が閉店するので、ぜひ行きたいとのこと。


詳しく聞いてみると・・・

子供のころ、妻はハンバーグが苦手で食べられなかったらしいが、そこのお店の
ハンバーグが美味しくて、はじめてハンバーグが食べられるようになったのだそうだ。
その当時は洋食屋さんだったのが、とんかつ屋にかわり、ハンバーグが食べられなくなり、
今度そのとんかつ屋を閉店するにあたり、昔つくっていたハンバーグを復活させ
特別にメニューに加えることになったらしい。

妻の実家の隣の駅なので、お父さんお母さんと行けば? と言うと、
そのお店の親父が偏屈な頑固者で、あまり行きたくないらしい。
妻もその親父のことが苦手ではあるが、ハンバーグは食べたいので、
僕についていってもらいたいようなのだ。

そんなにそのハンバーグが美味しかったの? と聞くと
本当にものすご~く美味しかった! と言う。
でも、子供の時に食べた味だからねぇ・・・
今食べるとたいしたことないかもよ。 と言っても
食べずに後悔はしたくないらしい。

なんといっても、妻は『くいしんぼう』である。
食べ物に関する記憶力はびっくりするくらいすごい。
いついつなにがあった、という事柄はすべてその時に何を食べたか、
に関連付けて記憶しているくらいなのだ。
以前福岡に仕事で行ったときに、福岡空港にしか売っていない「辛子明太子」を
買ってきて欲しいといわれ
(以前食べたその「辛子明太子」の味が忘れられず、地方特産品展とかがあると
せっせと足を運び買って食べたのだが、どうもその味と違う。
結果、福岡空港で売っている「辛子明太子」でなければダメだ、となったらしい)
それをすっかり忘れて帰ったら、3日ほど口をきいてもらえなかったことがあった。

そういうことがかつてあったので、ここで行かなければ一生後悔するのは目にみえているので
疲れてはいたけれど、妻につきあいそのお店に行った。

お店は頑固といわれる親父と奥さんと彼らの娘さんでやっていた。
僕たちはカウンター席に座らされた。
僕たちが入っていったときはお客さんは一組だけだったが、次々にやってきて
あっという間に満席になった。
そこは『とんかつ屋』である。
テレビや雑誌にも出たことがあるらしく、『とんかつ屋』として有名な店なのだ。
みんなこぞってとんかつを注文している。

メニューには『ハンバーグ』の文字は見当たらない。
紙に書き付けてある『ハンバーグ定食デミグラスソース』の文字を壁に発見!
安心して『ハンバーグ定食』を注文すると、店の空気が一瞬変わった・・・

オーダーをとりにきたおかみさんの表情がこわばる・・・。

『あ、あのぅハンバーグ終わっちゃったんですよ・・・』と言われ
「終わっちゃったんだって」と妻を見ると、泣きそうな顔になっている。
カウンターの奥で『和風だったらできるよ!』と親父が言った。
じゃあ、和風ハンバーグでお願いします。と言うと
『ハンバーグでいいの? とんかつのほうがおいしいよ・・・』と親父がぶつぶつ
つぶやいていた。

その後ハンバーグを注文したお客さんには
『もう、ハンバーグやらないよ!』と親父は言っていた。

かろうじて口にできたハンバーグであったが、特別こった味というわけでもなく
いたってシンプルなものだった。

お店から出た妻を見ると淋しげだった。
食べられたので満足ではあったらしいが。
ここは2軒目のお店で前にあったところにもいってみよう、と記憶をたよりに歩く。
今は全く違う店になっている場所にきて、
ここにお店があって、お兄ちゃんと一緒に食べに来てすごく美味しかったの・・・とつぶやいている。
でも、あの親父は相変わらず偏屈だった! と吐き捨てていたところはいかにも妻らしい。



僕は広島県出身なので、8月というと6日と15日は特別な思いにかられる。
今日もジリジリと照りつける日差しと蝉の声を聞きながら、遠い日に思いをはせると
僕の妻は本当に幸せな人だ、と心からおもわずにはいられない・・・。

20年という月日は今の僕の歳から考えるとついこの間、という感じであるが、
僕が生まれる20年前にはまだ戦争のさなかだったという現実に驚愕する。

あまり先を急ぎすぎる生き方はしないようにしよう、と僕は思っている。



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     ありがとうございました。


帰省して想うこと。

2006年08月14日 20時55分04秒 | Weblog

今回帰省してみて今まで気づかなかったこと、今まで感じることがなかったことを
たくさん感じてきた。

僕が生まれ育ったところは瀬戸内の穏やかな気候で、少し足をのばせば川もあれば山もある。
小学生くらいまでは、この土手でバッタを捕り、ツクシを摘み、
ダンボール箱を使い坂を滑りおり、野球をし、走り回って遊んだ。

車で少し走れば、瀬戸内海国立公園を代表する景勝地『鞆の浦』にもすぐに行ける。

道は広いし、建物は低いので空が広い。


風土を肌で感じ、両親や弟たちと会うと、どこの観光地でも感じることができない
感覚がよみがえってくる。


僕はこういう場所で育ったんだ・・・と、
自分というものをあらためて見つめ返すいい機会になった。

この場所で、この両親と弟たちに囲まれて育ったことは僕の財産である。
これを磨きあげられるか否かは、僕自身にかかっている。


すぐ下の弟には本当にしっかりと支えてくれる奥さんがついていて、
彼らの娘(僕にとっては姪)も4歳になり、少し見ない間にものすごく成長していて
笑っちゃうくらい元気で、明るく気のやさしい弟らしい家庭を築いていて、
心が休まる想いがした。

一番下の弟は、自分なりに地道にこつこつと自分の仕事を築いていっているようだ。
今回初めて職場での悩みを話してくれて、答えている僕も
自分自身に対する回答をしているようだった。

皆それぞれの性格に合った生き方を自然としていて、
なかなか面白いもんだなぁ・・・と思う。



今回帰省してみて本当によかった。
声をかけてくれた弟と受け入れてくれた皆、そして送り出してくれた皆に感謝します。


お正月を楽しみに、一年の後半を駆け抜けようと思っています。



********


楽しかった思い出を胸に東京に帰ってきたら、その思い出をかみしめる暇もなく
妻につきあって横浜近郊まで食事にいくはめに・・・。

そのお話しはまた明日。。



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  ありがとうございました。



人並みにお盆。

2006年08月11日 18時35分59秒 | Weblog
今年は正月は帰省せず、お盆も帰るつもりはなかったのですが、(お金もないので・・・)
先日兵庫県にいる弟から突然電話があり、「帰ってこないの?」と執拗に言ってくる。
お金がないんだよね・・・と言うと、
お金ならこっちで都合つけるから、一緒に広島帰ろうよ、と言う。
皆で一緒にお墓参りがしたいらしい。
そこまで言われちゃ、兄貴としては帰らないわけにはいかない。
弟は今年家を建て、新居も見てみたいし、姪っ子も大きくなっただろうし・・・。

妻に言うと、
向こうにお金出してもらうなんて、あちらの奥さんがたいへんでしょ
ひとりで帰るくらいのお金なら出してあげるわよ。
と、急遽これから帰省します。

たった今、編集をすませました。あとはTさんにおまかせし、これからいってきます。


夢や希望がある生活。

2006年08月10日 22時40分02秒 | Weblog
今日、久しぶりに会った友人と話をし、『夢や希望がある生活』の大切さを
あらためて想いかえした。

だれでも生きていくうえで悩みや葛藤がある。
はたしてそこに、『夢や希望』があるのか。
ほんのわずかでも光が見えるのか。

なにか新しく始めるには、乗り越えなければならない山はいくつもある。
乗り越えても乗り越えても、乗り越えなければならない山はその後形をかえ
いくつも目の前にあらわれる。

『夢や希望』がそこにあるかないかで、状況はまるでかわってくる。
乗り越えたところでなにもかわっちゃいないじゃないか、という状況では
なにもかも馬鹿らしく思える。
自分の力でなんとでも解決できる状況であれば、全力を尽くしどこまでも身を粉にできる。
仕事において『夢や希望』があることは、僕にとってはなにものにもかえがたい。

でも、現実は食べていけるかという経済的なことが、一番のネックになるのだけれど・・・。



もうすぐ、僕が『独立しよう!』と考えるきっかけになった仕事と出会って
一年になる。。



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コバケン『幻想交響曲』を聴く。

2006年08月09日 14時10分41秒 | Weblog

先日の撮影で観た、Eフィルでのマエストロコバケンの指揮振りがあまりにカッコよく、
ぜひともじっくりと堪能したいと思い、昨日ミューザ川崎での小林研一郎指揮
日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会に行ってきました。

なんといってもコバケンお得意の『幻想』でもあるし、ミューザは客席がぐるりと
ステージの周囲を取り囲んでいるので、僕はじっくりと指揮を堪能できる
コントラバスの後ろの1列目の席を選んだ。
正面で観たかったのだが、P席前列のいい席はさすがに売り切れていた。残念。。


プログラムを見ると、※演奏に先立ち、マエストロによるお話があります。 とある。
ほほう、『幻想』の中身を説明してくれるんだな・・・と思っていると、
オケの団員が現れ、チューニングをし、コバケン登場。
ワイヤレスのピンマイクをつけ、楽章ごと聴きドコロを実際に演奏して説明してくれた。
コバケンのうなり声がマイクを通してはっきり聞こえる。
これは楽しい

ミューザでやっている一連の「お祭り」は、公開リハーサルもあったり、様々な手法で
クラシックを身近に広げようというもののようだ。
入口でもらったパンフレットも、一冊の本になっていて、
なかなか価値のある一冊に仕上がっている。
この一冊だけでもチケット分、元とれた感じ。


さて、本番の演奏であるが、第1楽章・第2楽章といささか「お祭り」気分と
曲に対する慣れだと思うが、オケの集中力が分散している感があった。
弦の音に輝きがないなぁ、と思っていたら、あぁ『幻想』なんだ。。と気がついた。
某雑誌に載っていた都響のコンマスの矢部達哉さんの話によると、
第5楽章にコル・レーニョ(弓の木の部分で弦を打つ奏法)があるために
プロの弦楽器奏者は自分が持っている最高の弓を使いたがらないらしい。
このためにこの曲は最高の弓での演奏は一生聴けないかもしれないらしい・・・。
演奏者自身も、第1楽章から音色的に高級感が求められるところが多い曲なのに、
コル・レーニョがあるために良い弓を使いたくないというジレンマがあるようだ。



曲はあっという間に第5楽章へ。

この楽章はなかなか魅せてもらった。
低弦から上に重なっていく箇所の集中力や、高揚感。
そして、やってきましたコル・レーニョ。
ここまでやるかというくらいすさまじいコル・レーニョでうれしくなった。
ベルリオーズはここまで求めていたはずだ! と思わせてくれる乱打!
あぁ、弓がいたむぅ。。これじゃ良い弓使えないなぁ・・・。


アンコールもあり、終わってみればまずまず楽しませてもらえる内容であった。
今回は「お祭り」ということで、普段の演奏会とはまた違う感じなのだろう。
でも、プロって演奏会が多いと、ひとつひとつに対する思い入れが薄れてくるのかなぁ、
と考えさせられるものでもあった。


『一期一会』を僕自身、しっかりと肝に銘じなければと思った。



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アニマル浜口氏のことば。

2006年08月08日 14時04分02秒 | Weblog
マネージャーTさん一家が水曜日まで家族旅行に出かける、ということで、
それでは会社も夏休みにしよう、と現在少し早いお盆休み中。
僕も日曜・月曜と休み、のんびりしました。
二日も連日休んでしまうと仕事のことが気になり、『仕事したいモード』になって
僕だけ今日から事務所にきています。

今日も少しのんびりと出社したのですが、今朝のテレビで
気合いだあああああ!でお馴染みのアニマル浜口さんのことばに
とても感銘を受けたので、自分のためにも書きとめておきたいと思い、ここに綴ります。




それは・・・

負けることにより、はじめて相手の痛みを知り、そのことが人としてより成長することになる、
ということ。
勝負師としては甘いと思われるかもしれないけれど、長い目で見てその後の人生を考えると
とても必要なことである、と主張されていた。

『負ければおしまい』という世界観で生きている人たちの姿勢もとてもよくわかる。
一度キズがついたらもう価値はない、と考えることも理解できる。

しかし、負けて自分が傷ついておしまい、ではなく、
自分が傷つきそれ以上に相手の痛みを知り相手を思いやる、というところまでいくことが
本当に大切なことなのだ、と言われあらためて目から鱗だった。


よくわかってはいたことなのだけれど、この時期にあんなふうに堂々と力強く言われると
思わず大きく頷いてしまった。

京セラ・稲盛和夫名誉会長が先日テレビでおっしゃっていたが
『儲けすぎはよくない』ということにも通じることではないかと思う。


勝ち続けることにより、見えなくなってくることがとても危ないことなのだろう。
全力を尽くし完璧を目指すことは最低限必要なことである。
懸命に突き進むことは大切である。

しかしながら・・・。






『挫折』はなんと貴重なものか、と思う。
何事も一生懸命やらなければ『挫折』もないのである。
一生懸命やるからこそ、うまくいってもたとえうまくいかなくても、
形は違ってくるが得るものはある。

とにかく自分にできることを一生懸命にやっていこう、と少し肩の力を抜いて
また一歩踏み出そうと思える瞬間でした。



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ホールのたつ場所。

2006年08月05日 11時50分41秒 | Weblog
                『府中の森芸術劇場』よこの『府中の森公園』
                    春はここが桜のトンネルになる。



僕は撮影の時には、入館時間よりもできるだけ早めにホールへ行って、
周辺を散歩することにしている。

建築はそれ自体が単体であるものではなく、周辺との調和やバランスが重要だと思う。
特に音楽ホールや美術館はできるかぎり『現実世界』とアプローチ上、離れていた方がよい。
単に、『距離』とか『時間』だけに限らない。
演奏会にいたるまで、そして演奏会が終わってから・・・。
アプローチに『現実世界』と『異空間』とのゆっくりした変化の『とき』は必要だ。
ものすごく感動した演奏会を聴いた後ホールの外に出たら、車がビュンビュン走っていて、
ネオンがまぶしくて、ガチャガチャした音楽が響いていて・・・とかじゃあねぇ。。
        ウチに帰るまでが演奏会です! 遠足のように。
いや帰ってから何日も何週間も感動を自分の中にあたため続けられる環境は大切です。

そういう意味でも『日比谷公会堂』はただ音響がよいだけではない、周囲との環境のよさで
昔から愛されてきたのだと思う。





『これから演奏会だ』とワクワクしながら日常から公園に入る。
都会の雑踏から離れた空間をホール目指し歩く。
     (この『歩く』ということも重要だろう。)

ホールに着く頃には、もう日常の雑然としたものは頭からなくなっている。

ホールに入り、演奏会が始まるまでの時間をのんびり楽しむ・・・。





     ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪






演奏会の余韻とともに席を立ち、ホールを出る。

そこはまだ、『異空間』である。

ゆっくりと余韻を楽しみながら歩き、徐々に明かりがきらめく『日常の世界』へ向かう・・・。






そういえば学生時代、N響定期に通っていたころ、ブロムシュテット指揮でマーラー9番の
演奏会があり、友人Hと出かけたのだが、
(彼は今もアマオケでバリバリ弾いていて、僕が撮影にいくとあちこちのオケでみかける)
マーラー狂のHはとてつもなく感動したようで、
(僕はそんなにマーラー好きではなかったし、おそらく響く部分が違っていたのだろう)
NHKホールから原宿へ向かう帰り道、
このまま帰りたくない・・・
と言い出し、(おいおい) 途中の代々木公園のベンチでしばらくふたりで座っていた・・・
という思い出がある。
余韻をかみしめられる環境というのは必要だなぁ、とつくづく思うのではあるが、
なかなかそういうホールはこれからはつくれないだろうなぁ。

例えば、山奥にあって少々交通の便が悪くても、『伝説の名ホール』だったら、
足を運ぶと思うんだけどなぁ。
お金があったら、つくってみたいなぁ。。
夢の夢ですが・・・。




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疑惑の一日。

2006年08月02日 01時35分50秒 | Weblog

昨日は、かねてよりお邪魔させていただきたかった都内某所に行ってきました

想像していたよりもずっとお若い「店主」さんと閉店時間が過ぎてからは、お酒をチビチビと、
あまり飲めない僕はお茶まで出していただき、蚊取り線香が香るなんとも落ち着く場所で
時間を忘れお話させていただきました。

『音楽はよくわからない・・・』なんてとんでもない! 
とても博識でいらっしゃり、本当に楽しい時間を過ごさせていただいた。





こんなに遅くなるとはまったく思っていなかったので、家に連絡するのもつい忘れていて
帰宅してからたいへんだった。
『いったいどこに行っていたのよっ! 事務所にいなかったでしょ
と妻に言われ、いやちょっと飲み会があって・・・と答えると
『いつもだったらきちんと連絡してくるじゃない! 絶対あやしい!! ウワキだっ
と騒ぎ出し
『服が火薬臭い。花火に行ったんじゃないのっ!』
と、もう収拾がつかないので 
ブログで知り合った「うつわ屋」さんの所に行ってきたんだよ・・・と
正直に答えた。

せっかく『妻に内緒の秘密の隠れ家』を堪能しようと思っていたのに
どうしてこう風流を解してくれないかなぁ。。と自分勝手につぶやく。
まあ、内緒にされるのがイヤだ、ということなのだろうけれど、
『妻に隠し事がない男』っていうのもいかがなものか、と思うけど。
別に悪いことをしているわけではないのだし・・・。


こんどそこに連れて行って と言われなんとか落ち着いたが、
行ったらなにか買ってもらおう、と思っている 


今日事務所で、昨日「うつわ屋」さんで買ったカップにコーヒーをいれると
色合いやたたずまいがとてもカッコよく、コーヒーを飲んでいる間、
なんともいえない贅沢で豊かな時間を持つことができた。
ああ、これなんだなぁ。。と感じた。
ほんの数分でも、こんな時間があるのとないのとでは心の持ちようが違ってくると思う。
ましてや食事の時間とかに、いい器でおいしそうに盛り付けられた食べ物を食べることは
どんなに豊かな感覚を与えてくれることか!

日本人の感性の豊かさが形としてあらわれたもののひとつが、うつわの世界であろう。
大切にしていかなければならない世界だと思う。



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涼しさを皆様にご紹介。

2006年07月12日 21時32分38秒 | Weblog
暑い日が続き、しかも月末までま~ら~の日々で
“喜び半分、胃が痛い半分”の日々を過ごしております。

そんな中、涼しげなブログを皆様にご紹介。
最近、懇意にしていただいている『うつわ屋』さんのブログです。

読んでいるととても気持ちが落ち着き、世紀末『ま~ら~』にも
よしっ!と気合いも新たに立ち向かえます。
『うつわ』の世界は、クラシック好きの方々にも通じるところがあるのではないかと感じます。
いろいろと書き込みたいのですが、ここは皆様見て感じてくださったほうがよろしいかと・・・。



では、鬼マネージャーTさんをうならせるべく、また『ま~ら~』に戻ります。
では。




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