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クラシックの日々~“第5幕”物語

クラシック音楽専門ビデオ撮影会社≪スタジオACT5≫で繰り広げられる日々のお話。

何事も育てるには愛情が必要

2009年03月14日 05時57分07秒 | 想い・オーケストラ
愛情を持って、こだわりを持って仕事をしていても
時として世間ではそれがすべて実らないこともある最近の情勢なのですが、
でもオーケストラというのは、絶対的に『愛情』が必要。

もう、盲目的な献身的な愛情。

音泉団長が送ってくれた「裏録」を聴いていると
オケに対する愛情を考えさせられる。
「グレイト」は課題があろうと、とてもいい演奏だった。
こんな温かな音楽は、なかなかできるものではない。
オーケストラは「生き物」で、愛情をかけて育てるもの。
「裏グレイト」を聴いていると、ものすごく大きな愛を感じるし、
団員ひとりひとりの素直なひたむきさを感じる。
ひょっとしたらみんながみんなそうではないかもしれないけれど、
愛を持って取り組んでいる人の力のほうが勝っている音楽だ。

なかなか愛が勝つことの少ない世の中なんだけれど、
音楽の世界では(特にアマチュアの音楽では)純粋に愛が勝つべきだ。

僕の仕事も、そういった流れの中でやっていきたい、とあらためて思った。



『第九』が終わって

2008年03月03日 08時46分49秒 | 想い・オーケストラ
Aオケ演奏会本番が終わって感じたことが、先日の音泉東京公演の演奏終了後の
気持ちと同じだった。


≪はたして自分はオケのためにいいplayができただろうか・・・≫


オケはチームプレイであり、野球に似ている。
足の早い人、肩の強い人、ホームランを打てるパワーのある人、ミートの上手い人・・・
それぞれの人の特長を生かした打順や守備位置があって、みんなでチームのためにplayする。

弦楽器でいえば、それぞれのプルトにも役割があって
(かっちり弾くことに変わりはないのだけれど)
それが機能してこそチームがまとまり、音楽がなりたつ。
お互いにカバーしあい、音楽をみんなでつくりあげていく。


はたして、チームをまとめるために僕は僕ができうることができただろうか。
ここで演奏していいのだろうか、という気持ちになってしまった。



オケというのは演奏だけしていればいい、という所ではない!
ステージのセッティングや撤収、その他いろんな準備があって、
それをみんなでやることで、オケはオケとして育まれていく。

大学オケのころ、セッティングや打楽器のトラックへの積み込み・下ろしは、下級生の仕事で
そこからいろんなことを学んだ。
だから僕はそういうところにこそ、その人のオケに対する愛情やオケにかかわる姿勢、
もっといえば『音楽』に対する姿勢が如実にたちあらわれると思っていて、
そういうところをきちんとやる人が、本当に信頼できる人だと認識している。

「新人オケ」(1、2年生だけで編成されたオケ)の演奏会本番のときには
上級生が下級生のためにステージのセッティングをしてくれて、
僕は1年生の時、先輩方がつくってくれたそのステージに、ものすごく感動して
自分も上級生になったら、心をこめて後輩たちのためにセッティングしよう、と思ったし、
そういう小さなことからオケの連帯感というのは生まれるものなのだ。

Aオケでも、今回演奏終了後の撤収に関して、特にアナウンスされてなくても
着替えもそこそこに集まってきて撤収する人もいて、それはこのオケにとっては
ものすごい財産だと思う。
でも、おそらくそういう撤収のことに関しても全く無頓着の人もいるわけで
片付けや裏で働いている人に対する意識、思いやりの認識が、オケの課題だろう。
そういうことは、「演奏」に関しても全く同じことがいえてくる。

『意識』の植え付け。

マエストロSioもSコンマスも、“気づいてくれ、気づいてくれ”という想いで
懸命に音楽していて、そんな姿をみていると時々泣きたくなるときがある。

僕は僕のやれることを、きちんと誠実にやっていこう、と強く思う。


『第九』にて

2008年03月01日 11時36分18秒 | 想い・オーケストラ
僕とマネージャーTさんが参加してるAオケ『第九』演奏会本番も
いよいよ明日本番。

昨日の練習での、マエストロSioの言葉・・・

・ベートーヴェンはストレートです!

まさに直接音楽の魂の格の部分まで、一直線に演奏していかないといけない曲。
『第九』はその純度は最高のものだろう。



・私がこう表現したいのではなく、『音楽』がこうしてくれと書いてある!

泣いた・・・

マエストロSioがやろうとしている音楽は、まったく奇をてらうことなく、
ものすごく純粋にその音楽を表現しようとしている。
それに応えられないことがとてももどかしい。
自分のできるかぎりすべてをぶつけなければ『第九』は演奏できない。


今日はこれから、合唱とのはじめての合わせがある。
どうなるか。。
不安でもあり楽しみでもある。



『こころのふるさと』にて。【番外編】

2007年10月22日 05時20分50秒 | 想い・オーケストラ

ここは、僕が学生時代『さらい場』だった場所。

通称“会堂裏”

授業の合間とか、時間ができた時に弦楽器の人たちはここにきて楽器をさらったのだ。

当時はここには何もなく、木々が植えられた林のような場所だった。

みんな、木の間をぬって分け入り、こういう鉄の棒のところに

マグネット付きのクリップで譜面をとめて、練習していた。

木々に音が反響して、どうすれば楽器が鳴るかを体得するにはうってつけの場所だった。

このキャンパスの正門を入ると、風に乗っていつも楽器の音が聴こえてきたものだ。

誰かしらこの場所にいた。

ここで、上級生は下級生に楽器を教え、オケのことを教え、語りあった。。

 

それが、このありさま・・・。

ものすごくがっかりした。

キャンパスから楽器の音がもれ聴こえなくなることは、ものすごい損失と思う。

たぶん新しくできた学生会館に、きれいな『さらい場』があるのだろうけれど、

きちんと場所を決められて屋内に閉じ込められることは、とても大きなものを失ってしまいそうだ。

周囲への騒音の問題とかもあるのかもしれないけれど、何十年もそうしてきたんだし、

大学の周りの人たちはそういったことには寛容であってほしいし、そうでなければならない。

大学は文化を培う場所なのだ。

文学部キャンパスは工事中のこともあり、記念会堂前の広場に建物が建ち

あの広い空間の見る影もない。

あの広場で、様々なサークルが思い思いの活動をしていたものだ。

みんな、飛んだり跳ねたり、発声練習をしたり・・・。

 

なんだか外で遊ぶ場所がなくなった子供のような気分。

 

音楽を聴くことができなくなった木々の葉が、パサパサになってて

とてもかわいそうだった。。

 


クライバーのリハーサル風景。

2006年11月27日 20時58分42秒 | 想い・オーケストラ

撮影のための勉強、打ち合わせ、編集・・・とかなりハードな一週間を乗り越え、

ちょっと一息つけるかなと思いきや、週明けになればなったで事務的な連絡事項から、

撮影した後のピックアップ映像の配信準備、はたまた編集作業、と

のんびりできる暇は当分なさそうです。。

でも、正直なところ、のんびりしたいという気持ちよりも、

今は仕事をしているときがとても楽しいので、本当はウチにも帰らず

一日中、仕事していたい気分・・・。 

寝るのももったいないなぁ。。と思えるくらいですが、睡眠と食事はしっかりとらないと

いい仕事はできません。 (お昼寝ができればなお最高ですが・・・

 

 

さすがに、一週間ハードで体力的に少々疲れも出ていて、(オジサンだし・・・

音楽での疲れは音楽でとるのが一番 ということで、

今朝仕事にかかる前に、これを観ました

クライバーのリハーサル風景

カルロス39歳の時。

南ドイツ放送交響楽団(現シュトゥットガルト放送交響楽団)との

『こうもり』と『魔弾の射手』のリハーサルと本番映像。

 

いやぁ、クライバー若い

オケもなんだか時代を感じさせて、マフィアみたいな人もいるし・・・

左右逆に構えている弦楽器奏者もいたりして・・・

これは、なかなか貴重な映像ですね。

クライバーもまだまだ“お坊ちゃん”って感じで、偉大な父親の七光りのようなものに

負けないぞ、とする可愛らしさもうかがえる。

なんにしても驚いたのが、1989年のニューイヤーコンサートで聴かせてくれた

『こうもり』の曲の解釈が、もうこの時期にすでに出来上がっていて、

ほとんど大差ない演奏をオケに要求している点。

リハーサルでは、オケ側にどう表現してもらうか、自分が感じている曲を必死で伝え

表現しようとしている様子が、つぶさに映し出されていて、ものすごく面白かった。

普通の演奏よりも何倍も面白かった。

僕もスコアを持ち出して、クライバーの言っている箇所を見ながら、その場にいて

一緒に勉強しているような感覚だった。

目の前にクライバーがいて、“音楽ってこういうものなんだよね”、と

語りかけてくれているようだった。。

 

2曲ともオペラの序曲ということもあるけれど、クライバーは舞台役者のように

さまざまなことを表現していた。

指揮者って役者でもあるんだな、と感じた。

指揮台で演じる、舞台俳優。。

 

音楽が持つ力を、率直に子供のように、“表現したいからする!” という感じで

観ていて、身体の中から魂を揺さぶられるようだった。

 

楽しかった・・・。

 

また、このDVDを観てクライバーに会いにいこうと思う。

 

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アーノンクール/ウィーン・フィルinサントリー。

2006年11月14日 22時43分25秒 | 想い・オーケストラ
行ってきましたサントリー、ウィーン・フィル

今回はアーノンクールということで、コンマス:キュッヒルとしかめっ面同士 
かなりシブイ演奏を聴かせてくれるのではないかと期待し、いざサントリーへ 

以前ブログで書いたが、僕はウィーン・フィルで弾いているキュッヒルが大好きで、
今回も、半分はキュッヒル見たさに足を運んだようなところもある。

『1階席9列28番』というファースト・ヴァイオリンを見るには絶好の場所で、
団員の登場を待つ。


一番最初にキュッヒル登場 
相変わらずのしかめっ面だ!

団員全員が出てくるまで、オケの皆は立ったままでいる。
ぐるりとキュッヒルは客席ににらみをきかせる。。
ひええ~ こ、こわい・・・

このにらみが職人っぽくて最高!
時折、演奏会のチラシとかで満面笑みのキュッヒルの写真とか見ると
うっそだぁと思ってしまう。。

でも、驚いたことに団員と目が合うと、にっこり とした

うおお!! キュッヒルが笑った!!

やっぱり、ツアーラストだと気持ちに変化があるのか

かなり楽しい演奏会になりそうな予感をただよわせ、アーノンクール登場

しぶいっ、しぶすぎだぜっ

なんで歳とってもこんなにかっこいいんだ




モーツァルト交響曲39番&ベートーヴェン交響曲第7番 




演奏は、とても響きを大切にした内容。



    ジャンっっ・・・





    ・・・ていう音がホールの中に溶けこむまで待って、次の音に入る。

最後の最後まで音の余韻を楽しませる演奏。

長い音ではノン・ヴィブラートで響きをコントロールし、実に端正に音楽を構築している。

かなり、ウィーン・フィルと相性がいいのだろう。


それにしても、今回もキュッヒルは弾きまくっていた 
もう、キュッヒルの音、聴こえまくり。
これって、オケとしてどうなの というくらい。
『どう弾きたいか』が、キュッヒルの音を聴いていたらすべてわかる。

キュッヒルは元弓でガンガン弾いているのに、後ろのほうのプルトの奏者は
先弓だったり、相変わらずウィーン・フィルは弾き方が皆バラバラなんだけど
このことが、ウィーン・フィルの音をつくっているのかも。。

弓の位置を合わせることって、ひょっとしてそんなに重要なことじゃないのかも

ベト7・1楽章冒頭で低弦から16分音符でffで上がってくるところでは
ぐおおおおおおっ!! という音に包まれ、

ストバイが刻んで、全体の響きがきらきら 輝いている箇所では
キュッヒルはヴァイオリンを上げ、口元に笑みをたたえて弾いていた・・・
この箇所はあの場所で弾いていると、ものすごく気持ちいい響きのところなんだろうなぁ。。
と思いつつ、キュッヒルがいなくなったらウィーン・フィルはどうなるんだろう。。と
寂しさも感じた。


演奏がすべて終わり、団員が帰っていくときも拍手は鳴り止まず、
“これは、アーノンクール出てくるな” と思い、すぐ席を立ち
(なんせ9列28番というのはカミテブロックの中寄り通路側なので)
席を立つ人の流れに逆行し(すみません。。)、ステージ前まできて拍手を続けた 

すぐにアーノンクールは出てきた。
すぐ目の前で見ることができた。
しぶいっ! しぶすぎるぜっ!!



演奏自体は、年々感動が薄れていく感があるのだけれど、楽しかったし堪能した。。


あ~~お祭りが終わった・・・ 



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念願のアノCDを買ってもらいました。

2006年11月09日 23時41分05秒 | 想い・オーケストラ

先日、今度撮影で演奏される曲のCDを、ネットで注文した時のこと・・・。

 

マネージャーTさんが、

「あと1枚買うと送料無料で、しかも25%引きになるけど、欲しいCDありませんか?

輸入盤限定! 」

というので、これはもう、アレを買ってもらうしかない! と思い注文してもらいました。

 

それが、これだぁ!!

 

 

 

 じゃあ~ん

 

名盤として当然のことのように皆が持っている、

クライバー/バイエルン国立管、ベートーヴェン交響曲第7番。

クライバー/ウィーン・フィルのベト7は持っているのだけれど、バイエルンのほうは

なかなか買う機会がなく、ずっと欲しい欲しいと思いながらも今回やっと手に入れました。

まさにタイムリー (のだめ。。) 

 

あまりにうれしいので、並べてみましたっ

 クライバー・コレクション

 

仕事中ではありながら、失礼して1楽章の冒頭と4楽章を聴かせてもらいました

89小節目で、思わずヴァイオリンのネックアップが脳裏をよぎりました。。

が、もう、クライバーが子供のように躍動している様子が目に浮かぶ内容。

音楽を前にして、こんなにも無邪気にはしゃぎまわるマエストロを感じることができて

とても幸せでした。

音そのものは、ウィーン・フィルのほうが美しいのですが、勢いや曲の熱気は

ライブ盤ということもあり、まさにクライバー

だれが何といおうと、クライバー

 

これは、ベト4もぜひ欲しい・・・

 

仕事するから、Tさん、買ってぇぇ~

 

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ラハティ交響楽団inサントリーホール。

2006年10月09日 01時37分15秒 | 想い・オーケストラ
行ってきました、サントリーホール。
オスモ・ヴァンスカ指揮 フィンランド・ラハティ交響楽団。

今日はCDもあらかじめ聴き、シベ5のスコアも持参で参上いたしました。

1曲目シベリウス「タピオラ」は、前回すみだトリフォニーで聴いたのと同じ曲?
という感じで進んでいきました。
僕の勉強不足のせいもあるのか、席の位置関係もあるのか、あの時感じたシベリウス・トーンを
感じることができなかった。
しかし、このオーケストラの人たちはとても普通に演奏して、フィンランドの寒々とした
透明な世界を表現してしまう。
あぁ、雪が降ってるなぁ、とか、氷の上だなぁ、とか、森の中に吹雪が舞っているなぁ、とか
別世界に誘ってくれる。

2曲目はグリーグ:ピアノ協奏曲。ピアノ独奏はユホ・ポホヨネン。
この演奏を聴いて、ピアノって雪国の世界を表現するのに結構適している楽器なんだな、と思った。
冷たく張りつめた雪と氷の世界、って感じだった。
ポホヨネンさんはまだ若くて身体は子供のようなのだが、なにしろ手が大きい。
お辞儀するとき、手を前に置くのだが、うわ、手、でかっ! と驚いた。
やはりピアニストになる人というのは、生まれながらに特別なものを与えられているもののようだ。

ピアノのアンコールを2曲もやってくれた。
グリーグの抒情小品集第5集 作品54より第4番「夜想曲」と
同じくグリーグの抒情小品集第3集 作品43より第6番「春に寄す」

とてもピュアな演奏だった。
北欧の世界というのは、そこに生まれ育っていないとなかなか素直には表現できそうにない。


さて、3曲目メインはシベリウス:交響曲第5番。

この曲も気負うことなく、とても普通に演奏していた。
第1楽章のラストに向かう盛り上がりはおおぅという感じだったが、
とにかくうねらない。
怒涛の弦による大海のうねり、を期待していたのだが、そんなに思い入れるものではなく
ただ、素直に演奏している。
北欧というのはこういう気質なのだろうなぁ。。
ウィーン・フィルだとまったく違う演奏になりそう。。
なんだかあくせくせず、なにがあろうと、たとえ飛び出そうとも、とてものびやか。
(最後終わって、ティンパニの人がトランペットの人に苦笑いしていた・・・) 
これもありかな、と思ってしまう。

アンコール、まずはシベリウスのミランダ。
 おっ、これはトリフォニーで聴いたぞ。
次は、ある情景のための音楽。
 おっ、チェロの人が譜面の準備してるから、まだやるかも。
そして、悲しきワルツ。
 おおっ、まだやるか!
最後に、ミュゼット。

曲が終わり、ヴァンスカさんお辞儀したと同時にコンマスと握手して
そのままその手をひっぱり、団員退場。
皆、抱き合ったり、握手したり、なかなかいい退場風景だった。
全員起立のままの登場シーンといい、このサッと退く退場シーンといい、ニヤリとさせられる。

拍手は鳴り止まず、ヴァンスカさん再登場。


爽やかな印象を残し、すべて終了。

このオケはいい意味でプロっぽさを感じない。
完璧さを追い求め、しかめっ面をして演奏するより、こういう自然体でのびやかに
演奏するのもいいな、と思わせてくれる。

それにしても、チラシにあるキャッチコピー
世界一美しいピアニッシモ・・・・・・
は、たしかに素晴らしかった。
きれいな純粋な想いで演奏しないと、なかなかあんな音は出ない。
やっぱり環境は重要ですね。


今日はアイ○ラの方々にもご挨拶をすることができ、よかったです。
終演後のOさんの幸せそうな顔を見ただけで、こちらも幸せな気分になりました。
聴いた人を幸せにできる音楽って、やっぱりすごいです。
オーケストラってやっぱりいいな、と思わせてくれた一日でした。


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フィンランド・ラハティ交響楽団inすみだトリフォニー。

2006年10月04日 23時28分10秒 | 想い・オーケストラ
行ってきました、オスモ・ヴァンスカ指揮 フィンランド・ラハティ交響楽団。

今回のすみだトリフォニーでの曲は、マニアック・・・ 
  レーヴィ・マデトヤ 交響詩≪クレルヴォ≫
  ジャン・シベリウス 交響詩≪タピオラ≫
  エイノユハニ・ラウタヴァーラ 交響曲第7番「光の天使」
      
 (作曲者名、打ち間違えていないかな?)

自慢じゃないが、どの曲もまったく知らない! 

いつもはしっかり勉強して演奏会に行くのですが、今回に限り全く頭に入れず
なんの先入観もなく聴きに行きました。

感想を一言で言うなら、あぁ、これがフィンランドかぁ・・・って感じ。
フィンランドの世界を半分さまよいながら、気持ちよく聴いていました 
森があって湖があって、空気がきれいで・・・ 

それにしても、シベリウスの曲の演奏は圧巻!
まるで響きが違うし、もう音そのものがシベリウス。(どういう意味だ?)
1曲目は正直、普通のアマオケでもこれくらいは演奏するなぁ、という程度に思えたのですが、
シベリウスになると、まるで別のオケ。
シベリウスの音の重なり具合は独特のものがあるなぁ、と再認識しました。

アンコールは2曲。
シベリウス作曲「行列」と同じくシベリウスの「ミランダ」。
アンコール・レパートリーとして手馴れた演奏だった。

すべて終わってみると、このオーケストラらしい澄んだ音と演奏だったなぁ、という想いが残る。
団員全員が帰っても、拍手は鳴り止まず、ヴァンスカが再登場したし。
こういう演奏は日本人は好きかもしれない。

8日のサントリーはシベリウス:交響曲第5番をやるし、かなり楽しみになってきました。


あ、帰りに楽屋へ向かう新○ユリさんと目の前ですれ違い、ちょっとお得感あり 
アイ○ラの人たちも大勢いらしていたんだろうな。サントリーでお会いしましょう。


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手仕事の職人芸。

2006年09月15日 18時16分21秒 | 想い・オーケストラ
                  『日経』をバックにおすましツッくん


なかなか更新できないでいる間に、インコのツクネがすっかり大きくなってしまいました
鳴き声のきゅるる~きゅるる~の中に、時折成鳥の声もまじって聞こえるようになり、
最近では猛烈な羽ばたき練習をして、巣の中のほこりを部屋にまきちらして喜んでいます。
来週には飛ぶんじゃないか、という勢い。
でも、手を出すと逃げていくので、「手乗り」になるかちょっと心配・・・

ツッくん情報でした!

************* 


歳を重ねるにしたがい、人生や人と人の関わりが学生時代よりもわかってきて、
そういうものがわかればわかるほど、以前よりずっとオーケストラの面白味が増してきた。

それぞれ自分の得意なものを、それぞれの場所で発揮する。
そんなひとつひとつ形の違うものがジグゾーパズルのように集まり、
ひとつの巨大な絵となる。

社会人のアマオケの人たちのこだわりの職人芸は、学生オケの比ではない。
仕事があっても楽器を続けるくらいなので、根っからの音楽好き。
それだけにこだわりようはハンパじゃないように感じるのである。

最近特に感じるのが打楽器の人たちの一発にかける気合いのすさまじさ。
まさに『手仕事の職人』『刀の一振りに命をかける侍』のようにみえるのである。

これだからオーケストラから目が離せない。
益々オーケストラが面白い。


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