黒い回転ゴミ日記

日々のあれこれ。

奇妙なアンデルセン

2006-02-07 13:17:59 | インポート
昨夜から朝にかけて降った雪で道路がグシャグシャ。
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昨日は家でゴロゴロしてようと思っていたが、本屋にどうしても行きたくなり、紀伊国屋へ。
ゲルハルト・リヒター『写真論/絵画論』
アンデルセン『絵のない絵本』
マルセル・デュシャン『デュシャンは語る』
を買う。
リヒターはイイな。特に近年の「アブストラクト・ペインティング」シリーズが好き。昨年、日本で回顧展があったなんて知らなかった。最近美術の本を手に取る事がないなんて書いておきながら買っておりますが、最近のある種記号化して行く美術には馴染めないとか・・・ここで書くには限界があるので、なんとなくって事で流して下さい。
アンデルセンの『絵のない絵本』は、どんな内容だろうと2冊あったうちの1冊を手に取りパラっとめくったら、製本ミスで始めの30ページほどが天地逆さまになっていた。なので読もうとすると、先ずは天地逆にしページの中程を開き始まりを探し、そこからトビラへ向けて読み進め、本のスタート地点へ来たら、また本を逆さにし続きのページを中程から探し読み進めなければならないという、普通なら返品確実な製本ミスなのですが(ちなみに元来そのような体裁の本かと思い、もう1冊を見たら普通だった)、そのひっくり返して中から読み始め、そしてひっくり返しまた中へという行為に興味を持ち、その本を買う。意図的にそんな体裁にしていたら、絶対に買わない。笑。レジでカバーをかけている時に店員さんも気付き「えっ?」と繰り返しページをめくっていたが、「あっ、その本が欲しいんで、それでいいです」と言い、「こういう本なんですか」と店員さん「いや、ミスみたいですけど、それで良いです」と買う。店員も「モノ好きなヤツ」と思っていたのか、笑いながらカバーを掛けていた。なんか、その本の体裁が他人事に思えなかったのでした。笑。
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