荷物一つの人生。

午前中、荒町通りを歩いていると、見覚えのある女性を前方に発見。
誰かと思えば、学生の頃に僕の店でバイトをしていたS君の奥方ではないか。
なぜ荒町をスッピンで歩いているのかと思い、「なんでここにいるの？」と、何とも愛想のない聞き方をしてしまったが、どうやら比較的近くに最近引っ越してきたらしく、郵便局を探しているとの事だった。

引っ越しかぁ。
只今、引っ越しの準備中だが、これが結構厄介なもので「荷物一つの人生が一番じゃないのかね」と、このような事があるたびに胸の奥で呟くのだが、腰を下ろしてしまうといつの間にやら厄介な人生に様変わりしているから困ったもの。とは言っても、この家の荷物なんてたかが知れているのだけど、どでかいキャンバス達がね・・・。