朝日ソノラマが解散しちゃいますね。
僕はソノシートには随分と楽しませてもらった世代だから、あ~・・・って少々なってしまいますね。あのペナペナが本に付いているだけで嬉しかった。音なんて全く良くないけど、今で言う音の良さじゃない、音の良さがあった。何言ってんだかって思われるでしょうが、あそこにしかない音もあったと僕は思いますね。
なんて事を書いているけど、ソノシートに触れていたのなんて小学生くらいまでで、捨てずに持ってはいたけれど、しばらくはソノシートの事なんて忘れていました。でもある時、思いっきり時計の針が逆回転するようなモノを手にするのです。それは何かというと、大竹伸朗さんの展覧会カタログで、そのカタログに自身が作った音楽をソノシートにプレスし付録としてつけていて、かなりショックでしたね。そのソノシートを付けていた事もそうなんだけど、それよりも何よりも、そんなソノシートなんていうメディアをほとんど忘れ、半ば「一昔前のモノで使えない」的な認識と視点で、その存在すら遠い記憶の中に置き忘れ、今をのうのうと何の疑問も持たずに過ごしていた自分が、ホントに恥ずかしかった。その時を境に僕はチョットだけ変われたように思うのです。
そんな事もあったものだから、そのニュースを知った時は少し白くなってしまった。
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