黒い回転ゴミ日記

日々のあれこれ。

まるで「さかな君」

2008-08-22 16:52:45 | インポート
今朝、区役所へ寄る。
その帰り道。
地下鉄の東西線工事とやらで、十字路に4人ほど警備の人が立ち、行き交う車を捌いていた。
僕がその交差点を通りかかった時、
独特の甲高い声が聞こえた。
「ダメダメー!その車!先に通して!」と、
「さかな君」のような甲高い声、いや「さかな君」そのものの大きな声が町内を駆け巡った。
僕には聞こえなかったが、カラスの鳴き声もそこに共にあったはずだ。
無論、僕はその声のする方を、「何事だ?」ではなく「誰だ?」と見たわけだが、
当然「さかな君」であるわけがなく、
どうやら警備員のリーダー的輩で、
その人が判断の鈍い後輩スタッフに、若干キレ気味に大声で指示をしていたのである。
声の直後、強烈な緊張感が辺りに走ったかと言うと、
声が「さかな君」そのものだから、緊張感も何もあったものじゃない。
リアルさの欠片もその場にはなかった。
僕は、笑いを堪え通り過ぎた。
きっと、大声で指示された後輩警備員の右脳には、
「さかな君」のキャップを被った、先輩警備員のキレた顔が焼き付いていたはずである。
ダメな後輩にしてみれば、事の善し悪しよりも、
「その声なんとかしろー!リアルな空気が流れないだろがー!」
って問題なんじゃないかな。