ちくしょー！

え～別に怒っているのではなくて、僕が本屋で大竹さんの記事を見るといつも「ちきしょー！ちきしょー！」となぜか心で呟きながら読んでいるのです。当たり前ですが大竹さんに向けて発しているのではなく、多分、自分に向けて発しているのだろうと推測されます。自分でもなぜ「ちきしょー！」を呟いているのか解らないのですが、それは心地よい嫉妬（表現に対する）であり、胸躍る勇気であり、自分への問いかけであり、絶望感であり、希望でもあると思います。そんな様々な感情が、紙面の写真や大書きの言葉を拾い読みしてるだけで、自分の胸の中にグシャグシャになって沸々と沸き起こり「ちくしょー」に繋がるのだと思います。

昨日本屋へ行った時に、大竹さんを特集したスタジオ・ボイスが出てる事を思い出し、見つけて買う前に取りあえずパラパラと捲っていたのですが、やはり「ちくしょー！ちくしょー！」と心で呟きながら、ワナワナしつつレジへと向かいました。そんな感情解ります？解らないっすよね～多分。

少し前まで（今もかな）、大竹さんの記事を「バカじゃないの」って言われるくらい片っ端からファイルしていたのだけど、実は一つだけどうしても買う気になれなかったものがある。その昔「別冊太陽」という雑誌にアトリエ（？）で、絵の具にまみれた服を着て、自分の絵の前に座る大竹さんの写真があったのだけれど、それだけは買う事が出来なかった。なぜかと言うと、その写真を見る度に自分を顧みて絶望しそうだったから。冗談じゃなく、僕にはその写真をファイルするには、その写真は大きすぎた（サイズじゃないですよ）。ただ、今になってその写真がすごく見たくなり（多少は前に進めたのでしょうか？）、古本ですごく探しているのだけれど、どの号か分からずに未だ買えていない。自分の持っているカタログや画集の資料で探せると思うので、そっちから探してみよう。そんな感情解ります？解らないっすよね～多分。

昨日はその特集号をず～っと見ていました。