多摩病院臨床研修ニュース ～多摩病院の特色を考える～

指導医の先生方を久々にざっくばらんに話し合いを持ちました
テーマは
『多摩病院の研修の特色ってなんだろ！』です

そこで結論
聖マリアンナ医科大学病院群の中になって
川崎市立多摩病院はちょっと雰囲気が異なるかも知れないってこと

とにかく
夜間休日に受診される患者数は昼間とほぼ同じ
症状の軽い方が多いですが
とにかく不安だったり
症状があってつらい患者さんが多い
その中に見極めないといけない重症患者さんが紛れ込んでいるのです

『まさに研修医の先生方がまずきちんと診ることを修得できる病院だよね』


最初から重症ですと診断されておらず
また病名もはっきりしない患者さんを目の前に
自分で的確に鑑別診断を行っていく必要があります

そんな臨床研修病院なので
指導医の指導も奥深いところではなく
まず一般的な事柄から指導していきます

珍しい疾患ではなく
よく遭遇する疾患・症状をきちんと診ることを学びます

『基本的なことだけど重要だな』
本当にそう思います

こんな話題も

研修到達目標の中で
意外と大切なのにおろそかになりやすいものが大切だってことある
たとえば栄養指導や薬剤指導
介護保険制度や書類作成のこともとても重要だということに気づかされます

患者さんにとっては病気も心配ですが
医療費のことや今後どうなるのかっていうこともとても気になること

そういうこともきちんと学ばないといけません

そういう場面では医師ばかりが指導的立場にありません
病院で診療に関わるすべての方が指導者になります
そこで毎週金曜の朝にはレクチャーを行い
様々の業種の指導者がそれぞれの立場で小グループ制のレクチャーを行っています
これは最大の売りかも知れない
そういう声があがりました

とにかく
たまに指導医の先生方とこんな話ができることも
ボクはとてもいいことだと感じています

うん