聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

12月・・・・医師病院中で走る・・・・で・・・師走

2009-12-17 14:02:59 | Weblog
外来と病棟と受け持つ勤務医は
とにかく忙しい

朝出勤したらすぐに夜間の看護記録や当直日誌を確認
さらにあらかじめ診察して朝の診療部長回診など上級医の診察につく
そして手術があれば手術前の準備を再確認して手術室へ赴く
手術がない日でも検査があればその準備をする
外来があればまず5分前には外来に行って患者さんのリストをみる
外来の直前まで病棟で指示を出すし
また日によっては患者さんの話を傾聴するためにぎりぎりの移動時間となる

たいがいは1時間で4~5人の枠でないと診療時間が足りなくなる
でも実際は1時間で6~8人ってことになって
予約はもはや予約ではなくなってしまうことが多い

患者さんは入れ替わるが医師はそのままだから
傾聴を続けるとかなりしんどくなる

休憩は取りたいが取れないことも多い
手術時間中は不思議なくらいトイレが我慢できる
助手で入る時の方がかえってつらいことが多い
きっと自分で時間の予測ができないし
ずっと緊張し続けるからかも

病棟はもう一度診察して
診療記録を書く
もちろん検査や治療計画を立てながら
自分の考えを整理しながらの作業

もちろん時間があまる日もあれば
検査と侵襲的な治療を病棟で行う日もあるので何ともばたばたあわただしい

もちろん午後~夕方も同じであるが
勤務医はたいがいこれ以外に委員会やら研究会がびっちりスケジュールに入ってくる

大学病院の勤務医はこれに授業や教育に費やす時間がある
たとえば授業
きちんと国家試験の出題基準を読み込んでおかないといけないし
文科省の通達に合わせた授業計画にそって決められた授業内容を確認して
スライドや資料を準備する

仕事内容は医師でありながら教員である大学の勤務医は
最初から正直二足のわらじを履いている

しかも研究というとても大事な仕事もある
研究するには時間も費用(予算)も大切
予算がつかなければ何もできない
私財を出すしかなくなる
でもそんな経済的な余裕は勤務医にはない

そしてここ数年は研修医教育も大切だってことになった
すると一日の行動も微妙な変化が生じる

以前必修化の前はただ診療の後ろについていてもらったのが
何事も一緒に行うか診療行為を見守ることになった
だから最初が肝心
しかも問題はこれが数ヶ月単位で振り出しに戻ること

3つの研修プログラムになって
指導医数を考慮した研修医募集数となってかなり落ち着いてきた印象
やはり研修医募集数はその辺を考慮しないとって思う

ポートフォリオも徐々に慣れてきて
研修医の自主性を重視したら負担感も減ってきた
これなら余裕をもって診療できるかな~って感じ始めたけど・・・・

でも年末年始はなんだかあわただしい

今日も救急外来に呼ばれたので
病棟の業務はまだまだ終わりません

なら書き込んでるな~ってことですよね
はいはいわかってます

でも医師走る・・・・で師走ってことだ~って思ったので
ちょっと休憩

頑張るぞ~!

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