リハビリ

2009年05月02日 | 写真作家
 写真だけ撮って現像は後で、後でと手抜きをしていると偉い事になっていた。
フィルム現像だけで偉い時間がかかってしまった。


久しぶりにプリント。あれ?やっぱりプリント感が落ちている・・・。黒の濃淡とかグレーゾーンとか、判断する直感が働いていない。間隔が空くとこれを取り戻すのに少し時間がかかるのは私だけだろうか。

連休スタートも外にでれば、高速道路は渋滞、海外旅行もだのなんだので落ち着いて楽しめそうもない感じだしね。


暗室にこもって、プリントリハビリでもするかな。
(初夏を思わせるの陽気の中、決して健全な大人のすることではないと思うが・・・。)

青いお空が見たい・・・。


9c写真展を振り返って ~ワタナベリツコさんのコメンタリー

2005年11月10日 | 写真作家

ワタナベ リツコ  
『Holiday』


同じ場所で同じものを見ていてもきっと人それぞれ見え方が違うはず。
私にとって写真を撮るとことは、
自分が見ている世界を形にすることの様な気がします。
今回の展示で、
「懐かしい感じがする」「どこの国か分からない」という感想を多くいただきました。
ひょっとしたら私が見ている世界は今の日本じゃないのかもしれません。
これはちょっとした発見でした。
それで改めて写真は人に見てもらうべきものなのだなぁと実感しています。

この度写真展にご来場いただいたたくさんの方々、本当にありがとうございました。
アンケートも長く丁寧なコメントがいっぱいで感謝感激です。
写真てやっぱり楽しいですね、写真展が終わった今、
撮りに行きたい気持ちがフツフツと湧いてきています。
次回の写真展でもっと良い作品をお見せできるように、いっぱい撮りに行ってきます。 2005 秋
(ワタナベ リツコ)



9c写真展を振り返って ~フジシロゆうすけさんのコメンタリー

2005年11月06日 | 写真作家

フジシロ ゆうすけ 
『WOWOW! Hier kommt die Sonneee!!』


この夏、青春時代を過ごした南ドイツにはじめて撮影旅行にいってきました。懐かしかったし、かなりゆったりできた。気楽な旅だったなぁ…。目新しいものはなかったけれど、その分いろんなひとと出会い、喋り、食べて、呑んだ、踊った。楽しかった!素の自分が出せた旅でした。
おかげさまで気負うことなくかなりフジシリッシュな作品が出来上がりました。写真の方向が見えた気がする。今後の作品づくり、つまりはフジシロブランド、フジシロ主義(フジシリズム)確立に大きく影響したと思います(^O^)。
ドイツは僕の故郷なんだなぁと改めて実感した。またプラプラ行こうかな。

あといっておきたいこと…。「アットホームな雰囲気のする会場」とアンケートに書いて下さった方が多かったのがうれしいです。内輪ながら、確かにアットホームかもねー。僕自身、メンバーにたくさん助けてもらいました。9cの皆様ありがとうね。

最後になりましたが、ご来場頂いた皆様に心の底から感謝致します。おかげさまで会場でたくさんのひとにお会いできました。また作品を気に入ってくれた方、ポストカードを買って下さった方、ありがとうございます!作品は自分の分身なのでまるで自分のことのように(?)うれしいです。今後もひとを幸せにできるような作品を作っていきたいです。
来年も9cの展示あります。楽しみにしてて下さい。ぼくも楽しみ。メンバー一同またのご来場をお待ちしております。これからも応援どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m
ではまた…。   2005年秋
(フジシロ ゆうすけ)


9c写真展を振り返って ~市川五月さんのコメンタリー

2005年11月04日 | 写真作家

市川 五月 
『 SKY 』


今回の展示で苦労した事は、空の色を出す事。
多いもので4回再プリントに出しました。
2年ほど前、たくさんのフィルムの中から私が出したい「本物に一番近い色」を
出すフィルムを見つけました。
それからずっと空はこのフィルムと決めています。

写真がやりたくて写真屋さんで働いてみて、
ちゃんとやれば自分が見た通りの色が出る事を学びました。
色の性質、明るさもすべて感覚で計算して
きちんとしたプリントを出すこともできるようになりました。
見ていない人に焼いてもらうのは当たり前だけど、とても難しい。
特に空とゆう何千、何万色あっても足りないような様々に変わるものは。


終わって感じたこと
2000年、20歳。まだ何も目指すことがなかった時、
ある写真集に出会い、私と同じように空を撮る人がいることを知りました。
その写真にインスパイアされて写真を始める決意をした。
今思えば運命的な出会いだったと思う。
今回空の展示ができて、原点に返ることができた。
私にとって、とても貴重な展示でした。
来て頂いたみなさん、あたたかいコメント、アンケート本当にありがとうございました。
まだまだこれからも撮り続けていきますので、
応援よろしくお願いします。
またお会いできる日を楽しみにしています。
ありがとう。
(市川 五月)

ホームページにてコメントがあります↓
http://tokyo.cool.ne.jp/may-village/9C2.html


9c写真展を振り返って ~宮腰まみこさんのコメンタリー

2005年10月31日 | 写真作家

宮腰 まみこ 
『play girl, play boy』


本物のアーティストになる瞬間はどこで訪れるんだろう?って思ったのが最初のきっかけ。バイタリティ溢れる行動力と型にはまらない思考力をもっている彼女たちに出会ってからは、見るもの全てがyellowsubmarineの世界だったんだ。ヨーロッパという海底を縦横無尽に歌いまわる彼女たち。これは自らのライフワーク。写真展を見に来てくれた方々に感謝です。
(宮腰 まみこ)


9c写真展を振り返って ~石川陽さんのコメンタリー

2005年10月30日 | 写真作家

石川 陽 
『空の下』


簡単に自分の展示について
インターネットの普及によっていろんなものが直に接すること無しに事を成せるようになってきた。写真(視覚芸術)にしてもそうなのかもしれない。ネットで見せることができるのならば、実際に見に来たときとの差をつけようと考えた。それで作品に触ってもらおうと思いました。
(石川 陽)


9c写真展を振り返って ~霜倉真二のコメンタリー

2005年10月30日 | 写真作家

霜倉 真二
『シロッコに吹かれて ~Blowin'in the Sirocco, Malta 2005』


前回に続き今回もまたモノクロの作品を出させてもらいました。
カラー作品の中で逆に目立つかな、なんて目論見もあったりして...いやいや、今は自分が自信をもって、送り出せる作品はモノクロしかないかと思っています。

モノクロとは、大学の授業で出会いました。始めはグラフィックデザインを専攻してたんですが、これが見事にコケちゃいました。持って生まれた物がなかったと言うか、なんというか。アタマ硬くて創造とかできなかったんですね。アサトさんやワタナベさんがうらやましい。

大学でモノクロプリントの授業があったんです。先生の指導を受けながら、プリントしてみると結構上手に出来て、感動したのを覚えています。それまでは、モノクロ、白黒写真って古い感じだったり、暗い感じだったり、綺麗なものとは程遠いイメージでした。普段自分の身の周りにあるモノクロ写真って、白と黒だけが強調されたコントラストの高い写真のイメージ強かったんです。

写真展でエドワード・ウエストンやロバート・メープルソープなどのオリジナルプリントと出会いました。鳥肌が立ちました。モノクロの世界ってなんて綺麗なんだと。いいものを見るとヨダレを垂らすクセがあるのですが、その時も垂れちゃいましたね。不覚にも。(笑)それらの作品って、白と黒だけじゃないんです。白にも、黒にも何段階ものトーンがあって、そのグラデーションがやわらかいんだけど立体感もあって・・・。説明じゃ表現できないし、印刷物でもその良さは伝わらない。機会があれば、ぜひ、オリジナルプリントを見てみてください。

こんなモノクロをやって見たい。と思ってから自分なりに研究しました。するとやっぱり、米国の写真家、アンセル・アダムスやマイナー・ホワイトが考案した『ゾーンシステム』に突き当たるんですね。『ゾーンシステム』を語ると長くなっちゃうんで簡単に言うとモノクロ写真を綺麗にプリントする技法のことです。詳しくはインターネットなどで調べて見てください。

私は運が良くて、大学で『ゾーンシステム』を研究されているの中島秀雄先生と出会うことができました。中島先生から直々にご指導を受け、その技法を学びました。学んだことによって、カメラや写真に対する知識がより一層深まった感じがします。

今回『シロッコに~』にもその技法を取り入れています。米国で生まれた『ゾーンシステム』と言う技法でヨーロッパの地中海を写し撮ると言う、なかなかインターナショナルで画期的な作品なんですよ。(笑)

『シロッコに~』に対する皆さんの感想の中に「どうやって撮ったの?」というご質問がありました。三脚にカメラを載せ、一コマ撮って、一コマ分だけカメラの向きを変え、また一コマ撮るという作業をしています。それを一枚ずつプリントして並べているだけで、特に難しいことはしていません。皆さんも試してみてください。ツギハギのパノラマ撮影とでも言うんでしょうかね。実は展示した部分以外にも続きがあって360°撮ってます。

マルタの開けた風景の前に立つと、この風景をファインダーのフォーマットサイズに切り取ってしまうのが勿体無くて、こんなことをしてみました。

もうひとつ、感想の中に「モノクロのイメージが変わった。モノクロもやってみたいと思った。」と言う感想がありました。自分が他人の作品を見てモノクロのイメージを変えたように、自分の作品でモノクロのイメージを変えてくれた人がいる。自分が伝えたかったことが伝わったようで、とてもハッピーに気分になりました。
(霜倉 真二)




個展なび

おそるべし、地元商店街

2005年07月03日 | 写真作家
まずは、satsukiさん青空ギャラリーの様子が届きましたっ。
先週末yooさんが写真に撮ってきてくれました。ご本人のHPでも公開されていない秘蔵映像です。
1月の9cの写真展に来ていただいたsatsukiファンの多さは、こういった日頃の活動なんですね。
(そういう小生は、行った事なく申し訳なく。)小生も頑張らないとといい刺激になります。
ポストカード、写真展で拝見いたしましたがsatsukiさんらしいすっきりとしたイメージで、
このジメっとした季節に、また暑中お見舞いなんかにはピッタリです。
次回、青空ギャラリーは、7月9日(土)東京の井の頭公園。ポストカードはその他ショップでも。
詳しくはこちら。
satsukiさんのwebサイト


話題がまったく代わり、関西版です。
ここんとこ、スポーツが面白い。やっぱり、ひいきのチームが勝つと盛り上がるます。サッカーコンフェデも女子バレーもなんかやってくれる感じがして、ついつい夜遅くまで視いってしまいます。

プロ野球、地元タイガースも好調で地元の商店街では、さぞ盛り上がっていることと思い、以前から気になっていたことを確認する為にぷらっと散策してまいりました。
ウワサには聞いていたものの、もう既にマジックが点灯(6月末時点)しておりました。
ウワサによれば、開幕前から優勝記念セールまでのマジックは点灯していたらしい。

またあるファーストフード店には、あのカーネルサンダースまでもがユニフォーム姿。

おそらく、地元の方に『あの人形は誰?』と聞いたら、9割以上が『バースやないか。』と答えるに違いありません。バースとは、元助っ人外国人選手、85年タイガース優勝の立役者でいまでも地元では神様のごとく崇められている方です。
この人形、胴上げされる前に撤去されていることを祈ります。(shimo)

『バースのバスは、◯◯◯!』

※photo by yoo『青空ギャラリー』(一枚目)、
 by shimo『マジック点灯』、『バースカットバセ、バース、ライトへレフトへホームラン』

兼業作家の苦悩

2005年06月25日 | 写真作家
暑くなってまいりました。
展示会の写真準備など、そろそろペースを上げて進めなきゃと思っているのですが、
そこは悲しいかな、メーカーの営業マンという副業(本業は自称作家です。(?))もあり
平日で片付かない仕事を持ち帰り、家でセコセコとモバイルに向かっております。
会社から支給されているモバイルというのも便利ちゃ、便利ですが、
『いつでもどこでも出来る!』=『いつでもどこでも仕事しろ!』
と解釈もできなくはない。
金曜の夜に、月曜日の朝締め切りの書類作成指示するメールを送ってくるのはやめてくれっ~!

でも、サラリーマンも続けなきゃならんそれなりの理由もあって、写真ってなんや言うても
結構お金かかるじゃありませんか。
サラリーマンと言えば、この時期やっぱボーナスでしょう。
でも、ボーナスも幸せなのは貰うまでですね。
貰うまでは、あれ買おうとか、どこ行こうとか、だいたい決めて(決めるのがまた楽しい!)
ウキウキでございます。いや、正確に言うとウキウキでした。(過去形。)

明細をあけたら、何じゃこりゃ!
元々僅かな金額から、税金も保険もガッポリ取られちゃってる。もっていかれたなあー。
ニュースでやってたけど、サラリーマンからはまだ税金巻き上げる計画があるんでしょ。
こうやって、楽しみが減っていく。世知が無い世の中じゃのう。

あと楽しみは出張でいろんなとこ行けるとこかな。先日も福島空港で大阪便を待ちながら
夕日をボケーっと眺めてました。たまにはいい気晴らしになります。
飛行機会社のマイルもセコセコ貯めて、今年は海外遠征行くぞ!

そんな少ない時間の毎日で写真をやるとなると、もっと努力せなあかんでことですね。

9cメンバーにもいろんな立場の人々がおられます。
それぞれの立場立場でいろいろ課題があるんでしょうね。皆さんがんばりましょ。

satsukiさん、頑張ってますね。今日、青空ギャラリーいかがでしたか。
頑張ってるので、差し入れです。 ほれ! 
(クサるので送りません。画像のみお楽しみください。)

yooさんもfujiちゃんも応援にいったみたいですね。またどんな感じだったか教えてください。(shimo)

※photo by shimo 『アキちゃんは見れなかった福島空港の夕日』『satsukiさんへの差し入れ(気持ちだけね。)』