願い石 叶い石

2010年09月16日 | 
山陰の旅の締めくくりはパワースポット。玉造温泉にある「玉作湯神社」。


祈願成就のこの神社、日本随一のパワーストーンと呼ばれている「願い石」という不思議な力を宿す御神石がある。この「願い石」に、社務所で購入できる「叶い石」を触れさせて祈る。「叶い石」はお守りとして持ち続けると願いが叶うと言うのだ。これは試してみなければ。


まず「願い石」の下から湧き出ている御神水で「叶い石」を清め、「叶い石」を「願い石」に当てて願いを込めます。一緒に同封されている2枚の願い札に願い事を書き、1枚を「叶い石」と一緒にお守り袋に入れ、もう1枚は拝殿の納入箱へ。納入箱へ入れた願い札は、宮司さまや禰宜さまがご祈祷くださり、神様へおとりつぎくださるそうです。


ご利益があるかどうか。小生は来春の個展の成功をお願いしてみよっと。

初秋の山陰を満喫するには、2日程度ではまだまだ時間が足りんかった。


個展なび

時の恋人

2010年09月15日 | 
「手のなかの空 奈良原一高 1954-2004」、島根県立美術館を観覧。
「消滅した時間」のモノクロ作品を見てから、一度はしっかり見ておきたかった写真家。


作品は歴史順に紹介されていて、それぞれの時代で少しずつ変化してく様子が感じられる。しかし、一貫して変わらないのが構図の格好良さ。戦時中に幼少を過ごした時代の人が、50年間もこんな写真が撮り続けるられるなんて。恵まれた時代の私たちでは、その凄さを本当に理解することは難しいかもしれない・・・。

     

人は前を向いて歩き続ける。 僕も未来ばかり見続けてきた。 過去を振り返るのが苦手の僕が、今回は50年の時間を振り返らねばならなかった。改めて沢山の過ぎ去った時間の断片と向き合った。 一 枚の写真を見ると、それが生まれた瞬間へと一気に想いは飛ぶ。その瞬間に発生したエネルギーを再び味わう。そして、言いようのない切ない気持ちが尾を引いて残る。その切なさは、もう再びそのきらめく刹那に肉体が立つことが叶わぬことを知っているからだろうか。それは、想うだけの恋に似ているかも知れない。
写真は時間の恋人なのだ。
恋人を想うとき、僕たちはそのひとの写真を眺めるだろう。その時、瞳は画面の中の恋人を見ているのではない。その画面を越えてその向こうにいるひとに向かって僕たちの眼は語りかけているはずである。

『奈良原一高写真集時空の鏡』「時の恋人」より

”写真は時の恋人なのだ。”  ・・・う~ん、この名言、深いねぇ。


個展なび

キャラ祭り

2010年09月14日 | 
鳥取から境港へ。


水木しげるロードは朝ドラの影響もあってか、かなりの賑わい。
至る所にキャラがあり、すべてが徹底されとりました。


人口は4万人にも満たない街だそうですが、昨年は157万人も観光客が訪れたとか。今では多くのシャッター商店街が増えている中で、ここではなつかしい昭和の街が現役で上手に利用されております。


妖怪のパワー、恐るべし




砂たまご

2010年09月13日 | 
夏は暑いので秋になったらゆっくりと旅をしよう。そんな思いで山陰へ旅に出たら、まだ暑かった。

鳥取砂丘。子供のころ一度訪れた場所。砂丘の入り口に立つ。あれ、こんなもんだっけ。子供の頃の広大な記憶は無惨にも打ち砕かれた。

炎天下の砂丘を、みんなぞろぞろと海へ向かって行く。それを眺めているだけで汗だくになり「たぶん途中で引き返してきちゃうんだろうなぁ。」と思いながら遠くを見つめているだけだった。(おっちゃんはもうだめだ~。)

そんな砂丘で見つけたB級グルメ、砂丘名物「砂たまご」。

砂丘の砂で加熱したたまごは、栗や芋のような食感!と書いてある。期待が持てる。少し砂の付いた殻を割ると、ハードボイルド風の白身が現れた。お味の方は・・・。ゆでて無いので水分が少なくパサついた感じの食感。言い換えればホクホクなのか?うん微妙です。砂丘に来たらお試しあれ。