蝉しぐれの夏

2008年07月12日 | 写真展

いよいよ、熱い夏がやってきました。そのそろ、あの鳴き声が。
仕事帰りに、路地の植え込みでセミの羽化と出会いました。こんな都会の小さなスペースの植え込みでも、生きていけるものなんですね。生命力にちょっと感動。よく見るとあちらこちらで羽化中。かなりの数。今年の夏も蝉しぐれが聞けそうです。


ランドスケープの写真を撮るようになってから、ちょっとした季節の現象にも敏感になりました。植物や虫、気温だとか、湿度だとか。そんな現象が結構、撮影に行くタイミングの要素だったりします。


そういえば、昨年は11月頃までセミの鳴き声を聞いた記憶が・・・。温暖化で蝉しぐれが一年中聞こえるような気候にはなってほしくないです。新たな世界へと旅立とうとする、セミの姿を眺めながら、いつまでも四季のある国であってほしいと願うのでした。

インクジェットプリント

2008年07月05日 | 写真展

ギャラリーさんの紹介でデジタルプリントのワークショップに参加してきました。

作品作りとしては、デジタルプリントは私自身、あまり興味がないのですが、ポートフォリオや展示に関することなどでやっぱり避けて通れないものになっております。その都度、思い通りにいかず苦戦してますね。

ワークショップでは、元大手プリンタメーカーで用紙の開発をされていた先生がレクチャーされ、目からウロコがこぼれるお話を聞かせていただきました。プリンタメーカーの用紙は、プリンタにマッチした最高なものという固定観念がありますよね。しかし、メーカーも利益を優先しなきゃならない、それなり売れるよう、それなりの価格で、それなりの品質の物という妥協になってしまうんだどか。またインクジェットプリントは、プリンタ本体の品質よりもプリンタドライバソフトや用紙によるところが大きいことも知りました。実際にプリントされたものを見せてもらって納得しました。

調整する技術を勉強して、納得したものを選ぶ。最終的には固定観念に捕われず、自分の目を信じるしかないんだなと思いました。モノクロ印画紙のプリントも共通するところありますね。いい勉強をさせてもらいました。

話は変わってお知らせです。9c仲間の市川五月さんが、東京で写真家HABUさんとグループ展を開催中。若手写真家6人のうちの1人として参加されてます。東京近郊の方々、ぜひおすすめいたします。

『第1回 HABU-KABA展 』 写真家HABUと仲間たち

出展者: HABU、平岩亨、市川五月、道山友紀子、武井伸吾、松本ケン、金杉悦子
日 時: 2008年7月3日(木)~7月15日(火)
    OPEN 11:00 - CLOSE 19:00(9日(水)休館)
場 所: フォトエントランス日比谷
    〒100-0006 千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井ビルディング1F
    TEL: 03-3500-5957
    http://fic.fujifilm.co.jp/photoent/
    入場無料
詳細はこちら。

私も個展以降、ご来場者の方々から展示会の告知をいただくようになりまして、私自身への刺激にもなる為、なるべく拝見させていただくようにしているのですが・・・。なんらかの理由で行けなかった方々、申し訳ありません。今回も・・・。五月姉さん、すまん。HABUさんのプリントもみたかったなぁ。