lomo魚眼で行こう! 東京編

2005年09月28日 | ロモ
9月某日。台風が太平洋沿岸をかすめながら北上を続ける日、東京へ向かった。目的は、次回、9cグループ展の準備ミーティング。台風のお陰で、飛行機が大揺れに揺れ、あまり生きた心地がしなかった。が、なんとか羽田に辿り着いた。そのままミーティング場所となる渋谷へ。この台風の日に、相変わらず渋谷はスゲ~人。


いつものミーティング会場へ。メンバーと顔を合わせるのは半年ぶり。メールのやり取りでそんな時間が経った感じはしない。皆元気そうで、よかった。よかった。打合せも今回は2回目なので、皆余裕のある感じ。展示方法など、今回は皆色々アイデアがある様子。楽しみですね~。
市川さんやフジシロさんは、当日ポストカードの販売など計画されておられるようです。また、前回好評だったオリジナルのBGM曲も現在、新曲をお願いしているとの事。これもすごいですね~。盛り上げていだだきあざーす。

充実した内容のミーティングは、粛々と執り行われ無事閉幕。
普段大阪で、色々とメンバーにはご迷惑を掛けており、なんとか少しでも9cグループ展を世に広めたいと言う事で、ここは普段の営業職の技量を生かし、翌日はギャラリー回りを敢行。ギャラリーといえば、銀座、新宿。メーカー系ギャラリーを中心にPRを行ってきました。っても、掲示板にポストカード貼ってもらうだけなんだけどね。

ご協力いだだきましたギャラリー様のご紹介。
富士フォトサロン東京(銀座)、コダックギャラリー(銀座)、京セラコンタックスサロン東京(有楽町)、コニカミノルタプラザ(新宿)、東京ペンタックスギャラリー(新宿)、フォトギャラリープレイスM(新宿、プレイスMさんは、DMも置かせていただきました。)

以上ギャラリー様には、展示会期間の数週間前にはギャラリー掲示板にDMを掲示していただくことになりました。よろしくお願いいたします。本当はもちょっと回りたかったんだけどね。日曜日休日のギャラリーっての以外とあるのよね。

東京は人の写真撮ってると面白いねー。 以下lomo魚眼ギャラリーをお送りします。


新宿もいろんな人いるね。私もその日はその細胞の一部だが。



客観的な位置にいて眺めていると面白いけど、



2年住んでみて、やっぱり疲れたね。



やっぱりオイラは大阪がいいや! (shimo)


地中海に浮かぶ小さな国・マルタ その2

2005年09月22日 | マルタ共和国
『マルタに行ってきました!』 『マルタって何処?』って質問が多い。

日本人って欧州の地理に弱いね。(自分も出題されるまで、知らなかったのだから偉そうなことはいえない。)中には、地中海って海水?という質問も。続きを始める前にちょっと説明。


イタリアの長靴の先にあるシチリア島から、掛け落ちたような小さな島国がマルタです。人口39万人、04年5月にEUにも加盟しております。言語はマルタ語と英語、イタリア語も通用する。宗教はローマカトリック。気候は、そのまま地中海性気候。日本との時差は8時間。(3月から10月のサマータイム中は7時間。)

滞在2日目、宿泊地のイムジャール港からゴゾ島の最も大きな町、ヴィクトリアへ向かう。朝から町は活気にあるれていた。ダウンタウンの駐車場に車を止めて、チタデルの大城塞を目指す。カメラ、三脚をあわせると、10kg程度になるだろうか炎天下の中、小高い丘に向かって登っていくのはキツい。すぐに大きな白い壁が見えてきた。この大城塞は、島の住民が、海賊や異民族の侵略から逃れる避難場所として大きな役割を果たしてきたそうだ。1500年代には今の強固な作りになっていたのだという。人の力ってすごいね。命狙われる程追いつめられるとこんなものすごいものが建ってしまうんやね。


チタデルのゲートを入ると正面にゴゾ大聖堂がどっしりと向かえてくれる。1693年に大地震で倒壊し、1771年に再建している。こちらの建物は、ほとんどマルタストーンと呼ばれるレンガのような石(色はクリーム色)で組まれている。地震でも来たら大変じゃないかなんて思ってしまう。


大聖堂の横抜け、城塞の奥へ。奥にはテラスがあり、テラスからは眺望が楽しめる。町、田園すべてが見渡せる。早速カメラを取り出し、三脚を立て、撮影モードに入る。何枚か撮っていると『マミヤ、マミヤ!』といって近づいてくるインド人らしき人。何なんだ!オレのはペンタックスだ。『マミヤ、マミヤ、グッド、カメラ!』だからマミヤじゃねえっうの。聞けば友人がマミヤの似たようなカメラをもってるとの事。よくわからん。さっさとサヨナラをすませ、撮り続けているとそこは観光地。くるわくるわ団体客。三脚なんって立ててるもんだから珍しくって人だかり。ミセモんじゃねぇ。カメラを向けるその方向へみんなコンパクトカメラを向けている。いい写真撮れると思ってるんだろうね。

(ちなみにここに掲載しているのはデジカメで撮ったもので、ホンチャンの三脚撮影したものは、別のカメラで撮ってます。9c写真展で公開します。乞うご期待。)

城塞を降りてくると朝の活気は何処へやら。妙に静か。食べ物屋以外はほとんどクローズ。町を歩いている人は観光客らしき人ばかり。ん?今お昼の1時。これがウワサのシエスタってヤツね。町が本当に休んでる。

カフェでテキトーにハンバーガーで食事をすませ、ゴゾ島を西へ。最西の岸壁、アズレウィンドウにやってきた。ウィンドウ? あっ!地中海に窓枠が! ここも紺碧の海は健在です。


イムジャールの港への帰路でシャーラという町に立ち寄る。町は派手な装飾が飾られている。明日9月8日は、勝利の女神の祝祭に当たるらしい。明日はマルタ島へ移動しなければならないので、祭りを見る事ができないのは残念。

ホテルに戻ってシャワーを浴びる。うっ、水がやや塩辛い。(飲んでも問題ないらしいんですが・・・。)

さらに次回へ続く。(shimo)



地中海に浮かぶ小さな国・マルタ共和国

2005年09月19日 | マルタ共和国
みなさん、もう1ヶ月と写真展が近づいてまいりましたよ。詳しくは、9c web siteで。

さて、そんな写真展に出展すべく、今回私は海外ロケを敢行することに。
地中海に浮かぶ小さな国、マルタ共和国を訪れた。

昔、地理の試験をうけ、世界の都市名を完璧に記憶したつもりが、ここだけ答えられなかった(出題する方も出題するほうだ!)この国の名前は、10年間、私の脳裏から離れず、ついにそのベールをはがす時が来た!

ロケ地に選んだ理由
その1 治安がよい。
その2 小さい国(淡路島の約半分)
その3 歴史がある。

飛行機は、直行便がなくどこかを経由しなければならない。安価なドバイ経由のエミレイツ航空を利用することに。サービスはいいとの評判も聞いていたが、音楽や映画などコンテンツも豊富で機内食もなかなかだ。ただ機内は寒い。半袖にトレーナーを羽織って、毛布を被ってちょうどいいぐらい。ドバイまで9時間、乗り換えて6時間、ようやくマルタ島に到着した。

早速、レンタカーを借り、今日の宿へ向かう。ルートはマルタ島を北西に横断して、チェルケウア港へ。そこからカーフェリーに乗り、マルタ共和国の2番目の島、ゴゾ島に向かう。着いたゴゾ島のイムジャール港が今日の宿だ。車は、右ハンドルで日本と同じ。ウィンカーがハンドルの左に付いている。右はワイパー。長年の習慣より、何度となく交差点でワイパーが動いていた。条件反射とは悲しいものだ。
(日本に戻って、次の日は2回もウィンカーの代わりにワイパーを動かしてしまった・・・。)
信号が少ない。海外ではよく見られるラウンドアバウト(環状交差点)だ。環状内を右から回っている車が優先というルールさえ覚えてしまえば、そんなに難しくない。歩行者用信号という赤い玉みたいな信号がある。でもこれは付いているのやら、潰れているのやらわからない。多分地元民でもわからんのではないか。近辺に歩行者がいれば優先する。それにしても道が悪いのにみんな飛ばす飛ばす。一応町中は40Km/h、郊外は64Km/hと言うルールはあるらしい。

案内板も不親切で、地図を見ながら空港周辺を脱出するに1時間ぐらいを要する。
1号線の主要道路に入ると後は、スムーズだった。地中海のリゾートを横に見ながらチェルケウア港へ。マルタ島とゴゾ島間のフェリー(ゴゾチャンネル)乗り込み、ようやく落ち着いて地中海を眺める。なんだこの蒼さは!


昔、アガサクリスティーの地中海殺人事件という映画がやってて、この海の色のことを『紺碧』と表現していたのを思いだした。辞書で調べると『深みのある濃い青色。』と書いてある。これが紺碧というのだな。この色は写真にも上手く撮れなかった。行った者の特権と言う事で。


イムジャール港に着くと早速宿へ。ホテルの名前もイムジャール。港の高台にある五つ星ホテル。マルタ島ともう一つの島、コミノ島が見渡せる。景色はサイコーす。


今日から二泊ここからゴゾ島を走り回ることになる。
その夜、近くのスーパーに買い出しに。初めて地元民と本格的な会話する。公用語は英語なのだか。私の英会話自身も問題も去ることながら、何言ってるだか、訛がキツくて解らねー。
次回へ続く。(shimo)