銀座平野屋女将日記

銀座平野屋210年のあゆみと老舗女将の嫁日記

銀座平野屋といえば-鎧バッグ物語-

2018-07-10 | バッグ・小物

ここ数日の関東以西で起きた豪雨災害。

関西方面のご贔屓の方も多くいらっしゃるので

大変心配です。

被害に遭われたみなさまに

心よりお見舞い申し上げます。
どうか、少しでも早く日常を取り戻せますように。


さて。

先日、この「銀座平野屋女将日記」は記念すべき100回更新を突破しました。

そこで皆様にもっと銀座平野屋を知ってもらえればと

「銀座平野屋といえばこれ!」という商品のご紹介です。

 

 

鎧バッグ

サイズ:(横)約24cm×(縦)約14cm×(幅)約7cm
素材:鹿革、正絹
(商品保護の為、持ち手に和紙をまいてあります。)

内部は両サイドポケットつき。

 

 

 

こちらは緑色です。緑色の「段ぼかし」の色遣いです。

アップ。上部・持ち手は蜻蛉(勝ち虫)柄の印伝です。

 

 

こちらは赤色です。赤色の「段ぼかし」の色遣いです。

赤色は現存する国宝鎧に多く使われています。

 

紫色です。「紫裾濃縅(むらさきすそごおとし)」

菖蒲のイメージの色目です。

菖蒲は魔除けの意味と、「尚武」に通じることから昔から多くの武将に愛された色です。

 

 

武具として身を守ることから発展してきた鎧。
後には華やかさと繊細さをも追求し、
飾り衣裳としての要素も加え、変化してきました。
その技法を忠実に再現し、すべて手作りした逸品です。

鎧のお守入れ同様、こちらも加藤一冑氏の製作です。(加藤一冑の略歴はこちらをご覧ください→)

 

40年以上前、銀座平野屋をはじめ数件の和装小物の店で「鎧バッグ」を扱っていました。

店によって様々なタイプの鎧バッグがありました。

こちらはそのうちの一つ。

鎧風の刺繍が施された、絹織物のバッグです。(参考品)

 

こちらは当時、銀座平野屋で扱っていた鎧バッグです。

印伝部分が小桜と菖蒲です

 

しかし、だんだんとこのタイプの商品が作られなくなります。

時代の流れと共に和装小物の店の多くが廃業。

鎧バッグを記憶する店がほとんどなくなってしまったのです。

日本の美意識のつまった鎧。

これを使用した「鎧バッグ」を復活させたい思いは次第に強くなりました。

 

しかし銀座平野屋で当時と同じものを再現し、後世に技法を残そうと考えましたが

なかなかそれを再現できる職人が見つかりませんでした。

そんな時、偶然にも加藤一冑氏との出会いがありました。

これで鎧部分の復元が可能になりました。

そして鹿革を仕立てる職人も見つかりました。

これですべての素材を「鎧バッグ」として作り上げることが可能になりました。

まさに奇跡の邂逅!

10年の歳月を要し、こうして鎧バッグが現代に蘇りました。

 

 

 

この鎧バッグには日本の伝統美への銀座平野屋の思いが込められた商品です。

日本の美的感覚と、古から現代までの職人の情熱を感じて頂けたら嬉しく存じます。

是非、日本の美を国内外のパーティ等にお持ち下さい。

 


✳︎この商品をご希望の場合は、
銀座平野屋のHPまたはお電話、メールにてご注文下さい。
ご注文を頂いてからの商品作成となりますので、
お時間を頂く商品となります。

特に紐の色がない場合はお作りが出来ないこともございます。

ご了承下さいませ。

 

 

7月1日(日)より21日(土)まで「インターネットバーゲン」開催中です!
なかなか銀座平野屋の催事に行かれない方にオススメの「インターネットバーゲン」です。

通常の価格の20〜30%オフ!(一部商品をのぞきます)
ちょと気になる商品をこの際にお手元にいかがでしょうか



皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております!

銀座平野屋HPはこちらから入れます

【注意!】

✳︎日曜祝日は休業日の為、メール・電話の対応ができません。ご了承下さい。

✳︎現在ホームページ工事中につき、トップページのボタンが一部使用できません。
ホームページ右端(もしくは下側)のバナーから商品ページをご覧下さい。

*ご注文頂いた際の返信メールは送料が値上げ前のものとなっております。
あらためて送料についてこちらからご連絡させて頂きますのでご了承下さい。

 

 -


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 阪急百貨店梅田本店「大江戸... | トップ | インターネットバーゲン、今... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

バッグ・小物」カテゴリの最新記事