スト決定

 焦点の一つとなっている来シーズンからの新規参入案件について、経営陣の意見は、受け入れに向けて「最大限の努力を」という選手会サイドの要求は受け入れられないけれど、「誠意をもって」審査するとのこと。

 何だか言葉遊びのようなこの溝が埋まらないのは、古田も言っていましたが、そもそも経営者サイドの「誠意」が信用できないからです。ならば経営陣は具体的に誠意を伝えるための方策をもっと提示すべきだったのではないでしょうか?
 ただいたずらに「ちゃんと審査はする」と繰り返しても、独断で合併を押し通した彼らの言葉を、選手が、ファンが信じられるわけはありません。ならば、どうしたら信じてもらえるのか? たとえば審査機構に選手会の人間を招き入れる、あるいは審査過程をすべて公開にして、ライブドアあるいは楽天への要望、そしてその回答を日の下に明らかにする。このぐらいのアイデアがなければ、彼らの口だけの「誠意」など信じられるはずはありません。

 今回の騒動の根っこがどこにあったのか? それが分かっていない経営者の間の抜けた強弁が、解決を遠ざけているようにしか思えません。
 明日、明後日のストはやむを得ないでしょう。選手会には、まだまだ戦いつづけながら、妥結点を見いだすための具体的提案を積極的に行ってもらいたいものです。
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