プロ野球:破滅への道

セ6、パ5の2リーグ制 もう1組の合併破たん=差替 (共同通信) - goo ニュース

 「5球団になると赤字が膨らむ」
 以前ロッテの重光オーナー代行が語っていましたが、それが現実のものとなりそうです。赤字で苦しいと、内情を明かさぬままに、台所の窮状を訴えるパシフィック各球団は、来期、さらに赤字を積み重ねるつもりでしょうか?

 この5球団制、そもそも近鉄とオリックスが合併を言い出した際にどの程度シミュレートされていたのか? 『球団譲渡』という選択肢を、一方的に破棄した経営者の皆様が、試合数が減り、保有選手数が増える中で、いかに運営を成り立たせていくのか見物です。

 と言うものの、最後の最後まで堤氏が「もう一つの合併」にこだわった所を見ると、彼らには来期のビジョンなどないと見るのが正解でしょう。ならば、球団削減を延期して、12球団を維持する方が正解だと思うのが一般の神経。

 近鉄球団を、ナベツネが知っているというどこかの会社に譲渡する。機構サイドから近鉄とオリックスに支援金を貸し付ける、ライブドアが設立すると吠えている新球団の加盟を認可する。いくつか方法はあるはず。
 もっとも3番目の方法はバファローズと現ブルーウェーブがなくなるという意味では、あまり歓迎ではないのですが、それでも球団が減るよりはずっといい。

 悪巧みをしたものの、それが思惑からはずれているのならば、道を引き返すこともビジネスの常道だと思うのですが、このままならば、パシフィックリーグとプロ野球は確実に破滅への道を突き進むことになってしまいます。
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