宇宙船地球丸

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自国民を黙らせるために「掃海母船」を派遣した安倍晋三

2007-05-12 10:34:17 | くらし
 先日(5/11)のきっこの日記の 「沖縄の海と平和を守ろう!」を読んだ後、文中の自衛隊に関する記述だけは、にわかに信じることが出来なかったのですが、事実だったようです。
 私は現在の日本は、第二次世界大戦終結後60年以上経過していますが、未だにアメリカの軍事支配下から抜け出していない植民地だと認識していますので、日本の首相がアメリカからの軍事的な協力要請に対して、全面的に反抗する事が出来ないのは致し方ないとは思っているのですが、現首相の安倍ジョンイルこと安倍晋三が、自国民の反政府抗議活動を排除する為に、海上自衛隊所属の艦船を派遣する命令を下すほどの「気がふれている」人間だとは思っていませんでした。

 何と安倍ジョンイルは、沖縄県名護市辺野古周辺の海岸で、米軍の海上ヘリ基地建設に反対している人々の小型漁船やカヌーを排除する為に、海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」の派遣命令を下したのです。
(以下転載)

 ◇◇自衛隊掃海母艦が沖縄近海へ◇◇(by OTV沖縄テレビ)
 海上自衛隊の掃海(そうかい)母艦「ぶんご」が今日横須賀港から沖縄近海にむけて出港しました。掃海(そうかい)母艦「ぶんご」は、来週にもはじまるキャンプシュワブ周辺海域での事前調査の為の機材設置作業を支援するものと見られています。
 普天間基地の移設にむけて、那覇防衛施設局ではキャンプシュワブ周辺海域で、先月から事前調査の準備作業に着手していて、本格的な調査に向けて、来週にも調査機器を海底に設置するものと見られています。掃海(そうかい)母艦「ぶんご」は、ゴムボートや空気ボンベ、潜水員をのせた後、きょう午前8時30分頃横須賀港を出港したということです。掃海(そうかい)母艦「ぶんご」は沖縄近海をめざしていて、来週にも行われる調査機器の設置を支援するものと見られています。防衛施設局の事前調査で海上自衛隊が関与するのは極めて異例な事です。(転載終わり)

 また今回の事態は、当初那覇防衛施設局長からの、県警と海上保安庁に対する警備要請だったようなのですが、途中で誰かからの指示で海上自衛隊の掃海母船派遣という「大事」に変更されたというのが、今回の掃海母船派遣に至った正確な流れのようです。(以下転載)

 海自動員可能性を示唆 辺野古事前調査で官房長官(by 琉球新報)
 【東京】塩崎恭久官房長官は10日午前の定例記者会見で、4月末から着手している米軍普天間飛行場移設先周辺の環境現況調査(事前調査)の作業で、海上自衛隊員を動員する可能性を示唆した。関係者によると、潜水士として動員される可能性がある。 塩崎長官は、海自を動員するとの一部報道について「方針を決めたとはまだ聞いていない。一般論で言えば、反対運動や反対行為を排除しようという任務は、警察、海上保安庁が負っており、自衛隊は負っていない。報道として不正確な話ではないか」と述べ、県警や海保とともに警備に加わるわけではないとの認識を示した。
 ただ「(海自隊員を)施設庁の身分として、今言ったような作業をやる可能性はあるかも分からない」と述べ、事前調査作業で海自を動員する可能性には触れた。
 佐藤勉那覇防衛施設局長は事前調査着手に先立ち、県警と海保に警備を要請している。(5/11 9:47)(転載終わり)

 海上自衛隊の掃海部隊とは、港湾や航路に敷設された機雷などの海上における危険物を排除して、航行する船舶の安全を確保する事を主な任務とする部隊ですので、掃海部隊の掃海母艦が辺野古の海に派遣されると言うことは、派遣命令を下した安倍ジョンイルは、辺野古の海でアメリカ軍海上基地建設を反対している人々の事を、爆弾等で海上を航行する船舶を破壊する恐れがある「危険物」や、「テロリスト」と同等だと思っているのでしょう。

 現在の海上自衛隊掃海隊群司令の加藤耕司海将補は、今回自身の上官から辺野古の海に向けて「掃海母艦ぶんご」を派遣するよう命令を下された時、きっと心の中で「何故だ!」と叫ばれたことと思います。

 殆どのマスコミが、今回の辺野古の海への海上自衛隊の掃海母艦派遣に関して、重大な事態であると捉えて報道していないので、有権者の多くは今回の事態の重要性を認識しないまま、夏の参議院選挙を迎えると思います。
 私は今回の事態も、憲法改正の為の国民投票法案の問題も、政治と金の問題も、年金の問題も、その他国政に関わる全て問題は、夏の参議院選挙において、野党勢力が過半数以上の議席を獲得しなければ、一歩も事態は好転しないと認識していますので、今後益々日常会話の中で政治的な話題を取り上げようと思う次第です。
 他方、今度沖縄に出掛ける機会があったら、普天間飛行場の県内移設推進派である、金の亡者のような顔つきの、仲井真弘多沖縄県知事と島袋吉和名護市長の両名の名前を、選挙の際に投票用紙に記入した有権者の方々から、何故彼らに投票したのかを一度じっくり聞いてみたい物です。


関連情報:ジュゴンネットワーク沖縄(暫定ブログ)

  ちゅら海をまもれ!沖縄・辺野古で座り込み中!

  沖縄・辺野古海上基地の問題を中心に


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