それは突然に・・・・【加筆・修正】

それは突然舞い降りた奇跡だったのかもしれない。
いつも傍らには叱咤激励する相棒も今日はいない・・・・

通いつめたゲーセンでさえも店長さんをはじめ仲の良い
店員さんの姿を見ることもない・・・・

ブログを始めて一ヵ月半が経過したがこのゲーセンでスパイクアウト
をプレイするのはそれよりもずっと昔からだ。

そんな過去を振り返っても、今日ほど寂しくスパイクアウトを
プレイする日も珍しいかもしれない。

いつものように誰も居ないスパイクアウトのコーナーで１００円玉を
数枚積み上げ、プレイを開始する。


「今日こそクリアしてやる。」


なんて片意地張った気持は微塵もない。
ただ、願わくば船長を安定して越えられるパターンはないか・・・・
なんてことを思いながら いつものように自身の分身であるスパイクは
画面を駆け回っていた。

最近では「クリア出来そうで出来ない」もどかしや「安定しないプレイ」
内容に少し疲れていたのかもしれない。
船長を越えたことさえも、そう気にも留めずプレイを続けていた。

４－１を越え、黒い３人組も今日は大人しかった。
インメルマン戦のことは記憶にほとんど残っていない・・・・

劇場に到達した時点で己に負けていたのだと思う。
急に消極的になり、ザコ戦で体力半分を削られ、ボス戦に突入時には
ＳＰも４個だったと思う。
完全にいつものパターンだ・・・・と「負のイメージ」が脳裏をかすめる。

しかし、暫く立ち回った後に気付けばベルヘルム、ロドリゲスは画面
から姿を消していた。ＳＰを無我夢中で使い切ったことだけは鮮明に
憶えている。情けない程の悪あがきだった。

そして、シュナイダーとの一騎打ち。
こちらの体力は残１割程度、ＳＰはもう無い。

しかし、シュナイダーも今日は勝ちを私に譲ってくれたようだ。
少し嬉しかった。

それはそうだろう、通しで劇場越えは過去を振り返っても５本の指に
収まる程度なのだから。

しかし前回のミカエルでのミスやベリアルのＴＯなど悪夢が次々と
脳裏をかすめプレイに陰りが見え始めた。


今日ほど隣に相棒が居たらなぁ・・・・と思ったことはなかった。


無心でザコを捌く・・・・いつしかベリアルも画面から姿を消した・・・・


何百回スパイクアウトというゲームをプレイしたのだろう・・・・
しかし、驚く程クライマックスまで辿りつくことは少ない。

ミカエル戦・・・・・・・・

開始時はＳＰ３個、ＫＯ数４１０だったような気がする。

そして・・・・・・・・・・
これだけは鮮明に目に焼きつけてきた。

瀕死の体力になったミカエルを角に追い詰め、自らが落とした
剣を受け、気絶し、もがく我が宿敵。
スパイクは全身に青白いオーラを静かにまとい、一歩また一歩と
距離を縮めた。

どれ程この時を待ち望んだことだろう。
今までの溢れんばかりの思いを込め、渾身の一撃(Ｃ４)を放った。

「終った・・・・」

誰もいないスパイクアウトのコーナーにミカエルの断末魔がこだました。





今日の結果

裏シップ、スパイク
ノーミス・クリア
ＫＯ数：４２８
スコアネーム：ＯＳＮ
スコアPTS：2,275,515


相棒に携帯でクリアをしたことをメールした。
間髪入れずに返事が戻ってきた。

たった一言だけ・・・・


「お疲れ様。本当におめでとう」


共に歩んだ戦友からの最高の賛辞に思わず泣きそうになった。
たかがゲームなのに・・・・・・




ノーマル編・完結　2009-05-10



【加筆・修正について】

少し興奮が冷めてきて読み返し、文章のおかしいところ、また
思い出したことを加筆・修正しました。
本当に応援して下さった皆様、ありがとうございました。

ノーマル編はひとまず、これにて終了します。
まぐれであったとしても、それはそれで真摯に受け止めています。
次回からはハード編に突入します。

これからもつまらない日記ではありますが、スパイカーの方々に
ご覧いただけるように努力してまいります。　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　管理人：おっさん