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89NSR250R (MC18) クランクセンターシール チェック!

2012-08-13 | 89 NSR250R (終了)

 

最近NSRの調子が悪く、アイドリングが安定しなかったり&片肺になったりするんで

バラして原因を調べてみました。

 

 

プラグやキャブレターやイグニションコイルなどは問題無し・・

 

残る原因の可能性は、クランクシャフトのセンターシール。。

 

NSRのエンジンの弱点の代表的なもので、クランクシャフトのセンターシール抜けがあります。

クランクシャフトのセンターシールが抜けると、リア側シリンダーの混合気がフロント側の

シリンダーに流出します。

 

そうなると片肺、アイドリング不調、低速でのエンスト多発、高回転時でのエンジン焼きつき

などが起こるそうです。。

NSRのトラブルの中では一番厄介なものと言えると思います。

 

ちなみにこのクランクのセンターシールはメーカー生産終了品らしいので、新品では

入手は不可らしいです・・

 

 

ちなみにクランクのセンターシールとは、写真の矢印のベアリングのサイドに

付いているゴムパッキンのような物です。

 

このシールが逝っていると、エンジンご臨終となってしまうので、そうなっていないことを願いつつ

センターシールの抜けチェックを行いたいと思います。

 

 

キャブレターを外し、リードバルブも取り外します。

 

 

こちらが外したリードバルブ

 

チェックしましたが異常はありませんでした。

 

 

こちらはクランクシャフト

 

左がリアバンク、右がフロントバンクです。

 

このクランクシャフトの真ん中にあるセンターシールが無事であることを祈りたいです

 

 

こちらはフロント側のシリンダーです。

 

センターシールの抜けを調べるためには、フロントバンクのシリンダーとチャンバーを

取り外す必要があります。

 

その他にも、RCバルブ、ラジエターホース(冷却水も抜く)も取り外します。

 

 

シリンダーヘッドも特に異常なし。

 

 

準備が出来たら、ガソリン&オイルを50:50で混合した燃料を用意します。

 

この辺はネットで調べました

 

 

そして、混合した燃料をリアバンク側から流します。

 

燃料を満杯まで入れて、時々クランクを回して20~30分くらい置いて

 

フロントバンク側の排気口から燃料が滲んだり、漏れてこなければセンターシールは

大丈夫らしいんですが・・

 

 

ジャ~~~

 

 

な・・なんと、リアバンク側から混合燃料を入れた瞬間に、フロントバンクの排気側から

燃料が噴出してきました

 

まだシリンダーも抜いていないのに・・

 

瞬殺でセンターシールが逝っちゃっているのが確認できました

 

ご臨終コースです・・

 

 

クランクのセンターシールは生産が終っているので純正品は手に入りません。

 

なので内燃機加工屋さん(ボーリング加工)でクランクを再生してもらって

 

NSR等を手がけている専門ショップに組んでもらうか、それかエンジンを載せ替えるか・・

 

どっちにしても中古のNSRが買えちゃうくらいの出費になってしまうので

 

よーく考えてから判断したいと思います。。

 

 

 

あ~あ、マジでセンターシール抜けとは・・・ 悲しすぎるぜ

 

しばらくはスペイシーを乗り回して現実逃避をしたいと思います

 

コメント (8)
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