エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

「クスリ」か「毒」か

2020-10-06 07:49:51 | “現代医学の功罪” 関連

「飲酒は 20歳を過ぎてから」日本の法律は、成人が “” を飲む事を禁じていません。 モラルに反しなければ、飲んで酔うのは自由です。 寧ろ、昨今のテレビ・コマーシャルを観ると、“ビール” を飲む事を推奨している様に感じます。 いいのでしょうか? アルコール類は 一定量を超えると、脳細胞を麻痺させる “毒物” に変化するのです! 

何も、酒類を否定するのではありません。 私自身 50年も、日本酒・ウイスキー・焼酎を飲み続けた いわゆる “アル中” です。 若い頃は、疲労回復や食欲増進の為に、多少は効果があった様に思います。 しかし アルコールの毒素は、年と共に身体を蝕む “元凶” になります。 事実、酒が原因の病気もありました。 出来れば、飲まない方がいい!

我々には、アルコール以外の“刺激”はないのか? あります。 飲むと元気になり、一時の安堵感を味わえる “クスリ” です!  ただし 法律上、麻薬・媚薬・覚醒剤・大麻 などは禁止されています。 許されるのは、薬事法で認められた毒物が含有する “クスリ” だけです。 その線引きは、時代によって変化します。 昨日は“クスリ”で 今日は“毒”と、その判定基準は曖昧です!   

◎ 疲労回復に「ヒロポン」

 

覚醒剤は、明治26年に日本の薬学者によって開発されたクスリです。 当時はヒロポン(メタンフェタミン)の商品名で、疲労回復や不眠剤として店頭販売していた様です。 ヒロポンの乱用や中毒が社会問題になり、昭和26年(私の生まれた年)に販売および使用禁止になっています。 しかし「安く造れて高く売れる」こんな優れた商品はありません。 だから、大量に造って大金を稼ぎたいと思うのが世の常です。 覚醒剤を密造するのは、闇の組織だけではありません。 医療においても、麻薬・毒薬・覚醒剤 が “稼ぎ頭”である事は間違いありません。「毒を以て毒を制す」こんな分かり易い経済活動は、医療であり医薬の “特権” です!

◎ 究極の痛み止め「モルヒネ」   

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私は 30年ほど前、病院で モルヒネ を5本打った事があります。 大病でも大怪我でもなく、激痛を伴うだけの“尿管結石”でした。 ベテランの担当医は、診察のあと痛み止めを時間をおいて2本注射した後、躊躇なくモルヒネ を打ってくれました。 激痛も30分ほど安静にしていると、不思議と消え失せます。 5回目の発作で病院へ向かうと、担当医が不在で若い医者が替わって診察しました。 カルテを見て「モルヒネの量が多い様ですネ」と、中々モルヒネを打ってくれませんでした。 しかし 激痛は治まらず、結果的に若い医者も止む無くモルヒネを使いました。 尿管結石の治療薬は、麻薬以外なかったのでしょうか?(看護師さんは、ビールを大量に飲めば早く治ると進言してくれました) そんなアドバイスも、適切かつ有意義な療法だと感心しました。

その後、結石は膀胱に落ち尿と共に排出しました。 激痛を止める為だけに、5本のモルヒネは一体何だったのでしょうか? 医療として認められていたとしても、治療法が麻薬しかないと判断する医者の、呆れた選択に疑問を持ちます! 麻薬は、常にリスクが存在する事を忘れています。 尿管結石が完治の後、モルヒネ中毒で肉体的にも精神的にも障害を受けました。 約半年、体調不良に悩まされたのです。 どうして、アヘンコカインなど中枢神経を侵す麻薬がクスリなのか? 何でもありの現行医療に、不信や疑問を持つのは私一人でしょうか?

「酒」も「クスリ」も 適量であれば、身体を癒す効果はあります。 ただし  酒やクスリを、飲み続ける事に大きな “リスク” が存在します。 場合によっては「飲むのを止めますか、それとも人間止めますか」クスリを 酒と同等に扱うのは “タブー” かも知れません。 単なる “独断と偏見” です!

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