エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

『 Roots / ルーツ 』

2020-06-15 08:35:56 | “アイヌ文化”関連
今、アメリカ合衆国は白人警察官が黒人男性を 公然と“圧迫死”させた事件を切っ掛けに、“人種差別問題”が沸騰しています。 その流れは、全米は元より世界中がアメリカ人(白人)の横暴を、大きな社会問題として動き始めた様です。 「コロナ禍」で、最大の感染者と死亡者を出したアメリカに対する批判と、トランプ大統領の暴言が齎した結果だと思います。 自国民の抗議デモを、州兵や軍隊を投じて鎮圧しようとする暴君「トランプ大統領」に、大多数のアメリカ人(他国民)が半旗を掲げたのです。 アメリカの大統領が、“民主主義”を冒涜するのですから、当然の成り行きです! 
アメリカにおける“人種差別”は、アメリカ大陸を発見した「コロンブス」の時代に遡ります。 大航海時代、アフリカの現地人を“黒人奴隷”として、アメリカ大陸に送り込んだのが「コロンブス」でした。 大勢のアフリカ人に対し、自由と人権を奪い 過酷な労働を強いた様です。 その「コロンブス」が、アメリカでは英雄として無数の銅像が建てられているのですから、自由と平等を掲げるアメリカ人の感性は歪んでいます。 また、生まれ故郷を奪われた先住民族:“インディアン”や“イヌイット”(旧・エスキモー)の人権問題もあります。 それらが「コロナ禍」で再現し「コロンブス像」の破壊に繋がった様です。 これは、単なる嵐の前触れかも知れません!    

◎赤いペンキを掛けられ破壊された「コロンブス像」

1977年、アメリカでテレビ放映された『 Roots / ルーツ 』を覚えているでしょうか? 主人公の「クンタキンテ」が、先祖の歴史を辿る壮大な物語で、アメリカ人の半数(視聴率51%)が観たとされる“伝説のドラマ”です。 原作者本人のルーツを基にしたノンフィクション作品で、半年後に日本でもゴールデン・タイムに放映されました。 第一部は、先祖の“アフリカ時代”まで遡り アフリカの部族まで辿り着く構成でした。 第二部は、“南北戦争”前後のアメリカを舞台とする近代史を描いた構成でした。 ドラマは、アメリカ人(白人)の差別・暴力・横暴を問題視していましたが「リンカーン大統領」が宣言した自由・平等によって黒人(奴隷)は救われ、今に至っているとの結論だった様に記憶しています?(全巻観ていないので ストーリーはおぼろげ)

◎ 右が主人公「クンタ・キンテ」の少年時代


あれから43年、アメリカは変わったのでしょうか? 自らが黒人である前「オバマ大統領」の登場で、人種差別問題を概ね解決したと思いました。 しかし 現「トランプ大統領」は、“白人至上主義”を持ち出しアメリカ人の良心を変えてしまったか? 「アメリカ・ファースト」! 順調な「トランプ大統領」を襲ったのは、事もあろうに“新型コロナウイルス”でした。 病原菌までも「トランプ大統領」の暴言・暴走を許さなかった? 11月の大統領選挙で、アメリカ人の総意が示される筈です。 「トランプ大統領:ホワイトハウス退場」と !
民族差別問題”は、日本でも存在します。 在日朝鮮人や在日中国人は、移民でも亡命者でもありません。 つい最近まで存在した「土人保護法」は、一体誰の為の法律だったのか? 日本にも「コロンブス」に匹敵する人物は 確実におります!   

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