エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

幻のジャズ喫茶「ファイブスポット」

2020-02-03 09:22:41 | 日記

◎「ファイブスポット」の入り口に立つ「いその てるお」


1970年代(半世紀前)閉店したジャズ喫茶「ファイブスポット」を、知っている人は少ないと思います。 東横線自由が丘駅から西に50メートル程、ビルの地下2階にジャズ評論家「いその てるお」が経営するジャズ喫茶がありました。 一時期 近くに住んでいたので、ジャズが好きな友達と夜な夜な通ったものです。 昼間は音楽喫茶ですが 夜はパブで、不定期にジャズのライブがありました。 私達は、勿論 ライブが目的でした。  新人やベテランアーチストや外国人のアーチストと出演者は多彩でしたが、覚えているのは「鈴木勲カルテット」くらいです。 いつもウイスキーの水割りを注文していましたが、料金は決して高くなかったと記憶しています。 2~3杯の水割りで、2時間も演奏を聴けるのですから安いのは当然です。 客層は様々で、一般人から音楽家までいつも満員でした。

兎に角、“ジャズ”が好きでした。 特に、生演奏の迫力に魅了されました。 “トリオ”良し“カルテット”良し、3~4人で奏でる楽曲は個々の演奏テクニックを、リズム・メロディー・ハーモニーで、オーケストラ並みに盛り上げるのです。 ピアノ・ドラム・トランペット・・・ それぞれが個性を発揮しつつ、一つの曲を完成するプロセスが好きでした。 

その頃 ジャズ好きな友達と二人で、様々なコンサートを巡りました。 渋谷・道玄坂の「ジャンジャン」は、ジャズのある日を常にチェックしながら、興味あるグループが出演する日は、仕事を差し置いても出掛けたものです。 一番の思い出は、夏の日曜日に日比谷野外公会堂で開催された“ジャズ・フェスティバル”です。 勇んで出かけました。 情報通の友達は、公会堂の手前でポケットから、二人分の汚れた軍手を出しました。 友達「この軍手をつけて、スタッフの通用口から関係者を装って入る」 私「演奏を、ステージの裏から聞くのか」 友達「その通り、タダで音楽だけ聴くのだ(笑)」 結局、約2時間 舞台裏からジャズを聴きました。(無賃聴取) ミュージシャンの多くは、ほぼ普段着姿でスタッフと見分けが付きませんでした。 顔を見て分ったのは、ジャズ・ピアニスト「山下 陽介」くらいでした。

◎「ファイブスポット」で何度か見掛けた「大橋 巨泉」
深夜ワイドショーの先駆け「イレブンピーエム(11pm)」の司会者で ジャズ評論家でもあった「大橋」は、当時から人気がありました。「いその てるお」とは、仲が良かったと思います。

ジャズ喫茶「ファイブスポット」の上階に、高級中華料理店“桜蘭”がありました。 その店は、プロ野球・巨人軍(ジャイアンツ)現役選手の食事処でした。 当時、最強(V9)軍団でしたので、マスコミの目が届かない“隠れ家的”な場所が必要だったのでしょう。 なぜ“自由が丘の中華料理店”と言うと、“多摩川二軍ファーム”から約 3Kmと近く、「長嶋 茂雄」や「王 貞治」の自宅が、“田園調布”なので目と鼻の先だったからだと思います。(巨人軍の一軍選手も、多摩川の二軍ファームで練習する事が、結構ありました) そんな事で、「大橋 泉」と「人軍選手」の私的交流は、自由が丘「ファイブスポット」&「桜蘭」にあったと想像します。

「中村は、ずいぶん古い情報を知っているな・・・」 それは、高齢だからです。

◎ 多分「笑福亭 鶴瓶」や「三浦 友和」と “同級生”
     


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