16時少し前に宮崎ICへ入って、鹿児島の仙嶽園前に着いたのが18時少し前でした。
既に専用駐車場は閉鎖されていました。
そして更に、もう一つ。
ものはついでと、鹿児島熱帯植物園に向かいます。
しかし、そこにはもうあの頃の植物園はありませんでした。
6年前に来たときは、植物園の温室で熱帯スイレンの写真を撮ったりしたのですが、今は錆びた色に閉鎖された温室が空を仰ぎ、地下駐車場の入口に「かごしま熱帯植物園」の掲示板だけが残っていました。
「帰宅したら、ホームページのリストから外さなくては」
ちょっと寂しい現実でした。
何れにしても、本日の旅はこれにておしまい。
さてさて、どうしようかな~。
前回来たときは、鹿児島市内で黒豚の炭焼きが美味かったけど、明日のスケジュールを考えると、今日中に指宿まで行っておいたほうが良さそうです。
腹も減ったし、風呂に入ってさっぱりしたい。
で、とりあえず、偶然見付けた定食屋のひじき、鯖味噌煮、冷奴などで夕食を済ませ、風呂屋を探しました。
指宿にも日帰温泉はあるでしょうが、ここから走ると20時を過ぎてしまい、営業時間に間に合わない可能性があります。
今日は何としても風呂に入りたいので、鹿児島市内で何とかしなければ。
まずは、ロードマップ上に見つけた鹿児島大学周辺を当たることにしました。
大学周辺→学生居住→安アパート→銭湯 という推理です。
しかし丘の上に建つ鹿児島大学とその付属病院の周辺を走ってみても、小奇麗な住宅街が広がるばかりで、私がイメージした、銭湯の建つ下宿街のような情景は全く見当たりませんでした。
そうですか。
すぐ失敗に気付きました。
「私の学生時代とは違って、今の学生は風呂が無いボロアパートなんかには住まないんだ!」
(今、冷静に考えれば、アッタリマエですよネ!)
苦笑いを浮かべて、すぐに作戦変更です。
次は、郊外へと続く主要道路に沿う市街外れを20分ほど探すと、ありました。
見付けた「いろはの湯」の入浴料は370円。
19時半頃だったでしょうか、幼い子供を連れた家族の笑い声が、郊外の風呂に満ち溢れていました。
そして、これがほんとにいいお風呂でした。最高です。
充実した、大満足の一日を暖かいお風呂で締めくくることができました。
ホントに長生きしそうです。