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【珈琲】『ブルーボトルコーヒー』、その欠点豆とハンドピックと。

2015年03月02日 | *COFFEE / CAFE*



昨日、清澄白河『ブルーボトルコーヒー』に行ってきた記事を書きました。

【珈琲】『ブルーボトルコーヒー』(清澄白河)に行ってきました♪ - *begejstring for DANMARK*


で、お気付きの方も多かったと思いますが、コーヒーの味については全く触れてません(笑)

その辺についても含め、この記事でまとめて書きたかったのでわざと書きませんでした。


それに、事前のネット上での情報によると、どうやらブルボの豆は欠点豆が非常に多い、と。

それなら……実際に自分で調べてみようじゃないか、と思いました。


けれどもこれはブルボをけなすために書く記事ではなく、サードウェーブの代表と言われている海外のブルボをはじめとした有名店や日本国内の自家焙煎を謳っているお店でも店舗によってまったく違うんだよ、ということを書きたいと思いまして(最初に謝っておきますが、私は話がよく飛ぶのでわかりにくかったらすいません。あと、最後にまとまってなかったらすいません……(;´Д`))。

欠点豆が本当に多く含まれていたとしてもそれでもブルボの行列はまだまだ続くでしょうし、かなり厳しくハンドピックし、その日の気候条件等を考えながら自分の手で豆の種類ごとに変えて自家焙煎しているお店でも平日1時間以上並んで待つことはない、というのも事実。


そんなことを考えつつ、以下につらつらと書き連ねていきたいと思います。


まずは改めて、私のコーヒー歴的なものを(これを書かないとみなさんの判断ができないと思いましてw)。

・素人です。ただのコーヒー好きです。カフェとかで働いたことはありません。

・現在は、自分で生豆を取り寄せて家で手網による自家焙煎を週1〜2回実施(最近はサボり気味)。

・自家焙煎の際は必ずハンドピックしてから(独学で勉強)。

・コーヒーの焙煎自体は、プロの方々に混じり焙煎機を実際に使ったセミナーに行って勉強した経験あり。

・コーヒー自体のカッピングも、やはりプロの方々に混じりいろんな場所での有料カッピングセミナー等に通った経験あり。

こんな私の素人の目から見た判断ですので、もし間違っていたらお許しを。



【ハンドピックについて】

ハンドピックをする理由は大きく2つの理由があるかと思います。

欠点豆を取り除く」というのがまず1つ。

そして「焙煎する時に均一に火が通るように大きさを整える」というのが2つ目。


1つ目の欠点豆については特に、この作業をしないとカビた豆等が入っていたり、リオ臭など1粒でも混入してようなものなら他のすべての豆の味や香りがダメになってしまうほど酷いので、これらを防ぐために行うもの。

この作業を行っている店舗は必ずと言ってもいいほどHP上でその旨を宣伝していると思います(かなりの宣伝になるはずなのに書いてないとしてハンドピックしていない可能性が高い)。


2つ目の豆の大きさを整える作業は、正直ここまで行っている店舗は少ないですが、でもかなり厳しく選定しているところは大きさが全然違うということでピーベリーも抜いているようです。

また、貝殻豆に関しては店舗によっては欠点豆とはせず、通常の豆として扱ったりとまちまちのようです。



【今回のハンドピックについて】

・あくまで私の目線で、甘めにハンドピックしたつもりです。けれどもこの基準は店舗の方針や個人の判定でまったく違うので、もっと甘い場合もあるでしょうし2倍〜4倍くらい厳しくハンドピックしているところもあるかと思います。

ピーベリーは抜いてません。

・貝殻豆はすべて抜いてます。



【ハンドピック参考記事】

なぜ選別(ハンドピック)をするの? - アウベルラボ:みんなで楽しむアウベル研究室

ハンドピックについて - 設計屋のブログ

欠点豆とハンドピックした豆の飲み比べ。 洲脇 大輔 (珈琲の富田屋) - スタイルストア つくり手・えらび手ブログ [スタイルストア]



ではやっと、ブロボの豆の話。






さて、実際はどんなものでしょうか?






ゲイシャ(1袋3800円)、その他3袋(1800〜1900円)と、この日はシングルオリジンはこの4種だったのでそれを全部購入しました。それとグラノーラも好きなので一緒に購入。

ブレンド豆やエスプレッソ用は買いません。






昨日もご紹介しましたが、ブルボで使われているドリップスケール『acaia』を使ってさっそく計測していきます。

……とその前に、このacaia、ブルボでは21800円で販売しているのですが、昨日も書いた通り私はあらかじめKickstarterで資金援助していたので日本への配送料込みでも69ドル(配送料抜かすと49ドル)で購入、しかもその時は割と円高の時期だったのでかなり安く入手できました。

単体価格で見ればハリオのドリップスケールとそんなに変わらない金額だったのが実際に日本で販売されてみるとこれだけの値段になってしまうので、もちろん今の円安も大きいでしょうが、やはりKickstarterのような資金調達サイトって“うまく当たれば”“お互いに”大きいなぁと思いました。もちろん、失敗することも多いですが。


閑話休題。












測り方が測り方なので多少の誤差が出るのはしょうがないのですが、基準は200グラムとするのがよいのでしょう。


そうそう、今回買った4種類の豆というのは、

◎パナマ・ボケテ・エスメラルダ・ゲイシャ

◎コスタリカ・ディビノ・ニーニョ

◎ケニア・ニエリ・ガザイジ

◎パプアニューギニア・ワギ・バリー・ハニー

です。



では、ハンドピックをそれぞれ行っていきます。

以下の写真が抜いていった欠点豆。









4種の豆の中で特徴的だったのが、やはり『ケニア・ニエリ・ガザイジ』。

よく言われている通り、貝殻豆の含有率が高かったのでびっくりしました(写真の3枚目)。

ちなみに、ゲイシャは1枚目でニーニョが2枚目です(もう1種のは写真撮り忘れ)。



そのほか、4種の豆共に共通していたのがこういう豆たち。







ナイフか何かで切ったかのような切り口やキズある豆が結構多かったこと。

もしくは、変な形で潰れている豆とか。

なんでしょう? 機械とかで果肉をそぎ落としてるのでしょうか?

他ではここまでキズとかが付いているのは見たことないので疑問でした。



あともう1つ、これも4種とも共通だったのは、豆の形がよくないというか、あまりきれいな丸みでないというか、シワが伸びてない感じというか、非常に違和感のある豆が多い気がしたこと(なんというか、全体的にシワシワしている)。

これはどうやら、焙煎が甘いというか芯までちゃんと均一に火が通ってない証拠というか、そういうもののようです。



それでは……肝心の、欠点豆含有率(なちこ調べ)。

豆の名前/欠点豆のグラム/欠点豆の含有率(200グラムとして。四捨五入してます) の順です。


◎パナマ・ボケテ・エスメラルダ・ゲイシャ/7.9グラム/約4%

◎コスタリカ・ディビノ・ニーニョ/6.4グラム/約3%

◎ケニア・ニエリ・ガザイジ/16.7グラム/約8%

◎パプアニューギニア・ワギ・バリー・ハニー/19.2グラム/約10%


……いかがでしょうか?(;・∀・)

思ったより多い? 少ない?


ケニアとかパプアニューギニアのなんて、もっと厳しく欠点豆を取り除いたら……と思うとちょっと、いやかなり怖いですね(滝汗)

どちらの立場だとしても。



さて、結果としてこうなりましたが……後は消費者側がどうするか、ですよね。

せっかく買ったからこそ少しでも美味しく飲むために、私は自分の目で見て欠点豆を取り除きますが、逆に「せっかく高いお金を出して買ったのに取り除く(捨てる)のはモッタイナイ」と考える人が一般的な消費者で、こう考える人の方が日本ではまだ多いような気がします(ブルボに並んでいた時の周りの人の話の内容を聞いている限り、サードウェーブとかスペシャルティコーヒーなど、そういう言葉も含めて認知度が低い気がしました)。



私も捨てるのはもったいないので、小さめのメイソンジャーなどに入れてこんな感じでコーヒーキャンドルにしたりします。





ここに火を灯すと、下に敷かれたコーヒー豆もがあたたまってコーヒーの香りが漂うのでオススメです。






とはいえ、欠点豆を取り除いただけでも、おうちで淹れたコーヒーは美味しく飲めた気がします。

全4種飲みましたが、それぞれの豆の味がある程度は出ているので、まぁ素人にはわかりませんね、これは(爆) 

なんというか……プラシーボ効果?(笑)


ブルボ店舗で提供しているコーヒー自体もハンドピックしてないのかなと、これはあくまで予想ですが、やはり酸味が少し強めな気がしました。


とはいえ、私がもっとも残念だったのはエスプレッソ。






私がコーヒーというものにハマるきっかけとなったのはイタリア、そしてエスプレッソ!

そしてエスプレッソをより美味しくいただくための愛すべき相棒、それはズッケロ(イタリア語で砂糖の意味)!






わざわざイタリアから取り寄せてbondolfiのものを用意しろ、とまでは言いませんが、エスプレッソは淹れてすぐ、クレマが少しでも厚くクリーミーな甘くてまったりとした状態で飲みたいのに、カップにはズッケロは添えられず、カウンターから離れた、しかも通常のコーヒーとかと共有の、容器に入れられたブラウンシュガー(しかも振っても量が出ない)という……なんてこったい! 時間のロス! ブラウンシュガーもありえない!

あの! ズッケロの! 最後にデミタスに残るザラザラしたのをががっとスプーンですくって食べるのがまた美味しいのに!

エスプレッソのもう1つの楽しみを奪わないで!

お願いだから小袋で提供して!(といいつつ、個人の感想と希望です(;・∀・))



↑ブルボの本は、表紙をエスプレッソを抽出している状態をわざわざ選んでいるくらいだったのでかなり期待していただけに残念……(TωT)ノ

というか、もったいない?



ローマの老舗エスプレッソを代官山で。bondolfi boncaffe (TENOHA): 東京カフェデイズ

そうだ、よくよく考えたらさきほどのズッケロのメーカー、そのものズバリ『bondolfi boncaffe』が代官山に進出したので、ここも行かなくては。

てことは競合店だし、やはりここのズッケロはブルボはダメか……。

というかやはりエスプレッソは『bondolfi boncaffe』のように本場イタリアから来たとこのがやっぱりいいですねよw



Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)3号店を東京、代官山にオープン予定 TARTINE BAKERY& CAFE(タルティーンベーカリーカフェ)内 | the coffee brothers

まぁ、ブルボも3号店は代官山だし、ぜひ頑張って欲しいものです。



それに、フォーバレルも日本進出してきますしねぇ。

4大サードウェーブコーヒー『フォーバレルコーヒー』が日本初上陸!SFで人気 - macaroni

日本上陸予定!有名サードウェイブコーヒー Four Barrel Coffee/フォーバレルコーヒー総合86点 | SF BiteBite!


まだ他のショップも進出してきそうだし……今のままでは負けてしまうかもですよ、うん。


日本のカフェもかなり頑張ってますしね!



と、やっぱり、最初の予告通り話がまとまってませんがこの辺でやめときます(オイw






あ、そうだ、ブルボのグラノーラはおいしかったです、と最後に持ち上げておきます(笑) ←グラノーラ大好き!



……まぁ、私としてはまだまだ日本のコーヒーは美味しくなるとふんでいるので、もっと競合店ができて日本のコーヒー業界のレベルがもっともっと上がればいいな、と思います!(ごめんなさいw










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