私が勝手に、心の中で《コーヒーの師匠》と思っている『丸山珈琲』のオーナー丸山健太郎さんの本です。
スペシャルティコーヒーをこれから勉強したい!という初心者の方も、すでにたくさん勉強されている方も、どちらの方が読んでもためになる本ではないでしょうか。
目次を見ただけでも、その内容の濃密さがわかるはず!
とはいえもちろん、この本を読んだだけでコーヒーのすべてがわかるわけでは当然なく、あくまで《コーヒー》というものをいろいろな側面から語ってくれています。
年の3分の1以上、原産国を渡り歩いている丸山さんだからこそ、本から得た表面的な知識ではなく自身で体験した言葉で語っているので、非常に重みがあります。
先日私も行ったボリビア。
コーヒー豆原産国だから美味しいコーヒーが飲めるわけではない、ということが身に沁みましたが……その話はまたおいおい。
コーヒー1つで、その国の状況や歴史までがわかるのが面白いところ。
本のタイトルの一部にもある通り、今後《コーヒーショップの仕事》をしたいという方にもオススメです。
でも一番大事なのは、知識以上に経験だと思いますが。
コーヒー好きの人にはぜひ、読んでほしい本の1冊です。
【蛇足】
先週、自分で手網焙煎したコーヒー。ガテマラ・ウエウエテナンゴ。
30分ほども焙煎に時間がかかったので汗ダラダラでした……疲れた。
でも、なかなか美味しくできたので自分では満足です!(自己満足ですが)
……が、さらにその前の週に、豆は違う種類でしたが本格的に100g以上の豆を久しぶりに焙煎したら、なんと40分以上もかかってしまい、最後の方は立ちくらみが……(^◇^;) ←貧血気味なので立ちっぱなしはヤバイw
かと思うと、今日、先週と同じくウエウエテナンゴで同じ量、その他もすべて同じ状態(火の近さやその他もろもろ)で行ったにもかかわらず、なんと12分ほどで焙煎完了してしまったので……焙煎というものは本当に奥深いですね。
多分、気温や湿度が先週とまた違うからかなぁ……と。
自家焙煎を素人なりにでもやったことのある方は、日によって全然焙煎時間が変わってくる、というのはお分かりかと思うのですが。
ま、こういうのが、自家焙煎の醍醐味で楽しいところですよね!