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そよかぜノート

読書と詩の記録

「あなたが世界を変える日」

2006年01月06日 | book 児童書 絵本


■「あなたが世界を変える日」   セヴァン・カリス=スズキ/著 ナマケモノ倶楽部/編・訳 学陽書房
■ 「12歳の少女が 環境サミットで語った伝説のスピーチ」  
   「1992年6月11日。
   ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた  
   国連の地球環境サミット。  
   カナダ人の12歳の少女が、  
   いならぶ世界各国のリーダーたちを前に  
   わずか6分間のスピーチをした。   
   そのことばは、  
   人々の強い感動を呼び、世界中をかけめぐり、  
   いつしか「リオの伝説のスピーチ」と呼ばれるようになった。    
   「私たちひとりひとりの力が世界を変えていける」  
   ということを、  
   いまも世界中に伝えつづけている少女の言葉を、  
   あなたに届けます。」


■ 「どうやって直すかのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください」 

12才の彼女が言うことが、確かにうらもおもてもない、事実であることに、私たち大人は衝撃を受けるのです。頭の中でわかっていても、仕方ないんだ、難しい問題ですぐには答えは出ないんだ、理想と現実はちがうんだ、私たちはこう言いながら、先延ばしにしたり、そこから逃げているんだと思う。

■ 「家もなにもないひとりの子どもが、わかちあうことを考えているというのに、すべて  を持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。」 

私は物欲からは抜け出せない。あれもほしい、これもほしいといつも思っている。だれかに、すべてを投げ出して、環境のことを考えられるかと言われたら、下を向いてしまうだろう。車だってディーゼルエンジン、大好きな車だから、排気ガスが環境に悪いと言われても、捨てることはできない。偉そうなことは言えないけど、彼女が言っていることは最もだと思う。たぶん私が変われば世界が変わるよ、と彼女は言うだろう。 ひとつだけできることがある。彼女が言っているように、私自身もやっていることがある。それは争いをしないこと、なくすこと。話し合って解決をすること。けんかはいや、怒鳴り声もいや、やさしく冷静に問題を解決したい。



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