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■「水は答えを知っている」 江本勝/著 サンマーク出版
《story》
「その結晶にこめられたメッセージ」
波動測定という方法で水に関する研究をおこなってきた。水を氷結させてその結晶写真を撮り、写真集を出版。自費出版からのスタートだったが、そこから得られる感動が口コミで広がり、世界的なベストセラーとなる。水は物質の中でも特異なもので、さまざまなものを溶かすことができる。混ざり合い、包み込み、記憶していく。地表に降った雨は地中にしみこみ、何十年もかけて地中を流れ、再び地表に現れる。そして、見た目は同じ水でも、いろいろなものを抱え込む。もしかしたら、生物の、地球の、宇宙のすべての記憶を持っているのかもしれない。水はまるで生きているかのように、回りの波に呼応する。またその波も抱え込んでいる物が何であるかによってちがう。それを目に見えるようにしたのものが水の結晶である。きれいな水はきれいな結晶をつくる。塩素をたくさん含んだような水、汚れた水は、壊れた結晶になったり、全く結晶を作ることができなかったりする。また、言葉の波動、音楽の波動など、水は美しいもの優しいものに呼応し、きれいな結晶を作る。私たち人間の体は約70%が水でできている。それ故に、さまざまな水の呼応と同じように、いいものにはいい呼応となり、汚い言動に対しては歪んだ呼応となっていく。水が生物や地球や宇宙の基盤になっているように、私たちの体も水が基盤であり、美しい波動を得ることで私たちの心は生き生きしてくる。
◎ええ、そんなことがあるのか、と最初思った。「ありがとう」といい続けた水の結晶はきれいな形となり、「バカ」といい続けた水の結晶は崩れたり、結晶にならなかったりする。私たち人間の体は70%以上が水でできているから、これらの言葉で、体の中で同じような変化を起こしている。水はすべての基盤を成しているもの。美しい波動には美しいく反応する。そう言われると納得できる。もともと人間はいい言葉や美しいものに惹かれる性善説もその通りだと言える。
偶然だけど、自宅で還元水を作る機器を購入した。浄水だけでなく、電気分解して活性水素を作る機器だ。この本に載っているフランスのルルドの水と同じ成分らしい。
雲を消す実験もしてみた。雲は水でできているから、念じれば反応する。「雲が消えた」と念じたら、数分で消えてしまった。驚きだった。
水というものを科学的にとらえながら、心への作用を語っていて、素直に受け止めることができる。水の結晶の写真集を生協で頼むことにした。
◎瓶にご飯を入れたものを3つ用意する。一つ目は毎日「ありがとう」と声をかける。二つ目は毎日「バカ」と声をかける。三つ目は無視する。1ヶ月やり続けたら、3種類とも違った変化がおきた。一番早く腐っていったのは無視したもの。次が「バカ」と声をかけたもの。「ありがとう」は、なかなかくさらなかった。こんな実験をしてみると、言葉で人間が受ける影響がわかる。ごはんも水でできているから、美しい言葉汚い言葉に反応しているようだ。『無視』は汚い言葉を言われるよりもつらいことだということがよくわかる。
◎科学的に証明されているのでしょうか。気持ちはよくわかります。ある雑誌では、科学的に根拠がない、学校の道徳で扱うのはおかしいと批判がありました。凡人の私にはよくわかりません。