ダイスキ!!

今、何が必要か。楽しいって何だ?真面目すぎる自分が嫌い、こんがらがった頭を解きたい。綺麗なものを見るだけじゃ物足りないっ

島の遊び ナンコ

2010-02-07 | Weblog
幼かった頃、父は仲間達と一緒に

月に1回、『たのもし』で集まっていました。

『たのもし』とは、毎月一定の額を決めて

仲間同士で出し合って、順番にそのお金をもらいます。

例えば、12人で決めた金額が1万円なら

12万円を一括でもらえることになります。

もらうといっても、もともと自分のお金で

先にもらえば、借金を返して

後にもらえば、貯金を引き出すようなものです。


集まる楽しみ・・・飲む口実のような気がするのですが

その月に、まとまったお金が必要な時は

とても、助かりそう・・・。


私は加わったことはないのですが

今も、その風習は残っています。


その席で、いつも父達が表を手作りして

遊んでいたのが『ナンコ』。





なんだか、大盛り上がりしていたのを覚えています。



それが、昨日新築祝いに行ったお宅にあり

なつかしィ~と思いながら

そういえば、これって島だけの遊び?

と疑問に思ったのです。


これ自体、どこに売ってるの?

と聞いたら、住用にある手作りの家具屋さんにもあるけど

自分達は、名瀬の建具屋さんで買ったよ。

(お店の名前は忘れたらしい)


ほかの人達に、どこの遊び?と聞くと

奄美から南の遊びじゃない?


ナンコウ?ナンコ?

ナンコ。のはず・・・???


みんな、幼いころから当り前に目にしてきた光景なので

改めて考えたことは、ないみたい。

伝統的、遊び??? なんか、おもしろい!!



さてさて、そんな中、兄弟対決が始まりました。

事の発端は、これっ ↓





ダイッキライな2人は、これを賭けて勝負。


遊び方は2人対決で、それぞれ3本の棒(名前あるのかな?)

を後ろ手に持ち、手の中に隠して前に出します。





お互いの手の中にある棒を足した数を言い当てます。

チューク! (足して1本)

新築祝いということでムナ(0本)は無しだから

この可能性は消えます。

キョウデ!(兄弟)(2人、同じ本数を持っている。)

でも、2人は本当の兄弟なのでその言い方も無し。

こじつけルール 

下駄ん目! (足して2本)

これは、あり。

あとは、足した数を10倍にして、30、40、50、60と

言い当てます。



この、兄弟対決は

めっぽう勝負事に弱い弟(家の旦那でございます)が

先に言い当てる兄に、

『やり直し、やり直し 

『待った、待った 

『もう一回、もう一回 』と

出した手を引っ込める卑怯な手を使っても

1勝3敗・・・ボロ負け  で・・・





こっち向いてぇ~ 





巻き添えを食ったこの人も  





レーズン嫌いは、一生治りそうにないね (笑)


私も、挑戦しましたが

最初の一勝だけで、ほとんど勝てず

直感力のなさを経験不足のせいにしてました 


ちょっと、欲しくなったりして・・・

ちなみに、お値段は3万円だそうで  


マッチ棒でも、木の棒きれでも

6本あったら、どこででも楽しめるよね。

小学生も、中学生も楽しんでいました。


考えることはいいことだ  !!

改めて、島の遊びの面白さを味わった夜でした。
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