ダイスキ!!

今、何が必要か。楽しいって何だ?真面目すぎる自分が嫌い、こんがらがった頭を解きたい。綺麗なものを見るだけじゃ物足りないっ

欲しいもの・足りないもの

2010-09-24 | 子供時代→子供
友達のお家から帰ってきた蒼空。

「お母さん、〇〇ちゃんお人形買ってたよ。

 〇〇ちゃんのお母さんは、優しいんだよ。

 お誕生日じゃないのに何でも買ってくれるんだ。

 あーちゃんも、欲しいなー・・・」


持っているものを大事にしよう。

欲しいものは、きりがないから。

お誕生日やクリスマス、特別な日におもちゃは買おうね。



そんな受け答えをしながら、幼少時代のあることを思い出していました。

そして昨日、お店の買い出しに出掛ける車の中で

今まで誰にも言えなかったそのことを、夫に話しました。



確か幼稚園の頃、隣のお店が大掃除をしていたとき

そのお店に遊びに行って、そこらに転がっていたビー玉を

何気にポケットに入れて持ち帰りました。

とったらダメよ!!後ろから、そう言われたような記憶。



親は、私が何を取ったかも分からず、お金を払っていました。



小学校に入ってから、家は商売をしていたので

小銭の入った引き出しがあって、今度はそこからお金をとって

マンガ、ゲーム、お菓子、いろいろなものを買っていました。

それでも、親はしばらくは気付かずにいました。

いや、気付いていたのかもしれませんが・・・



ある日、友達が貸りたゲームを私が不在のうちに父に返していました。

その夜、ひどく怒られたとは思うのですが記憶はなく

ただ、うつ向いて泣く父の姿が、脳裏に焼きついています。



私は悪い子だ・・・その記憶と一緒に心に焼き付いたのかもしれない。

いい子になろう、いい子に。



ずっと、足りないものを探していた気がする。

それが何かも分らないままずっと・・・。

両親は、兄妹を育てることに一生懸命だった。

二人なりに、本当に愛してくれた。

私は二人がダイスキだった。



でも、私は寂しかった。

本当は、すごくすごく寂しかった。

もっと、いつもそばに居てほしかったし

たくさん遊んでほしかった。

足りないものは、お金で買えるものではなかった。



そう夫に話しながら、涙ぐんでしまっていました。



今は、本当に満ち足りていると思う。

足りないものを探さなくなった。

全てに、感謝できる。



今、親になって気付いたこと。

大切にしていこうと、そう心から思いました。

どんな心の痛みも、無駄じゃない。

そう確信した日でもありました。



幼い自分を抱きしめながら、子供たちをもっともっと抱き締めていこう・・・
コメント (2)
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